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美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


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カテゴリ:映画作品( 27 )

「花筐」@吉祥寺プラザ

第91回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画部門 第2位と監督賞を受賞したのが、
大林宣彦監督作品の「花筐」。

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大林監督のデビュー作「HOUSE/ハウス」(77年)より以前に書き上げられていたという
脚本が40年の時を経て、新たに息を吹き込まれて映画化された。
太平洋戦争勃発前夜を生きる若者たちの青春群像劇だ。

唐津に暮らす美しすぎる叔母(常磐貴子)の元に身を寄せることになった17歳の主人公・
榊山俊彦(窪塚俊介)。肺病を患う従姉妹の美那(矢作穂香)に淡い恋心を抱きながらも
その女友達と楽しく青春の日々を送る日々。。。
そして彼を取り巻く学友の鵜飼(真島真之介)と吉良(長塚圭史)、阿蘇(柄本時生)。。。
登場人物のそれぞれが個性的すぎるというかその描き方が良い意味でも悪い意味でも際だっている。
尤もそれがこの作品のテーマにつながる断片の一つでもあるのだろうけれど。。。


自分の命さえ自由にならない時代に、彼らは自分たちの未来に何を追い求めようとしたのか、
癌に冒され、余名宣告を受けながらも監督が完成させたこの作品は、
「この空の花」「野のなななのか」に続く“戦争三部作”のトリを飾るにふさわしい
重いテーマの作品でもある。


映像もストーリーも派手にすごすぎてミョーに疲れたけど、監督のいわんとしていることは
すごいジワジワと全身に染みいってきた。
全身を癌に冒されながらもこの作品に込めた想いは素晴らしすぎる。
何度も登場するバラの花=「血」のオマージュは反戦への想いの象徴に他ならない。。。



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by forestkoro1015 | 2018-02-03 19:40 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)
ご存じ「新参者」シリーズの完結編。
日本橋署の刑事・加賀恭一郎。。。彼は何故、16年もの間、一刑事として日本橋署に留まるのか、
長年にわたる父との確執、母の失踪の本当の原因等々、ヴェールに包まれていた彼の過去が
ついにこの最終章で明らかになる。
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かつて舞台女優として活躍し、今は日本橋の明治座で舞台を手がける女性演出家(松嶋菜々子)。
彼女の謎に包まれた生い立ちと加賀との接点・関わりを軸にストーリーは展開していく。

失踪した加賀の母が暮らしていた仙台、浅居博美(松嶋)の出身地・琵琶湖、そして北陸・能登。。。
そしてカレンダーに残された東京の12の橋の名前・・・。

劇中のシーンはめまぐるしく次々と移り変わっていくのだけれど、ストーリーが巧みかつ綿密に
練り込まれているので、違和感はない。文字通り、手に汗握る展開だった(笑)。


「砂の器」を彷彿とさせる親子(あちらは父と息子、此方は父と娘の違いはあるけれど)の
「絆」の描き方が素晴らしかった。特にトンネルのシーンの小日向さんが素晴らしすぎ!!
思わずジーンとしてしまった。
また、「容疑者Xの献身」のエッセンスも少々。不思議とあちらほど不気味さは感じなかったけれど。。。

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原作を読んだことをうっかり忘れていたのだけれど、12の橋の名前という部分で思い出した(汗)。
原作よりも映画の方がスンナリ入っていけたというか素直に感情移入できたような気がする。


少し前に鑑賞した「ナミヤ雑貨店の奇蹟」も決して悪くなかったのだけれど、
やはり名だたる役者陣とジャニタレの力量の差を思い知らされてしまった。
それにしても登場する役者陣、豪華すぎっ!!
エンドロールに流れる懐かしいドラマシーンのカットも見逃せない。


久しぶりに見応え感ある骨太の作品だったなぁという印象。
重いテーマではあるけれど、加賀恭一郎の過去が解き明かされることで
観客もスッキリとした気分になれることはたしかだ。



by forestkoro1015 | 2018-01-28 13:37 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)
ドイツで大ヒットを記録した「はじめてのおもてなし」鑑賞。
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母の決断で難民の青年を受け入れることになった裕福ではあるけれどお互いを理解できずに
バラバラになりかけていたハートマン家。
ナイジェリア出身のディアロを自宅に迎え、天涯孤独の彼を「全力でおもてなし」するはずが
難民反対の騒動やテロ疑惑、警察沙汰の事件が起こったりと大騒動に。。。
さらにディアロの亡命申請も却下されそうに。。。
果たしてこの家族と難民青年は平和で穏やかな日々を手に入れることができるのか。。。


