江戸創業の老舗店で鰻ランチ!!──「竹葉亭 本店」
2022年 03月 03日
久しぶりに銀座に出かけるのだから何か美味しいものを食べよう!
ということで伺ったのが、銀座8丁目にある「竹葉亭 本店」さんだ。
銀座・三越近くにも「銀座店」があるが、せっかくなので本店にお邪魔してみることにした。
明治から昭和にかけて多くの文人たちに愛されたお店が、この「竹葉亭」だ。
戦前には10軒以上の支店があったそうで、永井荷風、夏目漱石、北大路魯山人、斎藤茂吉、
池波正太郎と名だたる人物が通っていたという。
私は読んでいないが、母によると、此方で鰻を食べた某作家(名前は失念!)がタクシーで
自宅に戻ってきた時、「道ばたの木々の葉っぱの一枚一枚がクッキリとキレイに見えた!」
という文章を読んで、たいそう興味を抱いたらしい。
食べた直後にそんなにクリアに見えるはずはないと思うのだけれど、きっとその作家は
それほどまでに美味しい鰻ということを知らしめたかったのだろう(笑)。
中心に、「鯛茶漬け」(2,200円・デザート付)、「幕の内弁当」(2,200円、3,300円)、
「定食」(4,950円)などの比較的リーズナブルなお値段でいただけることから、
界隈のリーマンの方々にも人気のお店のようだ。
もちろん、「鰻会席膳」(11,550円)などのお高い系メニューもある。
予約客は2階のお座敷に通されるようだが、私たちは20席ほどあるテーブル席へ。。。
最初から「鰻丼A」(母)と「鰻丼B」(私)と決めていたので注文は早い。
「A」と「B」の違いは「鰻の大きさ」とのこと。
銘々盆がセットされ
鰻丼「B」登場!!
「A」の写真は取り損なったが、白い陶器の器が使われていた。
山椒(やげん堀!)をかけて早速にいただく。。。
「まいうーーー!!」。。。
とろけるように柔らかくてジューシーかつホワホワの鰻だ。
「これぞ伝統の仕事!」という感じで「蒸し」と「焼き」の技術が生きた
見事な仕上がり具合。。。
ご飯も熱々で炊き加減もちょうど良い。
これは「鰻丼A」も同様で(当たり前!)、母も大感激しながら食べている。
お吸い物は肝をあしらった真丈風。時々、変化していくらしい。
創業以来、継ぎ足して使用しているというタレは若干、辛め(私にとっては・汗)。
江戸前の仕事故のことなのだろうけれど、これだけがちょっと惜しいように感じた。
辛いだのなんだのと言いながら私は完食したが、少し時間が早かったこともあって
母は半分食べたところで箸がとまってしまった。。。
が、そこはさすがの老舗店。「お包みしましょう!」ということで、まるでお弁当のように
キレイに包んでくれた。
蓋オープン!
香の物もお弁当用は異なるのだそうだ。
これは家人用にテイクアウトした「お弁当A」。
少し濃い目に焼かれているように見えるのは気のせいだろうか。。。
江戸時代創業の老舗鰻店というと、「敷居の高さ」を感じてしまわないこともないが、
鰻の値段が高騰している昨今、銀座のど真ん中(新橋寄りだけれど)で、
3,000円というリーズナブルなお値段が輝いて見えるお店だ。
この後は松屋銀座に車を駐めて、「野村万作氏の狂言」を鑑賞に。。。
正直、ノドが乾いたことは言うまでもない(笑)。
ごちそうさまでした☆
●竹葉亭 本店(ちくようてい)
東京都中央区銀座8-14-7
03-3542-0789
都営線・日比谷線東銀座より昭和通りを新橋方面に歩いて10分程度
11:30~14:30
16:30~20:00(L.O.20:00)
日・祝休
120席(椅子席:テーブル20席)
個室有(2人可、4人可、6人可、10~20人可)
テーブル席と、別棟のお座敷あり。
Commented
at 2022-03-03 20:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
forestkoro1015 at 2022-03-04 12:22
saraさま
コメント有難うございます。
横浜そごうにもありましたよねぇ。。。
個室とはすごいなぁ。
私があのフロアにお出かけするのは「シーガーディアンⅢ」ばかりです(笑)。
窓から眺める横浜の夕景がお気に入りです。
コメント有難うございます。
横浜そごうにもありましたよねぇ。。。
個室とはすごいなぁ。
私があのフロアにお出かけするのは「シーガーディアンⅢ」ばかりです(笑)。
窓から眺める横浜の夕景がお気に入りです。
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by forestkoro1015
| 2022-03-03 18:12
| グルメ・都内・日本料理
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Comments(2)