地産地消にこだわった優しい味わいの「倉敷フレンチ」。──「プルミエ(Premier)」(晴れの国 おかやま紀行 vol.9)
2023年 12月 11日
「おおぞうえび」(よしえび)は岡山特産の名物エビで、瀬戸内海沿岸で
よく水揚げされる15センチ以上の大きなものだそう。
えびと生ハムの他に、「あんきも」「いくら」「ふぐ」「シャコのマリネ」
「キッシュロレーヌ」など、シェフの生まれ故郷でもある漁港・下津井から取り寄せる
新鮮な魚介類を中心に、素材の味を生かした品々がてんこ盛りでサーブされる。
いずれのお料理も美味しいのだけれど、「キッシュロレーヌ」が秀逸!!
「キッシュ美味しいですねぇ!」と素直な感想を述べたら、
「皆さまによく言われます!!」と胸を張っておられた。
「東京のなんちゃってフレンチよりも全然美味しいですよ!!」と言ったら
「そんなお恥ずかしい!!」と大照れ(笑)。
なかなかシャイなお方のようだ。
続いてはスープ。
にんじんと揚げパンで濃度をつけたポタージュだそう。
コックリとして美味♪
お肉かお魚が選べるメインでは「鯛のムニエル」をセレクト。
大きな鯛がデーンと鎮座ましましている。
東京のお店ならこの半分のサイズだろう。。。
トマトとオレンジのソースも柔らかな酸味があって鯛と良く合う。
立派な鯛に合わせて白もいただいてしまおう!!
アルゼンチンの「トロンテス」。フルーティーでエレガントな味わい。
デザートはマロンのチーズケーキと木苺のソルベ。
地産地消の食材を巧みに織り交ぜながら、倉敷ならではの美味しさを随所に追求されている
美味しいお店という感想を抱いた。
地元の食材を活かしたオリジナルの味という点においては、
まさに「倉敷フレンチ」と呼ぶにふさわしい
新しいスタイルのお店かもしれない。
●プルミエ(Premier)
岡山県倉敷市中央1-5-13
086-422-3600
山陽本線倉敷駅南口より徒歩15分
11:30~14:30(L.O)
17:30~21:00(L.O)
水曜休
30席(テーブル7)
プルミエ (フレンチ / 倉敷市駅、倉敷駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8