どこにでもいそうなドイツの裕福で幸せそうな家族に見えるのだけれど、
それぞれに小さな悩みや葛藤を抱えながら毎日を過ごしている。
そのバラバラだったそれぞれの心をパズルを埋めるようにつないでいくのが、
純粋で素朴なハートを持つ真面目な青年「ディアロ」だ。
家の修理や庭仕事を手伝い、野鳥用の鳥かごを造り、ハートマン家の人々と
様々にコミュニケーションを図りながら、心を通わせていく。
国境を越えた文化や習慣の違いに戸惑い、悩みながらも、自分を受け入れてくれた
ハートマン家の人たちそれぞれに一生懸命に気持ちを伝え、
幸せになるため、再生するためのきっかけづくりのヒントを与えようとする。

そしてハートマン家の人たちは、窮地に陥ったディアロを救うために一致団結し、
人生を見つめ直し、毎日をハッピーに生きる喜びを取り戻していく。
まさにバラバラだった家族の再生と難民問題を絡ませて描いたハートウォーミングな作品に
仕上がっている。

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カウリスマキ監督の「希望のかなた」「静」とするなら、此方の「はじめてのおもてなし」は
「動」という印象だろうか。。。
随所に笑いとサプライズを盛り込み過ぎた分、少し雑なバタバタ感が多くて忙しかったが、
それはきっとフィンランドとドイツの国民性の違いなのかもしれない。


難民問題が日々クローズアップされるヨーロッパ諸国と異なり、日本における難民問題は
「対岸の火事」的な取扱いも否めない(一昨年の難民申請は11人だったらしい)が、
外国の人々との交流という観点から捉えれば、もう少し真剣に「おもてなし」の意味を
誰もが考えても良いのかもしれない。


2020年に開催予定の東京オリンピックが、「お・も・て・な・し」の単なる空回りに終わらないためにも。



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by forestkoro1015 | 2018-01-21 18:44 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)
午後の打ち合わせが「ドタキャン」となり、以前から気になっていた
「勝手にふるえてろ」を観にいくことに。。。
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芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を映画化したこの作品は、松岡が演じる主人公のOL・ヨシカが
中2の時から10年間にわたって片思いしている「イチ」との脳内恋愛と、ある日突然告白されて
成り行きで付き合うことになった「ニ」との現実の恋愛の狭間で、悩み、傷つき、時に
暴走しながら成長していくプロセスを映像化した作品である。


原作は未読だけれど、まずそれぞれの人物設定が面白い。
彼氏なし歴24年のヨシカの趣味は絶滅危惧種の生き物を愛でること。アンモナイトの化石を
部屋に飾り、身近にいるそれぞれの人物にピッタリのあだ名をつけ、片思いしている「イチ」との
キレイな思い出だけを心の糧に毎日を過ごしている。「視野見」という特技も併せ持っている。

そこに現れるのが会社の営業部の「ニ」(渡辺大知)だ。経理部のヨシカに興味を持った
「ニ」はなんとか接点を持とうと合コンをセッティングして一気に距離を縮めてくる。
この「ニ」が何ともいえずいい味を出している。どうしようもなくウザクて、格好よい訳でもないし
恋愛偏差値が高いわけでもない。が、ヨシカのことが好きでたまらないという雰囲気を
「これでもかー!」というぐらいのオーラを出しながら迫ってくる。

それでも「イチ」をあきらめきれないヨシカは手段を駆使して「イチ」との再会にこぎ着ける。
ひょっとして10年越しのこの恋はうまくいくのか。。。


「オカリナ」や「フレディー」「出来杉」などの絶妙なネーミングのセンスにも唸らされたが、
個人的には「切腹最中」のシーンと留守電のメッセージ消去アナウンスのシーンがツボだった。


そして一人で長い台詞を喋り続ける松岡がとにかくすごい。笑っていたかと思うと、一人で突っ込み、
突然に怒り、叫び、はたまた落ち込み、涙ぐみと、感情の起伏がとにかく激しい。
そうかと思うとミュージカル仕立てになってみたり、とにかく忙しい24歳なのだけれど
喜怒哀楽の表情がクルクルと変化していって楽しい。

