生まれて初めて出会った「銀のふた」サービス！！──「神戸にしむら珈琲店 北野坂店」

4月13日は「喫茶店の日」ということで、PCから古い記事を発掘してみました。

とても思い出深く、またかなり感動したお店なので紹介させていただきます。

【以下本文】

神戸といえば「にしむら」というほどに超有名なお店。

たしかに三宮界隈をちょこっとウロウロしただけでも何店かは目につくお店のようだ。

その中で外壁にツタのからまる「神戸にしむら珈琲店 北野坂店」は

ロケーションも雰囲気も抜群の素敵なお店だ。

シティループ（市営観光バス：1回250円也）の北野坂停留所のほど近くに位置している。

界隈にある某フレンチで食事をした後、ホテルに戻る前に訪れてみた。

エントランス手前の中庭にはチョロチョロと水が流れる噴水が設えられていたりして雰囲気を盛り上げる。

どなたかもご指摘の通り、2階では食事（コースメニューの設定もある）が楽しめるらしいが、

お茶のみの客は1階に通される。

店内はアンティークな家具類が並び、クラシック音楽が流れるスローテンポな雰囲気。

中でも某鑑定団に出てきそうな年代物のオルゴールは圧巻。

メニューも木製の重厚感あふれる趣のものだ。

混んではいないが、そこそこに客は入っている。

テーブル席に座るとすかさず卓上のロウソクに火が灯る。

お腹はいっぱいだったこともあって、ブレンド（700円也）を注文。

ほどなく登場したコーヒーのお味は◎。

たしかに「神戸にしむら」ブランドを主張する深い味わいがある。

と、無粋な携帯がプルプルする（怒）。

仕方なく噴水前まで出ていって戻ってきた訳だが、

私のカップの上には「銀のふた」（！）がしっかりと載せられていた。

かなり感動！！

今までずいぶんと喫茶店の類は利用してきたが、ここまでのサービスに出合ったことはない。

「ただの気休め」といわれてしまえばそれまでだが、私としてはその気配りがうれしい。

「熱いものは熱いうちに！」と昔から口うるさい母の影響もあるが、このようなお店には敬意を表してやまない。

神戸を訪れたら是非一度は足を運んでいただきたいお店の一つだ。

※写真はサイトから借用しています。

【2004.5.18追記】

仕事の資料に此方のリーフレットがまぎれていた。

何でも此方は、1974年に日本初の会員制喫茶店としてスタートしたお店なのだそうだ。

その後、95年の阪神大震災の被災・半壊を機に会員制を廃し、

カフェ・レストランとして再スタートしたらしい。

なるほど神戸の歴史を語るにふさわしいお店の一つだ。

ごちそうさまでした☆

※価格表記は訪問時のものとなります。

●神戸にしむら珈琲店 北野坂店

兵庫県神戸市中央区山本通2-1-20

050-5456-9018

1F 喫茶

10:00～22:00 閉店

2F レストラン

ランチ 11:00～14:30(L.O)

ディナー 17:00～20:30(L.O)

※2F レストランのみお席の御予約可

毎月、最終月曜日休(祝日変動あり)/元日

60席

http://www.kobe-nishimura.jp/

公式アカウント

https://twitter.com/nishimura_cs

https://www.instagram.com/kobe_nishimura_coffee

1974年オープン

電話番号：078-242-2467