眠れない夜の2本立て。──「侍タイムスリッパー。」
2025年 04月 09日
寝ることが大好きだった私が眠れない。
ベッドの中で鬱々しているよりはということでアマプラで話題作を鑑賞。
1本目は映画館で鑑賞した「私にふさわしいホテル」。
主人公のんと東十条宗典先生の(滝藤賢一)の壮絶なバトルに元気をもらった1本。
ありえないような馬鹿馬鹿しいストーリーではあるけれど、
不思議と元気をもらうことができる。
※「私にふさわしいホテル」 の感想は
そして2本目は低予算ながら日本アカデミー賞を受賞した「侍タイムスリッパー」。

現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍が時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いた
時代劇コメディ。
会津藩士の高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つよう密命を受けるが、標的の男と刃を交えた瞬間、
落雷によって気を失ってしまう。
目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。新左衛門は行く先々で騒動を起こしながら、
江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とする。一度は死を覚悟する新左衛門だったが、
心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していく。
やがて彼は磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意する。
作品の存在は知っていたが、当初はあまり興味も関心も抱けなかった作品。
が、ありえないような設定の中で、真面目で一途で不器用な主人公が現代の時代劇の斬られ役として
自らの存在をアピールしていく姿にエールをおくっている自分がいた。
まず、発想がなかなかユニーク。会津藩士の彼は仲間たちを裏切ることをよしとはしない。
そして助監督への淡い恋心や懐かしい相手との真剣による勝負など
様々なエピソードを挟んでストーリーは展開していく。
全体予算が少ないことは知っている俳優さんがほとんどいないことで
よくわかるのだけれど、そのような状況下でもこれだけの名作を生み出すことができたのは
奇跡とさえ思える。
もともと洋画よりも日本映画の方が好きなのだけれど、このような作品を観ると
日本映画もまだまだ捨てたんじゃないなーとさえ思える。
未見の方にはアマブラで観ることができるのでおすすめ。
本日からCMが挟まるようになったらしいが、それでも鑑賞して良かったと
思える作品の一つだと思う。
面白かったので☆4を進呈。
そうそう、あの、竹野内豊くんがガラスのように繊細でいたいけな大病院の息子(次男)を
演じた「星の金貨」(1995年)の放送もスタートしているようだ。
演技は正直、下手くそ(笑)なのだけれど、若い頃の繊細な彼を観たいという方は是非!!
当時、VHSで頑張って録画したのだった。。。
今の「あんぱん」を観ると、彼がどれだけ成長したかがよくわかる。。。
よくここまで頑張ったと思う。。。
by forestkoro1015
| 2025-04-09 20:55
| 映画作品・TV作品
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