もうすぐおわかれ！！──「元気でね、シャンシャン！！」@上野動物園。

上野動物園で生まれ、上野動物園で育ったパンダのシャンシャンが、

中国に返還される日まで残り10日ほどとなってしまった（寂）。

元々、コロナの影響がなければもっと早く返還されるはずだったそうだが、

コロナが少し落ち着いてきたために、今回の返還が決まってしまったらしい。

上野のシャンシャンの他、和歌山の浜家のゴッドファーザーの永明、

その娘の桜浜、桃浜の双子姉妹もほとんど同時に中国に返還されるのだという。

双子パンダのレイレイとシャオシャオが生まれ、お姉さんとなったシャンシャンだが、

やはり上野で生まれた彼女が中国に帰っていってしまうのはとても寂しい。

最後にシャンシャンを元気づけておわかれを言いにいこう！！。。。

外れてばかりのパンダ抽選でようやくゲットできた入場券を握りしめて

出かけることに。。。

この日はお昼に友人とランチを楽しんだあとの訪問だったのだけれど、土曜日ということもあって

ものすごーーーく並んでいた（平日も並ぶらしい）。

45分ぐらい並んでようやく入場。

いつもと違うのは1回のみの観覧で15〜16人のグループに分けられ、持ち時間は約3分。

カメラ持ちももちろんOKだ。

見えた！！今回は座って竹をモグモグしている（静止に近い状態・笑）。

「このまま動かないでね！動いちゃだめよ！！」
という願いも空しく、私たちのグループが正面に進む直前に、ムックリとお尻をあげて

動きだしてしまった（汗）。あーあ、動かないで！！と言ったのに（笑）。

必死で追いかけるが、ランチに飲んだワインのせいで、此方も動きが鈍い（汗）。

ん？はげ？ている？？？

うん、やっぱり丸っこいハゲが！！

少し調べてみると、検疫検査のために刈られた後とか、ストレスとか、色々なことが

書かれているが、ちょっと前にベッドから降りる際に自分でこすりつけた後（降り方のクセ？）

という話もあったようだし、よくわからない。ストレスだとしたらかわいそうだし、

オロナインか赤チンをつけてあげたい。。。

が、彼女はそんな此方の気持ちを知ることもなく、とにかくよく動きまわる（汗）。

あーーーっ！！隣の部屋に行ってしまう。。。

ここで、観客の皆さんも一斉に「民族大移動！！」（笑）。

左から右へ。。。

隣の部屋で歩き出すシャンシャン。。。

なんだか所在なげな様子だ。。。
そしてまた、さっきの部屋に戻っていくらしい。。。おいおい！！ここでまたまた皆さん「民族大移動！！」（シャンシャンを追いかけるのも大変！！）

今度は右から左へ。。。

もとの部屋に戻ってきて安心したらしいシャンシャン。。。

ん？
このポーズはもしかして（汗・汗・汗）。。。
横のおばさまが突然に叫んだ！！

「あらっ、もしかして用をたしてる？？？」（笑・笑）。
まぁ、何かを食べれば、もよおしたくなってしまうのは、生き物の摂理だ。

先ほどからウロウロしていたのは、この日、この時の快適な場所を求めての探検散策

だったのかもしれない。

ここで無念のタイムアウト！！

用を足して清々しい風情でお尻をふりながら歩いていくシャンシャンに向かって

「中国に行っても達者で暮らせよーーーっ！！」とおわかれしたのだった。

今まで中国に帰っていったパンダの中には、やはり「言葉の壁」で苦労した個体もいたらしい。

そりゃあ日本語で話しかけられていたのが、中国語で話しかけられるようになると

中には混乱するパンダもいることだろう。

また日本で食べていたご飯と同じモノが食べられなくてストレスを抱えるパンダもいるらしい。

上野動物園でいささか過保護気味に育てられたシャンシャンは向こうで元気に暮らすことが

できるのだろうか。。。いささか心配だけれど、シャンシャンや他の3頭のパンダたちの

今後の幸せを祈らずにはいられない。

ありがとう。そして元気でね、シャンシャン！！

※「シャンシャンがおうちに来た日。」の紹介記事は

※「バックシャン・シャンシャン」の紹介記事は

※「双子パンダと満開のサクラ」（おまけシャンシャン）の紹介記事は

※「もうすぐ見納め！」の紹介記事は