美しい器と素材にこだわった鮨店。──「すし道 冨座」@恵比寿
2024年 01月 14日
遅まきながらの新年会ということで連れていってもらったのが
恵比寿駅近くに昨年8月にオープンしたばかりの
「すし道 冨座」さんだ。
恵比寿という場所柄もあるのだろう。
土曜日・お昼のカウンター席は、お若いカップル客が多い。
真っ白な明るいつけ場(カウンター内)には愉快な大将の他に握り方がもう1名。
サービス担当の方も数名いて随所に気配りが行き届くお店だ。
まずは乾杯!!
日本酒をお願いすると「お選びください!」と登場するのは「江戸切子」。
ぐい呑みの中に江戸切子が混ざっているパターンはよくあるが
そのすべてが江戸切子というのは珍しい。
選ぶのも楽しいし、お酒がさらに美味しくなるように感じる。
最初は「三井の寿 大辛口 純米吟醸 +14」(みいの寿・福岡)。
裏側は「スラムダンク」の天才シューター・三井寿のユニフォームのオマージュラベルだ!
ちなみに14とはアルコール度数のこと。
江戸切子に合わせる片口もゴージャス! 新年会気分を盛り上げるにふさわしい酒器セットだ(笑)。
ビールも色々選べるが、「プレミアム・モルツ」をいただく。
コースの最初のお料理は「二色たまご&有馬山椒で味付けしたまぐろ」。
お酒のアテとしてもバッチリ!!
自家製ガリ。
握りは「中とろ」からスタート!!
よほどマグロに自信があるのだろう。ネットリとしてとろけるような美味しいマグロは
「石司」さんのマグロとのこと。
マグロ好きの母の影響でマグロに関してはうるさい方だが納得の美味しさ!!
○しろいか
トッピングは竹炭。
次のお酒は「澤屋まつもと 守破離 純米 五百万石」(京都・松本酒造)。
スッキリとした爽やかな口当たりのエレガントな味わいが特徴だろうか。。。
○コハダ
○ヒラメ
○カンパチ
モッチリとした舌触りのカンパチに柚子の風味がアクセントとなって美味♪
○白エビ
金沢発の白エビ。今回の地震直後に発注をかけてみたものの、無理だと思っていたら
無事に届いたそう。。。大将共々、現地の速やかな復興を願いながらいただく。。。
○赤みのヅケ
トッピングは柚子。
マッタリとした赤みが華やかな柚子の香りと共に雅な美味しさを醸し出す。
○べったら
続いては「モダン仙禽 無垢 無濾過生原酒」(栃木・せんきん)。
華やかな香りと爽やかな口当たりが楽しめる素朴な味わい。
「無垢」とある通り、透明感さえ感じさせるお酒だ。
○ばらちらし
漬けマグロにヒラメ・カンパチ、香の物を合わせて、イクラをトッピングしたお品。
マグロがお得意だけあって、此方も実に素晴らしい出来映え!!
ご飯少なめでお願いしたのだけれど、もうちょっと食べたかったかも(笑)。
○玉子
低温調理器でジックリと仕上げたという此方はカステラプリン(?)のお菓子のような味わい。
ちょっと面白い食感はデザートのような雰囲気さえある。
炊き上げた干瓢は1日置いて味をふくませてから巻物にするそう。
ホンノリとしたさびがアクセントとなっている。
○あがり
つけ場の奥が個室になっているようで、お料理が次々と運ばれていた。
まだ新しいキレイなお店なので、おデートはもちろん接待などにもオススメだろう。
ちなみに昨年のクリスマスシーズンはカップル客で満席だったそうだ(驚)。
「昨今の若い人は『お鮨Xmas!』なのかしらねぇ!!」と盛り上がってしまった。
いずれも美味しかったが、いただいた中では、やはりマグロが秀逸!!
ここ最近、訪れたお店の中では一番美味しいマグロのように感じた。
個室もよいだろうが、できれば大将と愉快な会話が楽しめるカウンター席がオススメ。
様々なお店で修行を積み重ねて独自の味とワザを生み出した大将の
「その日、その時々の素材の旨味を一番に味わっていただきたいですね!」
という言葉が強く心に残った。
「人生、一期一会」という言葉は、きっとお鮨にも当てはまるのかもしれない。。。
ごちそうさまでした☆
●すし道 冨座
東京都渋谷区恵比寿南2-2-4 山燃2ビル 3F
050-5600-7876
恵比寿駅徒歩2分
ランチ:12:00~:14:30
ディナー:17:00~23:00
無休
サービス料10%あり
30席
個室有(2〜8名)
全席禁煙
※ドレスコード:香水類はお控え下さい。
電話番号:03-6303-2728
すし道 冨座 (寿司 / 恵比寿駅、代官山駅、中目黒駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
by forestkoro1015
| 2024-01-14 18:05
| グルメ・都内・日本料理
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