三茶の隠れ家Barは「燻製のやかた」。──「燻製201号室」
2024年 10月 22日
東急田園都市線沿いの三宿、三軒茶屋あたりはお洒落なお店が
多いことでも知られている。
この日も「おもしろいお店がある!」ということで連れていってもらったのが
三軒茶屋駅から3分ほどの場所にある「燻製201号室」さんだ。
「隠れ家チックな店!」とは聞いていたが、たしかに看板がないので見つけにくそうだ。
入口のガラス戸に小さく店名が出ていた。
階段の先にあるのは、渋いジャズが流れるコンクリート打ちっぱなしの無機質な空間。
テレコに置かれた革張りの椅子とペンダントライトによるスポット照明が雰囲気を盛り上げる。
2階はカウンター席のみだが、3階にはテーブル席もあるようだ。
徹底的にこだわった「自家製燻製料理」だ。
カウンター内センターに大きな燻製機(っていうのかな?)がスタンバイ!
素材そのものを燻製にしたお料理はもちろん、お肉やお魚、お醤油やぽん酢
の調味料、デザート類、果ては飲み物まで燻製してしまうというこだわりぶり。
燻製料理を提供するお店はあるが、ここまで徹底的に燻製にこだわったお店に
出会ったことはない。
という訳で、この日は「燻製漬け」に染まってみることにした(笑)。
●燻製ハイボール(690円)
桜チップで燻したレモンがキリッとした旨味を引き立てる芳醇なハイボール。
クセになる美味しさ。
●燻製サングリア(690円)
燻製した果実をシナモンの効いた赤ワインに漬け込んだカクテル。
スモーキーな甘いジュースのような不思議な味わい。
●燻製ピーナツ(550円)
お通しとして登場するピーナツ&アーモンドも燻製されている。
初めていただいたが、なかなかいける。
燻製をかけた卵、たくあん、マヨネーズをジャガイモと合わせたアイデアがユニーク。
いささかスモーキーで独特の芳ばしさとたくさんのシャキシャキ感が不思議な取り合わせ。
タコ、しめ鯖、サーモン、ホタテのお刺身それぞれが燻製されている。
ほどよいレア感を残したお刺身類はお店特製の燻製調味料でいただく。
芽ネギと生姜はそのままだが、ワサビにも燻製がかかっているそう。
人気定番メニューの此方は、プロセスチーズを16時間燻製。サーブ直前に表面を焼き上げ、
外はカリカリ、中はトロトロに仕上げた自信作だそう。
チーズなのだけれど、別の食べ物のようなちょっと不可思議な味わい。
「ウッドブランク」とは「木の板」のこと。木の板の上に肉などを並べて
そのままBBQグリルや焚き火台にのせて調理する料理法だそう。
此方では甘辛いタレに漬けこんで燻製にかけたお肉を杉の板にのせて
一気に焼きあげるという。付け合わせはサツマイモ。
お肉はホロホロに柔らかく、それでいてかなりスモーキーで濃厚な味わい。
燻製した焙じ茶を黒霧島と合わせているそう。。。
香りが良くて紅茶のようなスッキリ系の味わい。結構好きなタイプ。
●燻製生チョコ(630円)
チョコレートを燻製してから生クリームと合わせて仕上げるそう。
普通の生チョコよりも煙感というかビターな感じがする大人味の生チョコだった。
全身黒づくめのスタッフの方々のサービスや身のこなしもスムーズ。
オーダーはモバイル式だが、どのような質問には丁寧に答えてくれるし、
帰りは暗い階段を明るいライトで照らしてくれた(=安全第一!)。
隠れ家Bar&燻製レストランにしてはお値段も良心的。
燻製料理をあれこれ味わってみたい場合はもちろん、おデートで二軒目に悩んだ時などには
結構、面白くて穴場的なお店かもしれない。
ごちそうさまでした☆
●燻製201号室
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-6
MICHI-COビル 2F
050-5571-2676
東急田園都市線 三軒茶屋駅 徒歩3分
17:00 - 23:30
46席(カウンター14席 テーブル32席)
http://span-co.jp/
https://www.instagram.com/kunseisancha/
2014年12月23日オープン
燻製201号室 (ダイニングバー / 三軒茶屋駅、西太子堂駅、若林駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
by forestkoro1015
| 2024-10-22 15:41
| グルメ・都内・その他
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