旧き良きショーワの香りを残す奥湯河原最古の宿「青巒荘」(到着編)。
2024年 03月 31日
片道5時間の新記録を打ち立てつつ、夕方5時に辿り着いたのは
湯河原からだいぶ奥に分け入った奥湯河原温泉にある
「青巒荘」(せいらんそう)だ。
界隈には名だたる老舗旅館もあるようだが、此方は百余年の歴史を誇る
奥湯河原では一番古いお宿で多くの文人たちにも愛されたお宿なのだそうだ。
湯河原には何度か泊まりに来たことがあるけれど、ここまで奥に分け入ったのは
はじめて。
エントランス。
ロビー・ラウンジ。
下足番の方にクルマのキーを預け、靴も預け、チェックインを済ませてお部屋へ。。。
お風呂やお食事場所などの説明を受けながら館内をシズシズと進む。
野天風呂へ続く廊下。
湯河原から山側に少し上がった奥湯河原は少し肌寒さがあり
館内の至る所にストーブが置かれている。
梅はすでに終わったが、桜はまだまだとのこと。。。
建物のリニューアルはされているが、建て増しを繰り返されているのだろう。
とにかくお部屋までが遠かった(笑)。
館内案内図。
お部屋はすべて2階以上ということだが、本館、新館、別館と色々あり、
しかもエレベーターはないため、長い廊下を歩いて階段を登り、
また廊下を歩いて階段を登るという具合。
実際、私たちのお部屋は新館の3階だった(一番遠いエリア)。
お部屋の名前はお花だったり、地名だったり色々。。。
しかも昔の旧い造りなので、各フロアの天井が高いせいか、
階段も多い(ように感じる)。
どこかに72段と書かれていたが、もっと段数は多かったような。。。
1泊のみだったが、この階段のおかげで足腰はだいぶ鍛えられたと思う
(実は翌日、このトレーニングに感謝することになるのだけれど)。
お風呂からは遠かった(最初は迷った・笑)が、お部屋はとても広くて快適。
12畳の広い和室には広縁、さらには4.5畳の次の間と2畳の踏込までついて
しかも源泉かけ流しのバスルームまで備わった立派なお部屋だ。
※写真は借り物です。
踏込。
4.5畳の次の間。
私たちは宴会ルームとして使用(呆)。
美味しかったお茶菓子のきび餅。
床の間はもちろん踏込から次の間までそれぞれにお花が生けられている。
館内の至る所に活けられたお花を見かけたが、これだけでも
相当に大変なことだろう。
唯一残念だったのはベッドではなくお布団だったこと。。。
そして少しお値段をアップすればお部屋食も選べたこと。。。
今回はすべて連れに任せたのでこればかりは致し方ない。
フロントとお風呂までが遠いのと、階段が多いのは難儀したが
随所に気配りとおもてなしの心が行き届いたお宿だ。
旧き佳きショーワの時代の名残が今もそのまま受け継がれている
お宿という印象を受けた。
やはり湯河原、さすがに外さない。
さて夕飯前にお風呂に入ってこよう。
此方は落差38メートルの滝を目の前に眺めながら浸かる野天風呂が
有名なお宿でもある。
続く。。。
■青巒荘(せいらんそう)
〒259-0314神奈川県足柄下郡湯河原町宮上679
TEL0465-63-3111
https://www.seiransou.co.jp
by forestkoro1015
| 2024-03-31 09:20
| 神奈川関連
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