800年前と変わらない優美な浄土庭園。──「毛越寺」(14年ぶりの岩手旅行・その17)
2023年 08月 18日
帰りの新幹線の時間が迫ってくる中、厳美渓の「空飛ぶだんご」か
訪れたことのない「毛越寺」かで迷ったが、雨も降ってきたし、
「毛越寺」へとクルマをまわす。
東西約180m南北約90mの「大泉が池」を中心に、洲浜、浪返しにあたる立石、
枯山水風の築山、遣水などを配した平安様式の優美な浄土庭園が、
850年(嘉祥3年)に創建された「毛越寺」(もうつうじ)(の庭園)だ。
奥州藤原家・二代目の基衡が造営したもので、
日本最古の作庭書「作庭記」に基づいて造られている。
○本堂
○南大門跡
この池を中心に造られているのが「浄土庭園」ということらしい。
○常行堂
290年前に再建された境内最古の堂。
これでちょうど一周という感じだろうか。
中尊寺に比べると、いささか地味な印象は拭えないが、二代基衡が七堂伽藍を、
三代秀衡が堂塔40、僧坊500を超える大伽藍を築き、当時は中尊寺をしのぐ華麗さを
誇ったという。
火災で往時の建物はほとんど焼失したが、現世浄土を表現した庭園は
今も平安時代と変わらない美しい姿を残し、国内に数ある浄土庭園の中にあっても
屈指の美しさと称えられる。
また、毛越寺は「花の寺」とも言われ、サクラ、つつじ、あやめなどか季節毎に
咲き誇ることでも有名なのだそうだ。
ノンビリしていた訳でもないのだけれど、やはり「空飛ぶだんご」には間に合いそうもない。
レンタカーを返却して駅に向かうことにしよう。。。
※以前、訪れた「空飛ぶだんご」@厳美渓の紹介記事は
by forestkoro1015
| 2023-08-18 19:10
| 岩手関連
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