岩をくりぬいた崖に建つ寺院。──「岩室観音堂」@吉見町
2022年 07月 30日
東松山まで所用で出かけたついでに足を伸ばしてみたのが、
吉見町にある「岩室観音堂」だ。
「吉見百穴」の駐車場に車を駐めて歩いていくと、「こんなところに!」というような
山の岩の間に挟まるように観音堂は建っていた。
此方の「岩室観音」は810〜824年頃に建立されたと言われている。
弘法大師空海が、岩をくりぬいて36.4センチの観音像を彫刻して岩窟に納め、
名称を岩室山と号したのがはじまりとされている。
現在のお堂は江戸時代の寛文年間(1661~1673年)に再建されたもので
京都清水寺の観音堂と同じ系統の「懸造り」と呼ばれる江戸時代では珍しい建築様式だそう。
この岩室観音は「比企西国三十三所観音札所」の第三番にあたり、
四国にある弘法大師ゆかりの霊地、八十八ヶ所の寺々の本尊を模した仏像
(石仏)が祀られている。
左手の洞窟には1番〜51番、
昔の人たちの信仰の厚さが垣間見える有難い場所だ。。。
2階に上がってみる。此方が本堂。
戦国末期、秀吉軍によって建物は焼失したそうだが、奇跡的にご本尊だけは岩窟内で無事だったそう。。。
裏手には「胎内くぐり」ができるハート型の祠が!!
(写真は借り物です。)
「安産祈願」が元々のご利益だそうだけれど、胎内をくぐり抜けて(胎内に一度戻ってまた出る)
新たに生まれ変わるという考え方もあるのだとか。。。
ヒールでは難しいし、妊婦さんにはあまりお勧めしたくないかな。
♥️型をしていることから、最近は縁結びとしてのご利益で訪れる人も少なくないそう。。。
すんごく暑い平日に訪れたので、誰もいなくてとても不気味だった(笑)。
お堂の中は涼しい(洞窟だし)のだけれど。。。
感動の度合いで言うと、千葉・長南町にある「笠森観音」の方が
インパクトは大きいかなぁ。。。
巨岩の上に聳え建つ観音堂は床高約20m。
階級75段(かなり急でこわい!)を上らないと到達できない。
その建築様式は日本唯一の「四方懸造(しほうかけづくり)」として
国指定重要文化財となっている。
この後はもちろん「日本のカッパドキア」として有名な「吉見百穴」へ。。。
※千葉県長南町の「笠森観音」の紹介記事は
●岩室観音堂
埼玉県比企郡吉見町北吉見309
東武東上線「東松山駅」下車 川越観光バス「鴻巣駅北口」行
「百穴入口」下車 徒歩5分
東武東上線「東松山駅」から車で約10分
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slow33jp at 2022-07-30 19:24
ここは面白いですよね。
2回目です。
東松山からバスで行ったんです。
吉見百穴もやはり一番初めに行った時が
感動が大きかったような(笑)
2回目です。
東松山からバスで行ったんです。
吉見百穴もやはり一番初めに行った時が
感動が大きかったような(笑)
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forestkoro1015 at 2022-07-30 21:51
カフカフカさま
コメント有難うございます。
うーん、もう少し感動を期待してしまったアタシです(笑)。
吉見百穴の方が、カッパドキアと似たところもあって
面白かったかな。
まぁ、お寺とは本来、地味なものですものね。
吉見百穴はお土産屋さんのご主人がガイドしてくれて
とても興味深かったです!!
落石で立ち入り禁止になってしまったのは残念ですが!!
コメント有難うございます。
うーん、もう少し感動を期待してしまったアタシです(笑)。
吉見百穴の方が、カッパドキアと似たところもあって
面白かったかな。
まぁ、お寺とは本来、地味なものですものね。
吉見百穴はお土産屋さんのご主人がガイドしてくれて
とても興味深かったです!!
落石で立ち入り禁止になってしまったのは残念ですが!!
by forestkoro1015
| 2022-07-30 19:03
| 埼玉関連
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