「あまちゃん」のGMTリーダー(埼玉代表)の頃からうまいなーと思っていたけれど
今回もピッタリの役どころというか、コメディエンヌとしての才能を発揮し始めたかなと。。。


また、「二」役の渡辺大知くんは、どこかで観たことあるなーと思ったら
「くちびるに歌を」という作品で「サトル」の兄さん役だった人らしい。
今回の作品ではちょっとウザい役どころだったけど、朴訥として良い味を出す役者さんだ。
本職はロックバンドのボーカルらしいのだけれど。。。



悩みながらもこの世知辛い世の中の今を生きる空想好きな女子たちにオススメ。
また、恋愛ベタの男子たちにもオススメ。「ニ」のピュアでまっすぐな行動は何かのヒントになるかも!!


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by forestkoro1015 | 2018-01-15 17:48 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)

もとはデンマーク出身のホーコン7世がドイツ軍のノルウェー侵攻に対して

「祖国のために」と勇気ある決断を選択するまでの極限の3日間を描く。

北欧・ノルウェーの国王であり、父であり、時には孫を溺愛するおじいちゃんとしての

国王の描き方がうまい。

立憲君主制の国、ノルウェーにおいては、国王は議会や内閣の決定に対して

口を挟むことはできないが、国民の危機が迫っている時に「辞任したい」と

職務を投げだそうとした首相の辞任を認めないなど

自らのポリシーを貫き、愛するノルウェーを守ろうとするその姿には深い感銘を覚えた。

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そんな国王の対極の存在として描かれるのが、ノルウェー駐在のドイツ公使だ。

開戦と同時に公使館はドイツ軍の駐留本部となり、静かで穏やかだった彼の生活は一変する。

ノルウェー駐在中に娘も産まれ、ノルウェーに対して親しみを感じていた彼は

何とか平和的に物事を勧めようと、ノルウェー政府とドイツ軍の間を取り持とうとするが

ヒトラーの命令には逆らうことはできない。

彼もまたドイツという国の代表としての苦渋の決断を強いられた一人だったのだ。

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ノルウェーの歴史を少し学習してから観るとさらに楽しめるかも。

作品中で国王が溺愛する小さくてかわいい孫が現在のノルウェー国王のハーラル5世だそうな。。。

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半年前に訪れたノルウェー・オスロの王宮がとても懐かしかった。



by forestkoro1015 | 2017-12-28 19:19 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)
ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパとアジアの大陸をつなぎ、両方の文化が交錯するトルコ・イスタンブールは
世界遺産のブルーモスクやアヤ・ソファイア、トプカピ宮殿などを擁し、観光客を魅了してやまない美しい街だ。
本作は、そんなイスタンブールの街に暮らす7匹の猫と、それぞれの猫と関わる人々の様々な暮らしぶりを
美しい映像と音楽で綴るドキュメンタリー作品である。

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7匹の主役たちはそれぞれに個性が際立っていてユニークな猫たちだ。
彼・彼女たちは誰かに飼われている訳ではない。
そんな彼・彼女たちの毎日の暮らしぶりが、それぞれと最も近い場所にいる人たちへのインタビューを
通して語られていく。

遊び人で気まぐれのガムシス、気性が激しいカカア天下のサイコパス、子猫のために餌を集めてまわる
サリ、ねずみ取りの名人アスランなど、次々に登場する主役たちの中で、一番♥️を奪われたのは
↑のちらしで堂々のモデルを務めているグリーンの目が印象的な「デュラン」だ。。

イスタンブールのハイソなエリアに建つ高級レストラン「デリカ・デッセン」。
お腹が減ると外か前足で窓を叩き、スタッフたちが食事を用意してくれるまで緑の目でじっと見つめ続ける。
彼のポリシーとして絶対に店内に入ることはない。入ってはいけないことを知っている紳士的な猫だ。
以前は燻製肉と特製チーズが好物だったらしいが、最近はダイエットによって多少は引き締まったらしい。
彼の前足で窓を叩き合図するポーズが何ともいえない。普段は断然、イヌ派なのだけれど、
この作品のお陰で、ネコ派に転じてしまった(笑)。


