「Dr.コトー診療所」@シアタス調布


16年ぶり(初回放送分から数えると19年ぶり)にあの名作TVドラマが戻ってくるという。
そう、日本の西の端に位置する孤島「志木那島」を舞台に、たった一人の医師として
島民たちの命を救ってきた「Dr.コトー」こと、五島健助(吉岡秀隆)と
島の人々とのあたたかな触れあいを描いた「Dr.コトー診療所」(映画版)だ。

「Dr.コトー診療所」@シアタス調布_d0352022_17083571.jpg
ドラマ版の頃から欠かさず録画して観ていたファンの一人として
公開を待ちわびていた作品でもある。
当時はサントラ盤まで購入し、今回は映画のパンフレットまで購入してしまった(鑑賞前に)。。。



Tverやフジテレビでも過去の再放送が特集されていて(フジテレビはまだ放送中)
復習も兼ねて、だいぶチェックした上で映画館へ。。。


さすがに16年という時間の経過は長い。
コトー先生をはじめ、お馴染みのメンバーたちも皆さん、歳をとったなーという印象。。。
いや、もちろん観る側の自分もその分、年齢を重ねている訳たけれど(笑)。


コトー先生は診療所の看護師の彩佳(柴崎コウ)と結婚し、彩佳は現在妊娠7ヶ月の設定。
免許を持たないコトー先生は昔のまま、自転車で往診に出かけるが、その自転車は
電動アシストに進化している。


大自然に囲まれた志木那島の美しい景色は以前のままで、その風景の中自転車で走る
コトー先生も昔のままだ。

今回はドローンで撮影したそうだが、以前はヘリコプターを飛ばしての空撮だったらしい。
たしかに「どうやって撮影したのだろう・・・」と当時は驚きながら眺めていたものだが。。。


研修医としてやってきたキンプリの高橋海人がなかなか良い演技をしていたし、
看護師の生田絵梨花も悪くなかった。
蒼井優、神木隆之介、伊藤歩、堺雅人など、ドラマを観ていたら懐かしいと思う人達の
使い方もよく考えられたものだった。
何よりもすでに引退して今は会社員として活躍している富岡涼くんが、このドラマのためだけに
復帰し、重要な役をこなしていたことも評価に値するだろう。



今回の映画制作にあたって、過去の映像は一切使わなかったのだそうだ。
それだけでも作品にかけるスタッフや役者たちのものすごい意気込みを感じる。
たしかに16年という時間はあまりにも長すぎるし、今、撮らなかったらもう二度と撮れない
作品だったかもしれない。


、たった134分という尺で、今回のストーリーを、「Dr.コトー診療所」を
完結するにはあまりにも時間が足らないように感じた。
内容(エピソード)が盛りだくさんすぎて(どのエピソードも見逃せないほど緊迫感があって)、
気づくと(感情移入しすぎて)拳をにぎりしめている(頑張って!という意味で)自分がいた(笑)。



できればテレビドラマでゆっくりとすべてのエピソードを追いながら鑑賞したかったかも。。。
ないものねだりになってしまうのだけれど。。。



「相棒」や「踊るシリーズ」が映画で成功したのには、盛り込みすぎがなかったからかもしれない。
まぁ、16年の空白はどちらにもなかったけれど。。。



どこかの映画評に書かれていたが、「観る側にも覚悟が必要」の意味がよくわかった。。。





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by forestkoro1015 | 2022-12-18 18:03 | 映画作品・TV作品 | Trackback | Comments(0)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


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