奄美大島ドライブ紀行 その11── 愛あふれる郷土料理居酒屋@「喜多八」

奄美大島3日目の夕食。

お天気に恵まれた絶好のドライブ日和ということで、島ドライブを楽しんできたので

お腹が空いた。いや、おやつに「カーボーイランチ」を食べてしまったので

この日もひとっ風呂浴びてからのいささか遅いスタートとなった。

※奄美大島・大和村のサーファー御用達・カレーと「カーボーイランチ」が食べられる

「ウエスターナーズカフェ」の紹介記事は

この日は初日にチラッと覗いて「滞在中に来てみよう！」と話していた「喜多八」さんへ。。。

此方も観光客と地元客で毎日、大賑わいのお店のようだ。

お料理は7品のお決まりで、3,300円ポッキリ。

ドリンクは何を頼んでも3杯で1,100円の計4,400円という明朗会計が嬉しい。

最初は2階のお座敷席に通されたが、足が長すぎる私（！）を心配してくれて（笑）、

「1階のテーブル席がちょうど空きましたからどうぞ！」と席替えしてくれた。

まずは「とりビー」（とりあえずビール！）。。。

○おつまみ4種

トビンニャ、マンゴーのお漬物、島らっきょぅ、生姜と豚肉の和え物

正直、どれを食べても驚くほどの美味しさ。ビールから黒糖焼酎へとついつい進んでしまう（笑）。

お店の味というよりも、奄美大島の伝統を受け継ぐ家庭料理をいただいているような感覚。。。

前日食べたマンゴーのお漬物や島らっきょうの概念が吹き飛ばされた。

○前菜

白瓜とかつおを炊き上げたもの。

温かいお漬物という感じの優しい食感。気取らない味わいにお箸が進む。。。

○厚揚げの煮物

特大サイズの厚揚げが甘辛い味付けで柔らかく炊き上がっている。しかも熱々。。。

一口頬張るごとに美味しさが全身に染みていく。

たかが厚揚げ、されど厚揚げという感じで、思わずお代わりしたくなるほどの美味しさ♪

○冬瓜とアオサの汁物

アオサの香りが際立つ温かなお吸い物。ホワホワに優しく炊かれた冬瓜が良い味を出している。

○お造り

奄美ではお刺身は「酢味噌」でいただくのが普通なのだろうか（謎）。。。

「シビ」（キハダマグロ）、「ウンギャルマツ」「タコ」を酢味噌とレモンでいただくのは

なかなか斬新な試み。。。そろそろ甘いお醤油には飽きていたので美味しくいただけた。

連れは酢味噌の味が強すぎると文句を垂れていたけれど。。。

○野菜と鶏肉の蒸し物

里芋が甘く、そして相当に柔らかな仕上がりで美味しい。

辛子があったら・・・と思ってお願いしたところ、一味が登場した。。。

○油そうめん（油うどん）

そうめんというよりは、うどんという感じの太さが特徴。が、お味はシンプルで美味しい。

ビールと黒糖焼酎2杯をロックでいただいてフィニッシュ！！

飲み過ぎることもなく、お腹もいっぱいになってちょうどよい満腹加減だ。

と、看板娘の「アンマー」（奄美の言葉で「お母さん、おばあちゃんの意」）が挨拶に回ってきた。

「お腹はいっぱいになりましたか？」と優しく尋ねるこの方は、厨房に立って料理を作る

現役バリバリのお母さんだ。御年85歳（驚）。

「食べ物の商売をする店は客にひもじい思いをさせてはならない」という昔からの教えを守り、

此方のお店では「何でもたっぷりと提供する」ことをモットーにしているのだそうだ。

たしかに客はデザートに自家製ドーナツをもらったり、お土産にお料理を包んでもらったりしていた。

お願いすれば厚揚げなどのお代わりも可能らしい。。。

ドーナツ食べてみたかったけど、無念のリタイア（笑）。実際、満腹だったし（笑）。

ドーナツの代わりに、可愛らしい楊枝のお土産をもらった（実は初日に覗いた際にも

別バージョンのセットをいただいている）。一つひとつ手作りしているのだろうなぁ。。。

決して派手さはないけれど、一つひとつのお料理に真心が込められ、

それぞれがまたしみじみと美味しい。。。

3日間、飲み続けた中では此方が一番好きだと思う。

心から満足したこの日は二軒目にも寄らないで、まっすぐにホテルに戻ったのだった（偉っ！！）。

お店外観。（※写真は借り物です）

ごちそうさまでした☆

さて明日はいよいよ最終日。。。

どこへ行こう？？？

続く。。。

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●喜多八

鹿児島県奄美市名瀬入舟町18-30

0997-54-0586

道の島交通バス　入舟バス停　徒歩3分

18:00～22:00

無休

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喜多八 （郷土料理 / 奄美市その他）
夜総合点★★★☆☆ 3.8