荒唐無稽ながらも結構こわい(笑)!──「変な家」@TOHOシネマズ府中
2024年 05月 05日
筋肉痛がまだ治らないので、クルマでサクッと出かけられる映画館に
巷で話題の「変な家」を鑑賞に。。。
「間取りには必ず作った人の意図が存在する。
そこには、むやみに触れてはいけない人間の闇が見えることも」
というコピーに誘われるままに出かけてきた。。。
仕事柄、間取り図や設計図を見ることも少なくないので、割と興味はあったのだけれど。。。
動画クリエイターの雨宮(間宮祥太朗)は知り合いから「引っ越し予定の一軒家の間取りが変だ!」
という相談を受ける。そこで彼はミステリー愛好家で変人設計士の栗原さん(佐藤二郎)に
この間取り図の不可解な点について意見を聞いてみることにした。
栗原さんは様々な観点からある一つの恐ろしい仮説を導き出す。。。
そんなある日、死体遺棄事件が世間を騒がせる。その現場は↑の「変な間取りの家」の
すぐ近くだった。死体遺棄事件と変な家の関連性を疑った雨宮は、一連の疑惑を
動画にしてアップすることに。。。すると、動画を観たという宮江柚希(川村季奈)から
この家に心当たりがあるという連絡が入る。。。
と、導入部のこのあたりまでは素直に観ることができた。
が、この後、謎解きが進むに連れて、話があっちへ転び、こっちへ転がり、
その合間にとてつもない怖いシーンが挟まり、斧や電動ノコギリが出てきたり、
幻覚剤が出てきたり、呪いや祟りの話が絡んできたりと、なんとも忙しい(笑)。
原作は未読だが、ミステリーというよりは半分ホラーサスペンスのような。。。
特に後半は「八基村」を彷彿とさせるようなシーンが出てきて笑ってしまった。
怖いシーンが続くので、「来るぞ!」「来るぞ!」と思っていると
「やっぱりキター!!」という感じ(笑)。
間宮くんはこの作品で何度危ない目に遭ったのだろう(笑)。。。
まぁ、荒唐無稽ながらも、結構、怖くて全身に力を入れて観てしまったらしく
観終わった後、少し疲れた(笑)。
それでも佐藤二郎をはじめとした役者陣の熱演ぶりには脱帽!!
柚希の祖父母役の石坂浩二と根岸季衣(実際にこわすぎる!)はもとより
髙島政伸(親戚)の安定の悪役ぶり(!)と斎藤由貴のエキセントリックな母親役が
ミョーに印象に残った。。。
興行収入はうなぎ上りで大ヒット上映中ということらしいが、
年齢層の若い中高生あたりが好んで観ているのかも。。。
実際、昨日の映画館も若い人たちが圧倒的に多かった。
まったく関係ないけれど家つながりで考えると、貴志祐介氏の「黒い家」の方が100万倍怖い。
どこかの旅先のホテルで読んだのだけれど、怖すぎて朝まで一睡もできなかった(笑)。
映画よりも最初に読んだ著作の方が怖かったかな。
この「変な家」も最初に原作を読んでから観ると、また違った感想になったかもしれない。
オススメ度:☆☆★(2.5)
おつかれさまでした*
by forestkoro1015
| 2024-05-05 14:51
| 映画作品・TV作品
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