「特別展 ポンペイ」@東京国立博物館。
2022年 03月 18日
上野の「東京国立博物館 平成館」で開催されている「特別展 ポンペイ」へ。。。
結構、混み合っていた。
紀元後79年、イタリア・ナポリ近郊のヴェスヴィオ山で大規模な噴火による
火砕流によって、が発生、ローマ帝国の都市ポンペイとその近郊の街は
一瞬のうちに地中に埋もれてしまった。
火山灰で埋没した古代の居住地には、当時の人々の生活空間と家財が
そのまま封印されているという。
そしてポンペイではその謎を解明すべく、18世紀から現在まで今なお発掘が続いているのだそうだ。
数年前に開催された「ポンペイの壁画展」とは違って、今回はモザイク、壁画、工芸品など
ポンペイ遺跡の膨大な遺物を収蔵する「ナポリ国立考古学博物館」が誇る数々の名品が来日する
ということで、はるばると出かけてきた次第。。。
今回の特別展はフラッシュさえ焚かなければ、撮影は自由とのこと。
ポンペイの遺跡といえば、有名なのが石膏像。
死の灰は一気に町を飲み込み、噴火によって命を落とした人々はそのままの姿で灰の中に埋もれ、
肉体が朽ち果てた後もその空洞は残った。その空洞に石膏を流し込む手法で掘り出した像の一つ。
ちょっと怖いけど、、、
サンダルをぬぐ女神ウェヌスを表現した大理石像。
○ブドウ摘みを表わした小アンフォラ(通称「青の壺」)
カメオ・ガラスと呼ばれる技法で制作された容器。紺青色ガラスに白色ガラスを重ねている。
大理石。
書字板と筆を持ち思索にふけるような仕草の女性の肖像。ナポリ国立考古学博物館で最も著名な
肖像の一つ。その知的な美しさから、古代ギリシアの女性詩人、サッフォーという通称名で
呼ばれている。
○テーブル天板(通称「メメント・モリ」)
メメント・モリとは「死ななければならないことを忘れるな」という意味。
死を象徴する髑髏の左に、権力と富を表す笏と紫のマント、右に不幸を示す貧者の持ち物が
描かれたモザイク画。
○炭化したパン
○ユピテル=アンモン形の錘つき竿秤
店先での小売りに使われた。
玄関に敷かれたモザイク画。訪問者に番犬がいることを注意喚起している。
○ナイル川の風景
モザイク画。
○踊るファウヌス
サテュロスとも同一視された牧神ファウヌスの躍動的なブロンズ像。
ブロンズ像。
○ヘプロスを着た女性(通称「踊り子」)
「ボンペイの遺跡」も「ナポリ国立考古学博物館」も両親がイタリアに暮らしていた頃に
訪れたことがあるが、記憶に残っているもの、全くないもの、色々とあって面白く、
また興味深い特別展だった。
東京展は4月3日(日)まで。
その後、京都、宮城、福岡と巡回展示予定とのこと。
2,000年前の古代ローマ文明の文化や歴史を辿るのもなかなか楽しいと思う。
☆☆☆本日のお土産(一部)。
●マグカップ
●炭化したパンのストラップ
したので急遽変更(笑)。せめて2,000円ぐらいだったら買うのに(笑)。
●真珠風のピアス
「エメラルドと真珠母貝」のネックレスに感化されてついつい購入。
なかなかかわいい!
「空也上人と六波羅蜜寺展」が開催されている「国立博物館 本館」。
以前、京都で観たことがあるので此方はパス(此方も事前予約推奨とのこと)。
前にある大きな木は「ユリの木」だそう。。。
本館の裏手は広い庭園になっている。
※前回の「ポンペイの壁画展」の紹介記事は
by forestkoro1015
| 2022-03-18 16:38
| 美術館・展覧会・LIVE
|
Trackback
|
Comments(0)