76年目の「原爆の日」。

8月6日、人類史上はじめての原爆が広島に落とされてから、76年目の「原爆の日」を迎えた。

この一年に亡くなった方や死亡が確認された方々の名前が書き加えられ、原爆慰霊碑に納められる

原爆死没者名簿の名前の数は32万8,929名。。。

被爆者の平均年齢は84歳近くとなり、この傷ましい被爆の記憶を次の世代にどのように

伝えていくかが今後の課題となっている。

私がはじめてこの地を訪れたのは小学生の時だった。

見るもの、聞くこと、すべてが恐ろしくて現実のものと思えないほどのすさまじい記憶ばかりだが

「熱さのあまり、ここで人が溶けてしまった！」という解説だけは鮮明に覚えている。

一瞬で人を溶かし、何十万もの人々を焼け焦げにした原爆の脅威は

一言では語り尽くすことができなほどの日本人の悲惨すぎる記憶だ。

2021年1月22日、世界で初めて核兵器を全面的に禁止する「核兵器禁止条約」が発効したが、

唯一の被爆国である日本は、核保有国であるアメリカとの安全保障条約を理由に、

同条約に署名も批准もしていない。

そればかりか、この8月6日という大事な日に拘わらず、今年はオリンピック関連の番組ばかりで

NHKの地上波放送では、「原爆・核・戦争」関連の特集番組が一切放映されないという。

「式典」の生中継はあったが、特番が放送されないのは、1978年以来、43年ぶりの

出来事だという。

ただでさえコロナ関連のニュースが見たいのに、どこのチャンネルもオリンピック、オリンピックで

ウンザリしているところに、NHKまでもが一緒になってオリンピック騒ぎに参加していて

一体、どういうつもりなのだろう。。。

NHK総合が無理なら、NHK教育があるだろう。

何よりも私たちは「高い受信料」を払っているのだ。

なんで見たくもない「オリンピック」を反吐がでるほど押しつけられ、本当に必要としている

コロナ関連のニュースや、後世に伝えていかなければならない「原爆や戦争の悲惨さ」を伝える

ドキュメンタリーなどが切り捨てられてしまうのだろうか。。。

国民は皆、スポーツ好き、スポーツファンだと思ったら大間違いだ。

しかも、つまらなそうな顔で式典に座っていたポンコツ氏は、なんと！！

今朝の式典のスピーチ原稿を「飛ばし読み」（！）してしまったという（呆×∞×∞）。

誰かが書いた下書き原稿を、心を込めて読もうとしないからこんなことになるのだ。

どうせ心の中では、「式典なんてどうでも良い！暑いし、面倒臭い！」とでも思っているのだろう。

「この国の政治のすべての責任をとって、オリンピックを中止し、私は辞職します！」と

書かれていたとしても、おそらくそのまま読んでいたのではないだろうか（大笑）。

そしてさらに驚くことに記者団に対して「オリンピックとコロナは無関係！！」と

言い切ったそうである。

馬鹿もここまで来るともう手がつけられない。暑さのせいで自分が何を言っているのか

わからなくなっているのだろうか。。。○カは死ななければ直らないとはよくいったものだ。

本日、8月6日の西武多摩川線（と鳩）。

鳩は平和の象徴というけれど、ここの鳩は食べてばかりだった。。。