「森と水とロマンの鉄道」、JR磐越西線に乗り換えて新潟・津川へ。(「ばんえつの旅 vol.4」)
2024年 08月 17日
新津行きのJR磐越西線は14時33分に会津若松駅を出発する。
福島・郡山から会津若松を経由して新潟・新津までを結ぶこの路線は全長175.6km。
中でも会津若松〜新津の間は「森と水とロマンの鉄道」という愛称で呼ばれ、
風光明媚な車窓からの景色が楽しめることでも知られている。
また、週末はJR東日本の「のって楽しい列車シリーズ」の
C57蒸気機関車と客車から成る「SLばんえつ物語」が走り続けている。
残念ながら今回は週末ではないので、2両編成のこの列車。
ロングシートとボックスシート、一人がけシートなどもある。
心地良い揺れに誘われるままに「よっぱ」は眠りこけてしまい(汗)、
撮影スポットとして有名な喜多方にある「一ノ戸橋梁」は夢の中で通過(笑)。
目が覚めたのは、福島県と新潟県の県境ちょい手前の「徳沢駅」を過ぎたあたりだった。
目の前の雄大な景色にびっくり!あわててスマホを構える。
磐越西線の右に、左に、いくつもの橋梁の下を豊かに流れる「阿賀野川」の風景は
まさに「森と水とロマンの鉄道」そのものだ。
数年前にノルウェーのミュールダールからオスロまで乗車した
「ベルゲン急行」の車窓からの風景を彷彿とさせる。
新潟県に入って最初の駅「豊実」。
駅構内にキツネ!
「狐の嫁入り屋敷」という施設まである。
「狐の嫁入り」というと、普通、お天気雨を思い出すが、にほん昔話にもあるように
狐の恩返しなどの古い言い伝えもある。
その昔、津川の麒麟山には狐がいて、毎晩のように狐の声が聞こえ、狐火が見られたという。
津川の狐火は世界一で、麒麟山にまつわる狐火の話しは数多くあり、
昔、嫁入りは夜にかけて行われ、暗い中、堤灯を下げて行列した。
この堤灯の明りと狐火が平行して見えることから、狐の嫁入り行列が生まれたとも言われている。
「狐の嫁入り行列」は幻想の世界ではあるけれど、親から子へ、子から孫へと言い伝えられ、
狐火の多く見える年(狐の嫁入り行列の見えた年)は豊作で縁起が良いとされてきたという。
いやー、昔話にも色々あるようで実に面白い。。。
津川駅。
到着時間を伝えてあったのでお宿の送迎が待っていてくれた。。。
さてようやく温泉に入れる(嬉)。長い旅だった。。。
続く。。。
by forestkoro1015
| 2024-08-17 17:12
| 鉄道(乗り鉄・撮り鉄・呑み鉄)
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