雲海に浮かぶ「天空の山城」。──「備中 松山城」(晴れの国 おかやま紀行 vol.3)
2023年 11月 15日
高梁市街の北端にそびえ、「おしろやま」の愛称で親しまれている
「臥牛山」(がぎゅうざん)(標高約480メートル)。
その頂きに立つのが、雲海に浮かぶ「天空の山城」とて知られている
「備中松山城」だ。
かつて難攻不落の名城といわれた現存天守12城の一つで、
日本三大山城にも数えられている。
兵庫の竹田城のように、雲海に浮かぶ幻想的な景色が拝みたいところだったが
夜明け(この時期は6時すぎ頃とか)と同時に見に行かないとNGとのことで
今回ははるばると登山して攻めることとなった。
クルマの場合は、途中にある「城見橋公園」までアクセスし、そこに駐車して
「登城バス」(往復500円)で登城口のある「ふいご峠」まで細い道を移動する。
道(階段がメイン)はハードだが、途中の紅葉は美しい。
そろそろ頂上も近いよう。。。
風情がある「三の平櫓東土塀」(国指定重要文化財)。。。
およそ20分もゼイゼイ言いながら山道を登り切った後は
山のヒンヤリとした空気感が心地良い。
「天守」
現存天守12天守のうち、唯一の山城に残っている天守で、二層二階の層塔式。
天和3年(1683年)に水谷勝宗(みずのやかつむね)の大改修の際に現在の形に
なったといわれていて、約340年が経過している。
天守の高さは約11mで、現存天守の中では最も低いものとなっている。
「本丸東御門」(復元)
木造本瓦葺き。本丸の勝手口にあたる。本丸内唯一の引戸。
本丸に戻ってきてホッと一息。
チケット売り場に大きな茶色いニャンコが我が物顔で寝そべっていたが、
このおニャンコさまこそ、城主の「さんじゅーろー」さまだ。
と思いきや、城主さまはお昼寝タイムに突入してしまったらしい。
またこの備中松山城は、NHK大河の「真田丸」のオープニング映像にも使用されたらしい。
それにしてもNHKのスタッフも機材を抱えての山城登山はさぞかし大変だったことだろう。
高梁市街の美しい景色をまぶたに焼き付けた後は、下山開始!!
紅葉を愛でる余裕もある。
下り道にはこのような立て看板が!
小さな休憩施設があって地元高梁の特産品があれこれと売られている。
おじさんが試食を勧めてくれた「ゆべし」がとても美味しい!
東北地方のゆべしのように甘いものではなく、高梁の特産品の「柚子」を用いた
何とも爽やかな味わいの美味しい「ゆべし」だった。
感激して何袋かお買い上げ!!
「天任堂」さんという創業200余年を誇る老舗のお店らしく、お取り寄せもできるらしい。
もっと買ってくればよかったと後悔しているところ。。。
なお、私が登城した翌朝は「雲海に包まれた天空の山城」を拝むことができたらしい。
(写真は当日の展望台ライブ映像からの借り物です。)
天候やその時々の条件によって見えたり見えなかったりするらしい。
この日はとても寒くて手袋が欲しいほどだったが、朝から快晴。。。
濃い朝霧が期待できるそう。。。うーん、実に惜しいことをした。。。
おつかれさまでした!!
by forestkoro1015
| 2023-11-15 00:25
| 岡山関連
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