憧れの「居酒屋百名山」を満喫した夜。──「酒どこ べらぼう」@能代(秋の東北満喫の旅 その6)


「川どこ べらぼう」のお母さんにクルマで送ってもらって到着したのが、
能代駅から少し歩いた繁華街の一角に佇む「酒どこ べらぼう」さんだ。


ご存じ居酒屋探訪家として名高い太田和彦氏が「居酒屋百名山」で取り上げ、
数々の関連TV番組でも紹介されたことのある全国区の居酒屋の一つでもある。

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今回、秋田に出かけることが決まったと時から、絶対行く!と決めていたお店だ。
カウンター席の他に小上がり席、奥にお座敷席と席数はたっぷりしているが
帰る頃にはほぼ満席となっていた。。。



※お母さんが営む「川どこ べらぼう」さんの紹介記事は





カウンターの一番奥にいるのが捻りはちまきをしたご主人(ここではマスターと呼ぶらしい)、
その隣が息子さん、一番手前に焼き方専門らしいおじさま(釣りの名手だそう)。
お母さんが店の皆さんに紹介してくれてカウンター席に陣取る。



まずはビール。
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メニュー(一部)。

「東京から来ている人だから『だまこもぢ』食べさせてあげて!!」とお母さん。
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お酒メニュー。
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メニューは色々揃っているけれど、初めてのお店なのでおまかせでお願いする。
好き嫌いを聞かれるが、何でも食べる派なので問題はない。



○いぶりがっこと赤ずし(赤漬け)、白いのはべったら漬け(?)
「赤ずし」とは炊いた餅米を塩で揉んだ赤紫蘇と酢で発酵させたお米の漬物で秋田の郷土料理の一つ。
はじめていただいが、モッチリとした食感と酸味が合わさって独特のお味。
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○ギバサ(アカモク)の酢の物
磯の香りがする粘りがものすごい海藻。食物繊維が豊富で美容にも健康にも良い食べ物として有名。
お昼もGAOで食べたなぁ。。。
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ここらへんで日本酒に移行。せっかく秋田まで来たので「秋田県内のんめ酒」から。。。

1杯目は「刈穂 山廃純米」(写真なし)。かなりガツンとした辛口系。
「秋田に来たなー!」という実感がわいてくる感じのお酒でもある。


○長いもとんぶり
「畑のキャビア」として知られるとんぶりは、コキア(ホウキギ)に実る1~2mmほどの緑色をした実の
外皮を剥いて乾燥させたもの。魚卵のようなプチプチとした食感がキャビアに似ているのだそう。
最初はお醤油をかけないで、次に好みでお醤油をかけて食べるのがオススメらしい。
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○お造り
いか、しめ鯖、ハタハタずし。
キレイな色合いのいかも、とろろ昆布がのったしめ鯖も美味しいが、 
このハタハタずしが絶品!
秋田の名産ハタハタを用いて飯ずしにした発酵ずし(熟れずし)の一つで、程よい酸味が
ハタハタの美味しさを際立たせる一品。これだけでお酒がグングンと進んでしまう(笑)。
もったいないのでチビチビといただく(笑)。
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次にいただくのは「天の戸 純米」(これも写真がない・汗)。
横手のお酒ということだが、ちょいと甘め(私にとっては)な印象。。。


○氷下魚とガサ海老焼き
「ハタハタ〜!」と喜んだらマスターたちに笑われてしまった(汗)。
ハタハタは年々漁獲量が減っていて大きさも小さくなっているのだとか。。。
稀少魚になってしまうのだろうか。。。
一方のガサ海老は日本海沿岸の限られた地域でしか獲れない稀少な存在の海老なのだそうだ。
頭からガツンと!!ということなので、その通りにいただく。
ほんのりと甘くてウマーーッ!!
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次の日本酒は「秋田杜氏 純米吟醸」
これはかなり好きなタイプ。芳醇というか味わい豊かというか、お代わりしたいぐらい(笑)。
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お魚系が続いたと思ったら焼き鳥が登場!!
○ねぎま
秋田の鶏肉といったら、もちろん比内地鶏だろう。
しっとりと柔らかく、旨みが凝縮されたお肉だ。
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○砂肝(たぶん)と椎茸
お肉も美味しいが、椎茸も○。
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次のお酒は「白神のめぐみ 特別純米」
世界遺産、白神山地に湧き出る豊富な天然水を直接蔵まで引き込んで仕込んだお酒とのこと。
白神山地のお水が美味しいからだろう。どこまでもやわらかく、爽やかで清冽なお酒だ。
此方も好み。。。困った(笑)。。。
一応、酒猪口はいささか小さめ(90〜100CCぐらいかな)。色々種類を飲んでみたいので(笑)。
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○自家製塩辛
塩辛は自宅でも作るが、やはりプロの味は違う。イカの鮮度もあるのだろう。美味しい!
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次は「やまとしずく 純米」
「𠆢」に「ト」に水滴がつくので「???」だったが、マスターに読み方を教えてもらった。
此方もお米の美味しさか際立つ涼やかで美味しいお酒だ。