猫が主役の映画ではあるのだけれど、彼らとの暮らしを通して、彼らに癒されているのは
実は私たち人間であることが、画面の中の様々なエピソードを通してヒシヒシと伝わってくる。
猫にかまってあげているのは、人間のようにも見えるが、実は猫たちの方が上手なのかもしれない。
だからイスタンブールの街中にはあんなに猫が多いのだろうか。。。
皆、自由気ままに街中を謳歌して歩いている。


淡々とした柔らかな内容のドキュメンタリーなので少し眠たさを感じたこともなくはなかったが
イスタンブールの美しい映像には心を奪われた。
情勢は不安だけれどまた訪れてみたいなぁ。。。グランバザールの「落ちてマスヨ!」「落としましたヨ!」
(何を落としたのかあたりを見回す仕草をみて笑う・・・というのが当時流行っていた)と
いう日本語はまだ健在なのだろうか。。。


ちなみに今回、この作品のお陰(猫つながり)で、小さい頃に観た「トマシーナの三つの命」という作品を
思い出した。あちれも猫に癒される作品だったなぁ。。。DVDがあるなら見返してみたい。






by forestkoro1015 | 2017-12-20 23:01 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)
無表情だけどどこかあたたかくて優しい。
いや、無表情というより、喜怒哀楽をあまり顔に出さない民族なのかもしれない。
もしかしたら厳しい寒さ故のお国柄も関係しているのだろうか。。。
本作はそんなことさえ感じさせるフィンランドの人たちの心温まる映画である。
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ヘルシンキの港に辿り着いたシリア難民の青年カリード。
彼の夢は国を追われ、逃げる途中で生き別れた妹を見つけ出し、「いい人のいい国だ」と聞いた
フィンランドで暮らすことだ。しかし無情にも彼の難民申請は却下され、街中では難民を快く思わない
人たちの差別と暴力に晒され、八方ふさがりとなった彼はヘルシンキの街中へと逃げ出す。

そんな彼を助けるのが、レストラン「ゴールデン・パイント」を経営するヴィクストラムと
そこで働く3人の従業員たちだ。どこか頼りないのだけど、いざという時には楽しすぎるチームワークを
発揮する彼らの描写がまた長けている。難民という重たいテーマを扱いながら、
クスッと笑える箇所が随所にあふれているのはやはりこの監督の成せるワザだろう。
スシ文化の描写(BGMも笑える)には爆笑させてもらったが、
フィンランドの人たちの「静かな優しさ」が伝わる作品。。。
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目の前に困っている人がいたら助ける。
しかも、皆で力を合わせて助ける。
難民の人に対する差別や暴力もあるけれど、それはごく一部の人たちの話であって
困っている人には手を差し出さずにはいられない。
地球上の人たちすべてがそんな勇気ある行動を取ることができたら
世の中に困っている人はいなくなる、いや、少なくなるはずだ。


そんなあたたかな気持ちになれる作品だった。



それにしても半年前にフィンランドでスマホを落としてヘルシンキ警察に行ったとき
待合室にアラブ系の人が多くて驚いたのだけれど。。。
フィンランド警察の描写がとても懐かしかった(個人的な話だけれど・笑)。
そしてフィンランドの人たちにとても親切にしてもらったことを
思い出したのだった。オススメ!!


※私の「ヘルシンキ・スマホ紛失旅行記」は



by forestkoro1015 | 2017-12-10 19:09 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)
最近、割と頻繁に「シアタス調布」に通っている。
自宅からは府中の映画館と同じくらいの距離なのだけれど、やはり駐車場の3時間無料サービス、
そしてふかふかのキレイなシートは大きい。府中同様、6回観ると1回分無料という
ポイントサービスも嬉しい。


さて本題。
この日は「ミックス。」を鑑賞。
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あの、テレビドラマ「リーガル・ハイ」の石川淳一監督と古沢良太氏の脚本コンビの映画
ということで、予告編を観た時からかなり楽しみにしていた作品だった。


幼少時の母のスパルタ教育により卓球が大嫌いになってしまった多満子(新垣結衣)が
会社の卓球部のエース・江島(瀬戸康史)に失恋し、逃げるように故郷に帰る。
そこに待っていたのはかつて母が経営していた赤字の「フラワー卓球クラブ」と
そこで仲良く卓球を楽しむ地元のたった4人の会員たちだった。
そこに最近加入したのが、元プロボクサーの萩原(瑛太)。
人生に何の目標も持てなかった多満子だったが、かつての恋人・江島とその彼女でミックスペアの
相手でもある愛莉(永野芽郁)の仲むつまじい姿に触発され、クラブの再建と
打倒江島ペアを目標に全日本卓球選手権・男女混合(ミックス)ダブルスへの出場を決意。
萩原とペアを組んで特訓を開始することになる。
多満子と萩原、それぞれにツラい過去を持つ二人のミックス・ダブルスの勝利の行方は?
そして卓球以外の二人の仲に進展は???


