思いがけずにドハマリした一本!!──「あまろっく」


今日からG.Wがスタートした。
故郷に帰省する相方はお昼の飛行機で飛んでいったが、残された私はどこへ出かけるでもなく
庭の草むしりウィークとなりそうだ(笑)。
今まではシルバーさんをお願いしていたが、結構、お高くなってきたし(汗)。


さて先日、空き時間にたまたま鑑賞したのが「あまろっく」だ。
鶴瓶と江口のりこが親子・・・というのは何となく覚えていたが、
どうしても観たくて選んだ作品ではなかった。
大体「あまろっく」というタイトルさえ「?」だったし。。。
思いがけずにドハマリした一本!!──「あまろっく」_d0352022_15581308.jpeg

実は、この「あまろっく」なるものは、兵庫県尼崎市にある巨大な閘門(こうもん)のこと。
日本最大級のパナマ運河式システムを採用した、この「尼ロック」によって
この街は水害から守られているのだそうだ。


「人生に起こることはなんでも楽しまな」が口グセの能天気な父(鶴瓶)を反面教師にして
育った優子(江口)は、幼少期から勉強もスポーツも全力で打ち込み、京大を卒業して
東京の大手企業に就職するが、人との距離感の取り方が不得手で理不尽にもリストラに遭い
39歳・独身の状態で尼崎に帰ってくる。

優しかった母は 学生時代に亡くなり、鉄工所を営む父との二人暮らしが始まる。
働きにも出ず、ジャージ姿でニートのような日々をおくる優子の楽しみは
駅前にある幼なじみが営むおでん屋の屋台で愚痴ることだけ。。。

そんなある日、父が「再婚する!」と連れてきた早希(中条)は20歳。
役所で働いていた早希は不幸せで孤独な幼少期を過ごし、誰よりも幸せな家族だんらんを
夢みているという。


突然、現れた20歳近くも年下の「母」と、相変わらず脳天気な父と3人のチグハグな暮らしが
スタートするが、その歯車はなかなかかみ合うことはなく、さらに早希は優子のために
見合い話まで持ってくる。



と、まぁこんな感じで、あまり細かく書いてしまうとネタバレになってしまうので自粛するが
やはり江口と中条がうまい。憎らしいばかりでかわいげがほとんどない江口と、理想の家族を
作ろうと若いなりに奮闘する中条。その二人を鶴瓶をはじめとする関西出身のキャストたちが
関西弁であまねく盛り上げていく。。。


優子の子役の子が、どうやって見つけてきたの?と思えるぐらいに江口にそっくりで笑える。
また、先日、亡くなられた佐川満男氏の最後の出演作品となったそうで、鉄工所の熟練職人役を
熱演されていた。そして、良い人すぎる優子の見合い相手は少し前に亡くなった竹内結子さんの
ご主人とのこと。お元気に役者を続けられていたようで良かった。。。


つぎっこ・はぎっこの家族でも本当の家族になることができる。
面倒くさいところもあるけれど、家族って良いよなーと改めて認識させてくれる作品。



オススメ度 ☆☆☆☆★ 4.5


観に行って損はない作品としてオススメ。





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by forestkoro1015 | 2024-04-27 17:02 | 映画作品・TV作品 | Trackback | Comments(0)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


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