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○かすべの竜田揚げ
男鹿水族館GAOでも見かけたかすべちゃん(エイ科)の揚げ物。
かすべというと北海道のお魚というイメージが強いが、ここ秋田でも獲れるらしい。
それをカリカリに揚げて熱々でいただく。美味しくない訳がないだろう。
すでにお腹は一杯になのつつあるのに軽く食べられてしまう。
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かすべちゃんに合わせていただくラス1は、マスターオススメの「山本 ピュアブラック純米吟醸」
凜としたチカラ強さを感じさせるドッシリ系でありながら瑞々しさを感じさせる味わい。
さすがオススメだけのことはある一杯。。。
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○だまこもぢ鍋

「少なめ」でお願いしたにも拘わらず、ドーンと登場したのがオススメの此方。
「だまこもぢ」とは焼かないきりたんぽのことで、うるち米をすり潰したご飯を
そのまま丸めてお鍋にいれたもの。。
稲庭うどんなのだろうか。うどんと瑞々しいセリ、葱、キノコなどが入り、
お出汁は比内地鶏。もちろんお肉も入っていて、とても美味しいし温まるのだけれど
いかんせん、ボリュームがありすぎ(汗)。

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「だまこもぢ」は頑張って3つほど食べたが、うどんまでは手がまわらずにギブアップ(汗)。


いやー、一皿のボリュームが多い割に、頑張ってよく食べたと思う(笑)。よく飲んだし(呆)。


帰りはお店の千社札をいただき、タクシーを呼んでもらってお母さんとちゅらさんの待つ
「川どこ べらぼう」へ帰る。
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カウンターをはじめ、店内には「べらぼう凧」のモチーフや世界各国の民芸品(お土産?)が並ぶ。
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太田氏によれば、此方のマスターは「初生雛鑑別師」として世界各国で活躍した後、
此方のお店を開いたのだそうだ。世の中には様々な人生があるなぁ。。。
そんな想いを胸に抱きながら、酔っ払いはタクシーに乗りこんだのだった。。。
お会計は5,500円。お酒も安いが、お料理も能代価格だ。



唯一の心残りはお店のプライベートブランドのお酒を飲み損ねたこと。
最後に飲もうととっておいたのに、どうしても満腹すぎて飲めなかった(汗)。
その、「うぼらべの酒」という名前のお酒は、逆さからよむと「べらぼう」(笑)。
此方は能代市内に酒造を構える「喜久水酒造 が醸すお酒とのこと。
ちなみに此方の酒造は、奥羽本線で使用していたトンネル(100メートルもあるそう!)を
利用した「トンネル地下貯蔵庫」で日本酒を熟成させることでも知られている。
今回、見学してみたくて調べたのだけれど、アクセスがちと不便であきらめた(涙)。

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いつか機会があったら、酒好きの連れと共に是非また再訪してみたいお店だが、能代は遠いなぁ。。。
が、帰ってきて気づいてしまった。。。「大館能代空港」があるじゃーないかっ(笑)。
再訪できる日も近そうだ。。。



ごちそうさまでした☆




さて宿に戻ってお風呂にでも入ろう!!




続く。。。







●酒どこ べらぼう
秋田県能代市柳町2-39
0185-54-4066
能代駅から789m
17:00~22:00(※23:00まで営業延長あり、お電話ください。)
月曜休
http://www.shirakami.or.jp/~asano/berabou/berabou_hp.html

酒どこ べらぼう居酒屋 / 能代駅
夜総合点★★★★ 4.3

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by forestkoro1015 | 2022-11-12 19:04 | 秋田関連 | Trackback | Comments(0)

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by forestkoro1015