日本の食文化のルーツを求めて。──「和食展」@国立科学博物館


25日まで上野で開催されている「和食展」へ。。。
本来は20年に開催予定だったらしいが、新型コロナの影響を受けて
開催が延期されていたという。

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雨なので空いていると思ったら、結構な盛況ぶり。。。


会場マップ。
場内は撮影可能。但し、三脚やフラッシュ、動画の撮影は禁止。
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水色の部分は食材の成り立ちについて。。。
まずは「水」
川の流れる早さで軟水か硬水が決まるそうで、日本の水の硬度が低いのは諸外国に比べると
川の流れが速いことも関係しているそう。。。


「キノコ」「山菜」のコーナーでは、こんなにたくさんの種類の山菜やキノコ類が
国内に自生していることに驚き、「野菜」のコーナーでは日本で食べられている野菜のほとんどが
外国から来たものであったり、自生する植物をたべられるように改良したものであることに
改めて驚かされる。場内には多種多様の大根の迫力ある展示も!!


「魚介」のコーナーにはマグロの実物大展示やインタラクティブ展示が!
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「海藻」「発酵」、旨味成分の「だし」などを経て、「和食の成り立ち」コーナーへ。


弥生時代の女王、卑弥呼の食卓(再現)
巫女でもあった彼女の食事内容はアワビ、マダイ、タケノコなど贅沢なお品が並ぶ。。。

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此方は織田信長の饗応膳(再現)
1582年に徳川家康をもてなした時の食事を再現した「十五日おちつき膳」
下段センターが本膳。
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続いて、すし、天ぷら、そばの屋台が並ぶ「和食の広がり」コーナーへ。

熟れずし(ふなずし)は滋賀の名産品として現在でも食べられているが
あの、クセのある美味しさは正直、好みがわかれるところ。
が、余呉にある「徳山鮓」さんの熟れずしはおかわりしたくなるほどの美味しさ♪

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アイヌの人たちの食卓。
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行楽と料理。
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ペリー総督の饗応膳。
1854年、2度目の来日となるペリー総督を横浜でもてなした時の料理(再現)。
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大正時代の中華料理。
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「多様化する和食」コーナーでは、漫画「サザエさん」のストーリーを軸に、
昭和の台所や食卓を紹介。
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最後の方では日本全国のお雑煮を紹介
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切り餅、丸餅、味噌仕立て、出汁仕立て色々あって面白いが、この地図を含めた
全国のお雑煮の記事は以前、雑誌(家庭●報だったかな)で同じ内容が特集されていて
大いに感動したことがあるのを思い出した。。。
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第二会場に至る出口付近に「これって和食?」とアンケートで問いかけるコーナーと
「あなたにとって和食とは?」と同じく問いかけるコーナーがあった。
ザッとみた感じでは、「うなぎ」「すし」「天ぷら」「すきやき」「とんかつ」などが多かった。


個人的には「味噌汁」「納豆」「玉子焼き」あたりだろうか。。。
海外から戻ってきて一番に食べたくなるのは「和食」だし、
昔、ローマに暮らす両親のもとによく運んだのも「白米」や「海苔」「醤油」「出汁」
「餅」の類だった。今はあちらでも普通に売られているお品が大半だが、特に母には
お気に入りのこだわりアイテムが多くて苦労したことを思い出す(笑)。
炊飯器も日本からわざわざ持ちこんでいたし(呆)。
やはり日本人の原点にあるのは「和食」ということなのだろう
そのような意味においても、ちょっと覗いてみるだけの価値はある特別展だった。


東京展は25日(日)で終了だが、この後、全国を巡回する予定となっているらしい。




※ご参考:文中に登場した滋賀県・余呉にある「徳山鮓」さんに関する紹介記事







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Commented by akaiga-bera at 2024-02-22 14:14
こんにちは。
おもしろい催しですね。
卑弥呼さまはなかなか美食家ですね。
でも今の食事にも通じて氏かk李見てしまいました。
Commented by forestkoro1015 at 2024-02-23 10:50
akaiga-beraさま

コメント有難うございます。
個人的には前半よりも後半の方が興味深く楽しめました。
卑弥呼のお食事内容、すごいですよね。
あの時代にあのようなごちそうがあったことにも驚きです。
やはり巫女さんは特別待遇だったのでしょうか。。。
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by forestkoro1015 | 2024-02-21 10:51 | 美術館・展覧会・LIVE | Trackback | Comments(2)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


by forestkoro1015