ミシュラン☆獲得店でプレお誕生会。──「天婦羅 みやしろ」@中目黒
2024年 09月 29日
来月の誕生日を前に今年も楽しいイベントが目白押しだ。
その記念すべき1回目のイベントが、2018年5月のオープン以来、
5年連続でミシュラン1つ星を獲得している
「天婦羅 みやしろ」さん@中目黒への訪問だった。

中目黒駅から徒歩5分程度の商店街を抜けたあたりにお店はある。
築100年の古民家に手を加えたというお店は小さなドアを抜けると
わずか8席の落ち着いた空間。
深い海を思わせる群青色のアクセントカラーと柿渋の天井が
シックな雰囲気を盛り上げる。

ダンディな雰囲気をお持ちの店主、宮代 直亮氏は、数々のホテル料理長を勤めた
和食一筋38年の大ベテランだ。
まずは福岡・糸島の「田中六十五」と「マスターズドリーム生ビール」で乾杯!
はじめていただいた前者は比較的辛口。透明感のある味わいのバランスの良いお酒だ。
日本酒とワインのペアリングコース(5種7千円)にも惹かれたのだけれど(笑)。




○自家製藻塩


○先付 焼きなすの含め煮と煮穴子 芽ねぎ
フックラとした穴子の美味しいこと!器もステキ!

○天婦羅 車海老
天ぷらスタート。美しいアーチを描いた芸術的な車海老だ。
軽い感じに揚がっていて風味が良く上品な口当たり。

車海老にタレをかけて海苔と御飯を合わせたエビ天風。
同じ車海老なのに、また違った味わい。演出も楽しい!

○天婦羅:車海老の足も!
どこまでも軽くサクッとした食感。お酒のアテとしていくらでも食べられそう。。。

○天婦羅:愛知産のぎんなん
初物のぎんなん。大粒でちょっとほろ苦い。。。

○お造り:海苔天(北海道本まぐろの漬け うに キャビア 山葵 海苔の天麩羅)
海苔の天麩羅の上に、北海道本マグロの漬け、うに、キャビアがてんこ盛りに
盛られた贅沢なお品。
「そのままお召し上がり下さい!」とのことだが、かぶりつくのもいたわしくて
最初はお箸でチマチマといただく(笑)。
マグロもウニも、そしてキャビアもほっぺが落ちそうなほどに美味しすぎてヤバい!

○天婦羅:松茸
初物の松茸登場(嬉)。高級品故しみじみといただく。。。
やはり王道のお味。。。

スッキリとした辛口の食中酒という感じでバランスが良い。

○天婦羅:秋刀魚 梅山椒
火が煌々とした炭で香りをつけているのは北海道の秋刀魚。

ニュージーランド発の自然派白ワイン。
ミネラル感たっぷりのフレッシュ&フローラル系の味わい。

○箸休め:蝦夷鮑の肝ソースシャブシャブ
グツグツと煮え立つアワビの肝ソースの下には固形燃料が!!
このスープにスライスされたアワビを投入してシャブシャブていただく。

30秒ほどで柔らかく、またはもっと短くコリッとした食感はお好みで。



○天婦羅:姫路産の小玉ねぎ
小さな玉ねぎは塩とタレで半分ずついただく。ホンノリとした甘味があって美味!

どこまでもフックラとして優しい味わいの白身のお魚だ。しもホンノリとした甘さもある。

○口代わり:漬け甘海老 生姜 胡瓜
また海老の登場だが、今までの車海老とは一線を画したお味。
ほんのりと甘く、香り高い。

○天婦羅:栃木しいたけ 醤油
驚くほど肉厚の椎茸。熱々のこちらをフーフーいいながらいただく。

恐れ多くも「シャトーブリアン」の登場。。。
黒胡椒を二粒口に含み(少し噛んで)、岩塩をちょこっとつけた
ブリアンを口に運ぶ。。。
ブリアンを口に運ぶ。。。
お肉がとろけてた信じられないぐらいの美味しさ。。。口の中が幸福に包まれる(笑)。
黒胡椒がかなり良い仕事をしている。

○「高砂 純米大吟醸」(三重・木屋正酒蔵)
淡麗系の美味しいお酒。当日味見した中では一番好きなタイプ。
辛すぎず、甘すぎず、料理にそっと寄り添う立ち位置が好ましい。

