「ローマの休日」と焼き芋。

昨日、NHK BSで「ヨーロッパ街角中継 4Kで旅する永遠の都・ローマ」と

いう番組が放映されていた。

ローマとポンペイの魅力をあますところなく生中継ということで、

ローマに長く暮らしていた母と眺めていた。

若い頃に出かけたポンペイの遺跡も面白かった（この時は親友の結婚式のために成田から

オークラまで直行という芸能人みたいなスケジュールを組んだにも拘わらず、

彼らは数年で別れ、今は別々の相手と再婚して幸せに暮らしている）が、

やはり圧巻は「ローマの休日」のラストシーンでアン王女が新聞記者たちに謁見する

シーンで使われた「コロンナ宮殿」だった。

ちょっとわかりにくいのだけれど、「ヴィットーリオ・エマヌエールⅡ世記念堂」の

近くに位置している。17〜20世紀に収集されたコロンナ家のコレクションを展示する

美術館とても知られている。今もなお、コロンナ家の人たちが暮らしている。

まだスマホなどない時代にどうしても行ってみたくて、地図で探し探し訪ねた

「コロンナ宮殿」の大広間に立った時の感動といったらなかった（笑）。

「ローマの休日」は1953年の公開で、それほど古い映画ではないのだけれど、

「真実の口」に手を入れたり、「スペイン階段でアイスクリームを舐めたり（現在は禁止！）」

ローマを訪れたら必ずやること（笑）はとりあえず全部やってきた。

が、一番印象深いのは「最も思い出深い都市はどこですか？」と記者に尋ねられ、

「ローマです！」と答えるアン王女の高貴で美しく、そして少し憂いを秘めたシーンだろう。

その撮影が行われたのが、此方の「コロンナ宮殿」（大広間）という訳だ。

（※写真は借り物です。）

映像を観て懐かしがっていたら、「こんなところまで行ったの？」と母は呆れていた。

当時はローマに暮らす両親のアパートを拠点にあちこち観光していたが、

往復の飛行機代（とお小遣い）だけで遊び回ることができた。

今では考えられないほどの贅沢な話だ。当時、コロナが流行っていなくて本当によかった！

閑話休題。

昨日、今日と少し盛り返したが、金曜日は雨が降ってとんでもなく寒かった。

クルマの外気温表示が11度から動かない（ブルブル）。

何かあたたかい食べ物が欲しくて飛び込んだ地元スーパーの「石焼き芋」は売り切れ（涙）。

どうしても「焼き芋」が食べたくて、その横にあったサツマイモ（！）を買って帰ってきた。

というのも、電子レンジの「取説」に「焼きいも」の項目があったことに、先日、気づいたからだった（遅）。

いつもは蒸し器で蒸すことが多いのだけれど、それでは「ふかしいも」になってしまう。

「水気をふきとり、ところどころにフォークで穴を開け、自動メニューを選択して、ヒーター加熱で

およそ50分・・・」。。。

少し時間はかかるが、熱々&ホクホクの芳ばしくて美味しい焼き芋が完成した。

家中が少し芋くさくなってしまったが、美味しかったから良いことにしよう。

ホワイトソースやグラタン、時々焼くケーキ類などにはよく使うが、「焼き芋」がこんなに簡単に

できるなんて（遅っ！！）。。。

おまけ：10月のネイル。

少し秋っぽくシックな感じに。。。