レトロな世界へタイムスリップ!──「甘味喫茶 塩川」@松本(早春の松本&長野紀行 vol.7)


松本民藝館からバスで松本城方面へ引き返す。
このバスが全然来ない(汗)。予定より12分遅れて到着。すっかり冷えてしまった。


何か暖かいものを食べて温まろう!ということで意見が一致したのが、ぜんざい(笑)。
松本城近くには歴史のある甘味処が色々とあるようだ。
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その中から選び出した(バス停から一番近かった!)のが、「甘味喫茶 塩川」
(甘味 塩川喫茶部)さんというお城近くの少し奥まった路地にあるお店だ。


暖簾が下がっていなくて一瞬ドキッとしたが、反対側の入口に無事に下がっていた。
どことなくレトロな雰囲気の外観の此方は昭和8年創業とのこと。
先代の頃からこの地で甘味を提供し続けてきたお店らしい。
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店内を仕切るのはおかあさんお一人の様子。
メニューもあんみつ、みつまめ、クリームあんみつ、クリームみつまめ、ソフトクリーム、
クリームぜんざい、クリームソーダ、ソーダ水(イチゴ、レモン、メロン)、
コーヒー、ホットレモンとあまり多くない。そしていずれもとてもお安い。
クリームあんみつと栗ぜんざいが一番高くて600円だ。
田舎しるこ(つぶあん)と御膳しるこ(こしあん)は500円。


店内はそんなに広い訳ではないが、地元客に愛されているお店のようで常に混み合っている。


クリームあんみつかおしるこかで悩んだのだけれど、温かなおしるこの魅力には勝てなかった。
というわけで「田舎しるこ」をお願いする。


お母さんが煎れてくれたお茶が熱々で美味しくてホコホコに温まる。


田舎しるこ(つぶあん)登場!!
「熱いですから気をつけて召し上がってください!」とおかあさん。。。
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サラリとした餡が上品な甘さを醸し出す実に美味しいおしるこだ。
火傷しそうになりながら熱々の甘い粒餡しるこを頬張る幸せ感といったら!!

先ほど店内に漂っていたのはお餅を焼き上げる香りだったらしい。
ちょっときび餅っぽい感じもしたのだけれど詳細は未確認。
知り合いのお餅屋さんについてもらっているのだそうだ。
そして肝心の小豆は竈でじっくりと時間をかけて炊き上げられたものとのこと。。。
道理でシンプルな味わいながらも独特の美味しさがある餡に仕上がっている。

しかもサラリとしているので、お汁粉を食べた後のしつこさが口の中に残らないのが良い。
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添えられたお漬物もおそらく自家製なのだろう。
お汁粉との相性もバッチリ!!
正直、お宿でいただいたお漬物よりも格段に美味しかった!
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これだけ満足度の高いお汁粉とお漬物(とお茶)をいただいて「500円ポッキリ!」というのだから
なんだか申し訳ないぐらいだ。
都内なら平気で1,200円などという値段をつけてくるであろうお品だ。


身も心もホコホコに温まって大満足で店を後にしたのだった。



お店を出て少し歩くと、大正浪漫あふれる松本の観光ストリートのひとつ「上土通り」だ。
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白鳥写真館やピカデリーホールなど、大正時代から昭和初期にタイムスリップしたようなレトロな
建物が色々あって楽しい。
此方は2008年にクローズした「上土シネマ」
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最後の上映作品がそのままの状態で保管されている。
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小さな路地に人だかりがして並んでいるので近づいてみたら、「珈琲茶房かめのや」という
レトロ感あふれる喫茶店だった。並ばないとに入店できないとはっ(驚)。。。



その点、「塩川」さんはすぐに入ることができてし、お汁粉は美味しかったし、ラッキーだった。



ごちそうさまでした☆




●甘味喫茶 塩川(甘味 塩川喫茶部)
長野県松本市大手4-12-8
0263-32-2818
JR松本駅お城口より徒歩16分
11:00~17:00
水曜休
23席
1933年オープン





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Commented by jyon-non3 at 2023-03-10 14:40
わぁ、なんだか懐かしいです。
Commented by forestkoro1015 at 2023-03-12 22:20
jyon-non3さま

此方にもコメント有難うございます。
このように鄙びた中にも本格的な美味しい甘味がいただけるのも
松本の魅力の一つなのでしょうね。
しかもお値段もお財布に優しいし!!
懐かしい味も場所、他にもいっぱいありそうです!
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by forestkoro1015 | 2023-03-07 18:32 | 長野関連 | Trackback | Comments(2)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


by forestkoro1015