前半30分ほどは幼少時の多満子が何故、卓球がきらいになったのか、
そして母の死による卓球からの解放と決別、江島との出会いから別れなど、
「多満子の過去」がかなりスピーディーに語られる(正直、ちょっと退屈だった)。
故郷に帰る列車の中での衝撃的な萩原との出会い。。。そして懐かしい旧友(広末涼子)との再会。
さらにはフラワー卓球クラブの面々の登場など、このあたりから一気にストーリーは盛り上がりを見せる。

元ヤンキー(現在は医者夫人)という設定の広末をはじめ、中華料理店の中国人妻役の蒼井優が
とにかくうまい。そんなに観ている訳ではないけれど、蒼井優があれほどまでにファンキーなクセのある
役を演じるとは想定外だった(最近、「彼女がその名を知らない鳥たち」を観たばかりだから余計に)。
「ヤスムトキハシヌトキヨ!」という決めぜりふも大笑いさせてもらった。


主演の新垣結衣も頑張っていたのだけれど、正直、この二人に食われてしまった感は否めないかなぁ。
生瀬勝久や吉田鋼太郎、鈴木福くんなどの強敵卓球選手の存在も光っていた。


ラブコメものとしては、大いに楽しめた作品。個人的には「ミックス。2」を期待したいところ。
たぶんフジテレビ系でオンエアされると思うけれど、イヤなことがあった時や
元気を取り戻したい時にオススメしたい作品。
誰が観てもきっと元気になれると思う。




by forestkoro1015 | 2017-12-02 20:00 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)
「世界初、全編が動く油絵で構成される体感型アートサスペンス映画」という宣伝文句に
釣られて観に行ったのが「ゴッホ〜最期の手紙〜(吹き替え版)」
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ストーリーは郵便配達人ジョセフ・ルーランの息子アルマンが、父の友人である
ゴッホ(すでに自殺している)が弟のテオに宛てた手紙を託され、パリに旅立つ
ところからはじまる。

テオの所在を訪ね歩く中で、次々と明かされる偉大なる芸術家ゴッホの人柄と
彼の死の真実、そして彼を取り巻く人々(医師のドクター・ガシェ、画商のタンギー爺さん)
の人となりが描かれていく中で彼の死に対する疑問がアルマンの中で高まっていく。
果たしてゴッホは本当に自殺したのか。。。。何故、彼は死ななければならなかったのか。。。


この作品のすごいところは、全編がすべて油絵で描かれたアニメーション作品で制作されていることだ。
日本人女性一人を含む125人の画家が世界から集結(応募は5千人以上とのこと)。
ゴッホのタッチを真似て描いた油絵はなんと62,450枚(!)。
気の遠くなるような数の油絵が世界初の「動く油絵アニメーション」を完成させた(驚)。


あの、ダイナミックなタッチのゴッホの油絵が動く。。。それだけでも一見に値するが、
実際の映画は想像を超えていた。
「夜のカフェテラス」「星月夜」「跳ね橋」「郵便配達員」「黄色い家」「種蒔く人」など、
彼の代表的な名作がストーリーの随所に散りばめられ、それらがまた新しい次のシーンへと
つながっていく。
さながら時空を超えてゴッホの作品の中に身をゆだねているような、そんな心地よい気分に
浸ることができるのもまた楽しい。


奇人だとか変人だとか言われることの多い画家ではあったが(実際に奇行も見受けられたが)、
実際は純粋に自らの芸術を愛したかっただけのピュアな人間だったのでないか。。。
800点も作品を遺していながら、生前には1点しか売れなかったという
天才故の苦悩や葛藤も窺いしれる作品だった。


普段は断然、字幕派なのだけれど、この作品に限ってはビジュアルを優先したいので
字幕よりは吹き替え版の方がオススメ。
たまたま吹き替え版で鑑賞したのだけれど、尾形イッセーも山田孝之もなかなか良かった。