○焼き物:鰻蒲焼
網の上でジックリと焼かれていたのは浜名湖の鰻。

ふっくらと芳ばしく焼きあげられた鰻は極上の味わい。。。

○天婦羅:アスパラ
「穂先から味わってください!」と登場したのは、ニュージーランド産のアスパラ。
余熱で全体に熱が通っていくのだそうだ。瑞々しい爽やかな食感。


○天婦羅:鱚
1週間熟成させた鱚。一口目はそのまま何もつけないで、
その後は塩かタレ、お好みでいただく。
その後は塩かタレ、お好みでいただく。
フンワリと優しい味わいに悶絶の美味しさ♪

○食事:トマトご飯 天ばら 味噌汁 香の物
最初に登場するのはバーミキュラで炊き上げられた御飯。
色鮮やかなトマトが散らされている。
色鮮やかなトマトが散らされている。


その混ぜたトマト御飯を味見させてくれる。
ほのかに甘酸っぱい優しい味わい。。。

そして分厚いかき揚げが登場。
芝海老 ほたて アスパラのかき揚げは厚みも結構すごい。。。
そちらをトマト御飯の上にオン。



よそっていただくと芝エビとホタテとアスパラの香りが漂う。。。

香の物、シジミのお味噌汁と共にいただく。。。

が、甘い物は別腹(呆)。
デザートの「自家製塩羊羹」と「おうす」をいただいて〆。



いやー、ランチタイムというのに、実によく食べたと思う。。。
もう何も入らない状態(笑)。
最天ばらの食べられなかった分はお持ち帰り用のおにぎりにしてくれる。
お土産セットには此方の「天かす」も含まれていた(嬉)。

通常、天婦羅店のコースというと、天婦羅ではじまって御飯物で終わるケースが
ほとんどだと思うが、此方の場合はお造りや箸休め、口代わり、焼き物などを
随所に盛り込むだけでなく、見て楽しく、食べて美味しいサプライズ演出を
次々と繰り出してくる。まさに天婦羅のコースと和食ならではの粋・雅が融合した
次々と繰り出してくる。まさに天婦羅のコースと和食ならではの粋・雅が融合した
新感覚のコース料理と言っても過言ではないだろう。
実際、隣にいたインバウンドの方々も「ワーオ!」と感動しっぱなしだったし(笑)。
隣にいた私たちも一緒になって「わーお!」と盛り上がってしまうことに(爆)。
アニバーサリーということでゴチになってしまった(嬉)。
松茸、あわび、うに、キャビア、シャトーブリアン等々、
まさに「盆・暮れ・正月」が一気に巡ってきたような
めくるめく贅沢な食材構成にお腹も本人以上にビックリしていた模様(笑)。
めくるめく贅沢な食材構成にお腹も本人以上にビックリしていた模様(笑)。
まぁ、年に一度ぐらいはこんな贅沢三昧をよろしいだろう。。
ちょっとお気取り系のおデートやお出かけの場合はもちろん、
アニバーサリーにもオススメの一軒。
写真の通り、お料理も素晴らしかったが、使用されている
お皿もステキなお品が多かった。。。
ちなみに此方のお店、後進の育成にも積極的で、毎週水曜日のランチタイムのみ
スタッフによる「リーズナブルランチ」を提供しているのだそうだ。
イケメンのゆうまくんと、かわいいななこさんが交代で揚げ方を務めるランチの
コースは8,800円。
SNSからの予約のみということらしいが、人気は急上昇中らしい。
イケメンの彼に揚げてもらう師匠仕込みの天婦羅も美味しそうだ。
ご興味がおありの方は是非!!
なんでも当日の看板は「段ボール仕様」とのことなのでお見逃しなきよう。。。

ごちそうさまでした☆
●天婦羅 みやしろ
東京都目黒区上目黒2-18-11
050-5595-4918
完全予約制
中目黒駅 南改札を出て 東口2 から 徒歩3分
火・水・木・金・土・日
12:00 - 14:00
18:00 - 23:00
月休
8席(カウンター8席)
https://www.miyashiro.tokyo/
公式アカウント
https://www.facebook.com/天婦羅みやしろ-2125020277734356/
https://www.instagram.com/explore/locations/2125020277734356/
2018年5月12日オープン
電話番号:03-6452-2808
天婦羅 みやしろ (天ぷら / 中目黒駅、祐天寺駅、代官山駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
by forestkoro1015
| 2024-09-29 22:20
| グルメ・都内・日本料理
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