天草のキリシタン史を即席で学ぶ!──「天草キリシタン館」(初夏の天草紀行 vol.9)
2023年 07月 13日
「祇園橋」の駐車場で「蜂楽饅頭」を食べた後は、
すぐ近くの「天草宝島国際交流会館ポルト」に立ち寄って1階にある
「観光協会」で「雨でも観光できるスポット」を尋ねてみた。
一番のウリはやはり「世界遺産の崎津集落」らしい。
前日に訪れたことを告げると、地図を広げて色々と相談にのってくれた。。。
次にめざしたのは本渡の街を一望できる「城山公園」の頂上にある「天草キリシタン館」。
建物の前の勇ましい雄姿の像は、島原の乱の一揆軍の中心人物、天草四郎時貞だ。
16歳で軍を率い、17歳で戦死した。今で言うところの高校生の年齢というのだから驚く。
雨なのが実に惜しい。
城山公園の園内には島原・天草一揆の殉教者千人塚やキリシタン墓地が点在している。
此方は千人塚。
一方通行の細い道を下っていくと、1645年に代官の鈴木重成が建てた曹洞宗の禅寺「明徳寺」が
見えてくる。
この石段の十字を踏み絵のように踏ませ、改宗を迫ったそうだ。。。
長い石段は後ろにあるのだけれど、ここで雨が激しくなってきて土砂降りに(汗)。。。
石段の「十字」までは探すことができなかった。。。
この後は、観光協会で「天草は磁器作りの原料となる陶石の産地」として知られていることを
教えてもらったので、天草陶磁器の窯元を訪れてみることにした。
天草陶石は、あの、平賀源内も認めた品質の良さを誇り、有田焼や清水焼などの主原料に
用いられ、年間の出荷量は約3万トン、日本の陶石生産量の3割を占めている。
スペースシャトルの耐熱材に使用されたことでも話題になったそうだ。
訪れたのはキリシタン館からも割と近い「丸尾焼」という窯元さんだ。
天井が高いスタイリッシュなギャラリー(店内)にトラディショナルなものからモダンなデザインまで
様々な器が並んでいる。それぞれに個性的で魅力的な器たちではあるのだけれど
お値段もなかなか(窯元さんだし)。
このような洒落たデザインの建物全体がギャラリーとカフェ(?)になっている。
さらに「本渡歴史民俗資料館」まで見学してしまった。
キリシタンの歴史とはあまり関係ないが、天草の古代からの成り立ちがよくわかる。
天草の島の大きさなども。。。
奄美大島も走り甲斐があったが、天草下島・上島も負けていない。
石垣島はレンタカーで走らなかったけれど、宮古島と小豆島は割と楽勝だった。。。
お鍋みたいで可愛い!!
そろそろお昼だ。
フライトは最終便だが、熊本空港までの所要時間(およそ2時間半)を考えると、
午後も効率的に回らなくてはならない。
とりあえずはお昼を食べにいこう。。。
続く。。。
by forestkoro1015
| 2023-07-13 22:06
| 熊本関連
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