かつてオランダのゴッホ美術館とクレラー・ミューラー美術館でイヤというほど鑑賞した(笑)
ゴッホだけれど、久々に彼の作品に会いに、東京都美術館へ出かけたくなった。
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」は来年の1月8日まで。
ゴッホファンの方は是非。。。オランダは遠いけれど、上野なら近い(笑)。




by forestkoro1015 | 2017-11-21 22:22 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)
9月29日、京王線・調布駅が大きく生まれ変わった。
その一つが「シネコン」(イオンシネマ系)ができたこと。。。
東宝シネマ@府中同様、3時間まで駐車場が無料というのもうれしいサービスだ。


そんな訳で、以前から観たかった「三度目の殺人」を鑑賞に出かけてみた。
11あるスクリーンのうち、80席ほどの小さなスクリーンでの上映。
座席はフカフカで結構ゆったりしている。前の席との高さの差はたっぷりしているが、その分、階段は急だ。


さて本題。
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二度の殺人を犯した三隅(役所広司)と、その弁護士の重盛(福山雅治)、
そして被害者の娘の咲江(広瀬すず)、被害者の妻の美津江(斉藤由貴)を中心に
物語は展開していく。
二転、三転していく三隅の動機と供述、依頼人の利益を優先し、裁判をビジネスと
割り切りながらも、三隅の証言に翻弄され、真実を知るために奔走する重盛、
意外な接点で結びついている三隅と咲江の関連性、さらには
重盛自身が多感な中学生の娘を持つ父親(離婚調停中)であり、
ストーリーは複雑に絡み合いながら、絡まった糸を一つひとつほどくように展開していく。
が、一つの結び目が解けようとすると、また別の結び目が見つかる。。。
まさにそのような感じで、観客も重盛同様、疑心暗鬼というか、
何を信じ、誰を疑えば良いのか、皆目、見当がつかない。
美津江が怪しいのか。三隅とは一体、何物なのか。。。
やがて咲江の話により、物語は新たな展開へと進む。
が、また二転・三転する三隅の告白は、観客のそれまでの推理を見事なまでにひっくり返す。


「三度目の殺人」というタイトル名が、どのような意味をもつのかは
この作品を観た人それぞれに異なるかもしれないし、実際、レビューなどを眺めると
「わからなかった!」というコメントも多数見かける。


が、法廷のみでは決して裁くことのできない犯罪もあるのだということを
この作品は伝えてくれる。


役所と福山のガラス越し(拘置所内の)の対峙シーンが何度も出てくるのだけれど、
正直いって役所がすごすぎて福山がかすんでしまったのが残念なような(汗)。
彼があまり好きでないからなのかもしれないけれど、この重盛の役は福山には
ちょっと重すぎたようにも見えた。
福山がカッコ良すぎるからかもしれないけれど、人間くささが微塵も感じられない。
生活感の匂いがしないというのかな。
そこらへんのこの作品に欠けてい彼の人間くささを離れて暮らす娘との描写を交えて
表現したかったのかもしれないけど、何となく似合わないというか、違和感だけが残った。

この重盛という弁護士は、もっと人間味あふれるそこらへんにいそうな感じの
熱血タイプの弁護士という設定の方が良かったかもしれない。
まぁ、福山が主役というと、このような設定になってしまうのは
仕方ないことなのだろうけれど。。。

個人的にはもっとドライな割り切り型の人か、もう少し情けない感じの人の演技で
観て観たかった(笑)。弁護士というポジションははかっこよすぎるというだけで
マイナスイメージが強くなる気がする。


また、昨今、不倫問題で騒がれている斉藤由貴が、いい意味でも悪い意味でも
邪魔くさかった(笑)。実際、そういうこと(ネタバレになるので自粛)をしそうだし、
男関係にだらしなさそうだし、彼女の不倫は多少は映画の宣伝になったのかな(笑)。



福山と斉藤を除けば、あとの出演者たちは完璧だったと思う。
まぁ、個人的な主観ではあるのだけれど。。。


それにしても長いかなぁ。。。横のおじさん、いびきをかいて寝ていたし(笑)。
おそらく好きと嫌いがわかれる作品であることはたしかだ。


敢えて点数をつけるとすれば、☆3.3というところだろうか。。。




by forestkoro1015 | 2017-10-06 14:50 | 映画作品 | Trackback | Comments(0)