萩名物！冬のご馳走「マフグ」をいただく。──「夕景の宿 海のゆりかご 萩小町」（夕食編）（雪まみれの山陰出張 その6）

　

山口県・萩のお宿「「夕景の宿 　海のゆりかご 萩小町」さんでいただいた

夕食の様子をご紹介。

お食事は「波止場の町」にある「海遊の間」でいただく。

3面ガラス張りの大広間はすべて畳敷きでテーブルが30卓ほど。

時間帯によって区切られている。

お天気が良ければ海の向こうに萩の夜景が望めそうな感じの食事処だ。

生憎、外にはまだ雪がシンシンと降っていた。

いただくお料理は和風会席のコースだ。

●セッテイング：お皿数がいっぱい！！

「山口」といえば「フグ」が有名なので密かに期待していたところ、

ピンポン（嬉）！！

「フグ三昧」という訳にはいかないが、期待通りに登場した。

山口のフグというと下関が頭に思い浮かぶが、実は萩のフグ漁も昔から有名で、

山口県の天然フグの大半は萩で撮れたものなのだそうだ。

萩で獲れる「真ふぐ」は体の表面にトゲがなく、なめらかなことから「ナメタ」

または「ナメラ」と呼ばれ、萩では古くから親しまれてきたという。

フグの代表格である「トラフグ」の流通量のほとんどが「養殖物」であるのに対して、

「真ふぐ」は全て「天然物」なのだそうだ。

「真ふぐ」は、身の色が美しい飴色で、深い旨みがあり、地元漁師さんの中には

「味はトラフグより真ふぐが勝る」と言う人も少なくないらしい。

●先付け：季節の前菜　五種盛り

最初にいただいた右側のピンクのお品が甘いデザート風（？）のものだった（笑）。

●お造り：地魚四点盛り

サワラ、マグロ、ブリ、鯛。

●マフグ刺し

久しぶりにいただいたフグ刺しに感動。8枚ほどにちゃんと皮もついている。

「萩」といえば「夏みかん」が有名で、街のあちこちに夏みかんの木を見かけた。

「夏みかん丸漬け」などのお菓子も有名なのだそう。

●炉物：鰆葱鍋

お野菜タップリで身体が温まる一品。

●炉物：むつみ豚陶板

「むつみ豚」とは萩のブランド豚のことで、パン工場などから出る製造ロスのパンを乾燥させた

パン粉を利用した自家製飼料を食べさせて育てることで、甘くて柔らかい豚になるそう。。。

たしかに甘くて美味しい！真ふぐも美味しいけど、むつみ豚も美味い！！

●凌ぎ：焼野菜豆腐

この日はカボチャ！お出汁が美味しい！

●揚げ物：真フグ唐揚げ

ちょっと火が入りすぎていたけれど、大好物の「ふぐの唐揚げ」！！

しかも「トラフグ」でなくて天然の「真フグ」だ（嬉）。

萩の冬の味覚を存分に味わう幸せ♪

●「東洋美人」

萩のお酒をいただきたいということで、こちらをチョイス。

「澄川酒造場」は萩市の北部・山あいにある蔵だ。

こんな天気でなければ立ち寄ろうと思っていたけれど断念。。。

少し甘めではあるけれど、濃厚で華やかなお酒だ。

●ご飯：焼きフグ釜飯

なんと！！ご飯まで「フグ」とは嬉しい限り！！しかも一人分ずつお釜で炊き上げられる。

中には焼きフグと銀杏がゴロゴロ！

盛り付け〜！

お焦げも美味しくて、思わずお釜のご飯をこそげとってしまった（笑）。

お椀、香の物と共に。。。

●甘味

わらびもち、みたらし、ショコラ系のお菓子

デザートをいただく前に、満腹度130パーセント。「焼きフグ釜飯」のお代わりまでしているし（呆）。

甘味はお部屋でいただくこともできるそうなので、そのままお部屋まで持ち帰ることに。。。

山口・萩の冬のご馳走、「マフグ」はいただけたし、「むつみ豚」は美味しかったし、東洋美人は

華やかだったし、なかなか満足度の高い夕食となった。

街の中心部からは少し離れた場所にあるお宿だし、お料理もなかなかなので、

できれば食事付きのプランがオススメ。

3月末までの「全国旅行支援」にもまだ間に合いそうだ。。。

ごちそうさまでした☆

夕食も良かったが、翌朝の朝食も美味しくてついつい食べ過ぎてしまった（笑）。

続く。。。