商業施設でなく「創造施設」として神宮前にオープン。──東急プラザ原宿「ハラカド」

表参道と明治通りが交差する「神宮前交差点」に「東急プラザ原宿『ハラカド』」が

オープンした。

長い間、工事が続いていたので何ができるのだろうと興味津々で見上げていたが

地下に銭湯ができるらしい・・・という事前情報もあり、先日、仕事帰りに

ちょこっと見学してきた。

地上7階建てのビルの6階テラスにはグリーンが一杯！！「あれは何だ？」とだいぶ前から話題になっていたらしい。
此方は「ハラカド」トイメに以前からある「オモカド」（東急プラザビル）（表参道にある角のビルからの命名？）。

雨の平日だったので狙い目かと思ったら結構混んでいた。

というか、もっと色々なショップがテナントとして勢揃いしているのかと思いきや、

お店の総数は75店舗。「オモカド」にあるようなファッション系のお店はほとんどない。

各フロアが広々としていて4階には「ハラッパ」があったり、2階には過去の雑誌が

あれこれと楽しめる場所があったりと、なんだか不思議な施設だ。

何かの商品を購入するというよりも、「ノンビリとした場所で思索にふける」「アイデアを練る」

あるいは「誰かと交流する」もしくは「休憩する」というような場所だ。

何かを創造するクリエイティブな空間スペースはそこかしこにあるが、それ以外には

カフェぐらいしかなかったような。。。

「うーん」と思いながら、エスカレーターで5階へ。このフロアと6階は飲食店フロアだ。

5階が「紫金飯店」や「一風堂」「FAMIRES」などのテナントが入り、混み合っていた。

一方、6階は割と廉価版（それでも原宿価格・笑）のピッツァやジェラート、パフェの

お店が並ぶ。真新しいところではローマのスペイン階段脇にあるジェラートショップ

「Giolitti」がオープンしたことだろう。「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンの

アン王女が頬張っていた歴史あるジェラート店だ。

私の好きな「バインミーサンドイッチ」もあった。

6階は屋台風にお店が並んでいて、ゲストはレシーバーを持たされる、

いわゆるフードコートスタイル。お席はお洒落にレイアウトされているので

景色の良い窓際なども自由自在。

そして6階にはテラスへの出入り口がある。

雨だけどテラスへ。。。

トイメは「オモカド」。

左手は「ラフォーレ原宿」。

真ん中に7階への階段がある。

ダイナミックなグリーンウォール。

階段の上（7階）から眺める「オモカド」と表参道のケヤキ並木。

このテラスにもベンチがあちこちに置かれていて思索に耽る、もとい休憩することができる。天気が良ければ気分は良さそうだ。

2階にはかつて銀座にあったフランス・パリ発のモンブランの美味しい「アンジェリーナ」が登場。

イートインもできるが、この日は混み合っていた。

1階の「ヒトツブカンロ」は大盛況！

そのまま地下に降りてみる。

地下にある銭湯「小杉湯原宿」は元々は東京・高円寺で70年以上続く老舗銭湯の

2号店とのこと。

表参道に「清水湯」という銭湯があるが、原宿界隈ではおそらく久しぶりの復活だろう。

そういえば青山の「とんかつ まい泉」も以前は銭湯だった建物を改装したお店だそうで

今も店内のあちこちに当時の面影を偲ぶことができる。

残念ながら、まだプレオープン中とのことで、界隈にお住まいの方しか利用できないらしい。が、「どうぞ、どうぞ」と入口近くまで見せてくれた。

生ビールスタンドにはラガーがいっぱい！

此方が「ランステーション」のようでちょっとしたスペース。

此方でも雑誌が色々と楽しめるよう。

畳エリアでは靴をぬいでリラックス！パソコン作業をする人も。

出張図書室にもなっている模様。。。

と、このように土地が高い原宿界隈にあっては摩訶不思議な施設だなーというのが率直な感想（笑）。

が、きっと新しい情報を発信していくために、これからの熱意あふれる人を集め、育てていく

新感覚の場所・施設と考えれば合点もいく。

これからの原宿の新しいランドマークとなっていくことだろう。。。ちょっと期待してしまう。

が、その前に何はともあれ、銭湯に浸かってみたい（笑）。

入場料は520円。タオルやドライヤーも有料だけれど設定されていて

手ぶらででかけられるのが魅力だ。

何よりも朝は7時からオープン（23時まで）とのこと。。。

もしかしたら原宿の新名所としてインバウンドで賑わうことになるかもしれない。

そうなった暁には「銭湯の正しい入り方」を是非彼らにレクチャーしてもらいたいものだ。。。

文化の違いだから仕方がないのだけれど、実際、知らなすぎるインバウンドが多すぎるし（汗）！！

おつかれさまでした！！