酒田の迎賓館で立派な庭園と雛人形を愛でる!──「本間美術館」(春先の日本海北上の旅 vol.3)
2023年 03月 20日
江戸時代に開かれた北前船の拠点として「西の堺、東の酒田」と言われるほど栄えた
●手漉きガラスを通して庭園を眺められる喫茶室 ●2階から眺めたお庭
●庭側から眺めた「清遠閣(せいえんかく)」
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●「中西家の雛壇飾り」(江戸時代後期〜明治時代頃)
●「御所人形 鯛曳き童子」(寛政年間) ●「寛永風雛」(貞亭年間) ●「享保雛」(享保年間) ●「享保雛」(江戸時代後期)
●「享保雛」(享保年間)
●「次郎左衛門雛」(宝暦年間)
酒田の豪商が、日本一の大地主とも言われた「酒田の本間家」だ。
「本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に〜♪」と俗謡でも歌われた通り、
本間家は単なる金持ちだっただけでなく、地域社会の発展のために尽くした豪商でもあったらしい。
今回、最初に訪れたのは駅から割と近い「本間美術館」だ。
1947年に「本間美術館」として公開されたのが、本間家の別荘「清遠閣(せいえんかく)」と
庭園「鶴舞園(かくぶえん)」だ。
京風の造りの本館は、文化10(1813)年、本間家四代・光道(こうどう)が建てた別荘で、
大正以降は酒田の迎賓館としての役割も果たしてきたという。
●欄間や天井も凝ったつくり。
●お庭の眺め
●欅の一枚板をくり抜いて作ったという「梅の欄間」
新館も含めて、訪問時は「本間美術館のひな祭り」展(4月3日まで)が開催されていた。
1948年から続くこの「本間美術館のひな祭り」では、鶴岡の実業家・斎藤昌二氏が蒐集した
「白巽文庫コレクション」を中心に、庄内の名家「白崎家」に伝来した雛壇飾りや酒田の林昌寺から
寄贈された京都の老舗人形展の雛飾りなど、貴重な古典人形を紹介。
北前船がもたらした京文化を代表する雛人形や御所人形が色々観られて楽しかった!!
●「白崎家の雛壇飾り」(江戸時代末期〜大正時代初期)
横幅3.6メートルの8段飾り。
撮影がヘタで申し訳ないのだけれど(汗)、今年度のチラシのメインビジュアルに使用されている
お二方らしく。。。
ホンモノの写真は品があって何とも雅な雰囲気の映像なのだけれど(汗)。。。
お道具類も精巧でかわいい!
●「林昌寺の雛壇飾り」(江戸時代後期〜明治時代)
ごく一部だけのご紹介で結構、写真点数がいってしまった。。。
本間家旧本邸(徒歩で20分歩いた先にある)に関してはまた改めてご紹介しよう。。。
続く。。。
by forestkoro1015
| 2023-03-20 17:46
| 山形関連
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