荒ぶる日本海に寒さ倍増！──「夕景の宿 海のゆりかご 萩小町」（建物編）（雪まみれの山陰出張 その5）

「海に浮かぶように建つ宿」というと、関東では伊東温泉にある「サンハトヤ」が有名だが、

山口・萩にも同じように「海に浮かぶように建つお宿」がある。

萩市内を中心に合計6つの宿泊施設を展開する「萩一輪グループ」の一つ、

「夕景の宿 　海のゆりかご 萩小町」さんだ。

萩の中心部から少し離れた場所に佇む此方は、名前の通り、

夕景と温泉がリピーターに大人気のお宿らしい。

ちなみに楽天トラベルでも「4.32」という高得点をキープしている。

全室オーシャンビューの客室からは素晴らしい景色を楽しむことができる・・・・

が、それは晴れていればの話。。。

（※写真は借り物です。）

実際はドヨーンとした暗い空と、荒ぶる日本海しか拝むことができなかった（涙）。

しかもお部屋は低層階の和室10帖。

荒ぶる日本海は目の前だし、広くてユッタリしているが、エアコンを最強にしてもこの日は寒くて

凍えそうだった（笑）。石油ファンヒーターが欲しかったし！！

広い館内には露天付きの特別室やデザイナーズルーム、各種洋室もあるらしい。

せっかくだったらそちらが良かったが、シングル仕様なので致し方ない。

が、さすがに温泉は良かった。

萩で北長門国定公園の海を一望できる露天風呂は此方だけということで、目の前に広がる日本海を

眺めながら温まれる温泉はまさに極楽。外は凍えそうに寒かったけど（笑）。

（※写真は借り物です。）

此方の露天風呂は時間帯によって男女入れ替えとなる。

●夕陽の湯

●夕波の湯

そして個人的に感動したのが、此方の「海上天然大岩風呂」だった。

海へと続く、大自然が造りだした天然の芸術作品でもあるそう。。。

残念なことに此方の天然岩風呂は「温泉」ではないそうだが、これだけ迫力のある岩風呂は

滅多にお目にかかれるものではないだろう。

此方も時間帯で男女が入れ替わるが、もちろん両方を制覇してきた（笑）。

（※写真は借り物です。）

「天然大岩風呂」に行くまでの通路。

館内には「海原の町」「天空の町」「悠久の町」等、7つの小町が設定され、パウダールーム、

マッサージルーム、リラクゼーションルーム（マッサージチェアが無料！）、シアタールーム、

PC.ルーム、本の貸し出し室に卓球やカラオケができる場所など、

とにかく盛りだくさんなエンターテイメント施設のようだ。

ウエディングも行えるらしい。

（※写真は借り物です。）

が、階段を上ったり降りたり、広すぎる館内はまるで迷路のようで、慣れるまでは

迷子になりそうだった（笑）。

そうそう萩焼コーナー（陳列室）などもあった（気に入ったお品は購入可能）。

中では一番好きだった「青萩」。

我が家にもあるが、ほとんど使わない茶器セット。

萩焼自体が少しゴツいので、他の器を欠かしてしまうことがあるのが難点だろうか。。。

温泉もお食事も悪くなかったのだけれど、唯一のマイナスポイントがお布団！！

もちろん夕食中にお部屋に敷いてもらえるのだけれど、

なんと！掛け布団も敷き布団も1枚ずつしかセッティングされていなかった。

これではただでさえ寒いのに凍え死んでしまいそうだ（笑）。

押し入れからもう一枚、掛け布団を引っ張り出して寒さは凌ぐことができたが、

敷き布団1枚は正直辛かった（笑）。

おまけに夜中に足が攣って目が覚めるし（汗）。

長州・萩の人達は寝るときも質実剛健なのだろうか（謎）。。。

普段、電気毛布でヌクヌクになってフカフカのベッドで寝ている身には苛酷すぎた（笑）。

敷き布団も2枚に増やせばよかった。。。

お世話になりました！！

次回は夕食編をご紹介しよう。。。

●夕景の宿　海のゆりかご『萩小町』

山口県萩市椿東6509

0838-25-0121

東萩駅、萩バスセンターまで送迎あり。

http://hagi-komachi.jp/