まぼろしのアンドーナツ。──「山口製菓店」@大館


地元・秋田の素材をふんだんに使用して一つひとつの商品を手作りし続けている
昭和38年(1963年)創業の店、それが秋田県大館にある「山口製菓店」だ。
此方の看板商品の一つともいえるのが、「アンドーナツ」(通称「油パン」)である。
まぼろしのアンドーナツ。──「山口製菓店」@大館_d0352022_18261457.jpeg

お取り寄せもできるらしいが、スーパー「三浦屋」でお取り扱いがある(入荷曜日などは要確認!)。
思わず振り返ってしまいそうなほどのノッペリとした円盤形の大きなサイズ、
まぼろしのアンドーナツ。──「山口製菓店」@大館_d0352022_18184215.jpeg
まぼろしのアンドーナツ。──「山口製菓店」@大館_d0352022_18184529.jpeg

「ひぇーーっ!」と思うほどの手に持った時のズッシリ感、中身の色とほとんど被った文字が
読み取れないほどの赤と金色を使ったローカルなパッケージデザイン、
まぼろしのアンドーナツ。──「山口製菓店」@大館_d0352022_18261835.jpg



そして「この大きさで146円!」というリーズナブルなプライスにビックリ!!
元々、アンドーナツは大好物の一つなので、見かけると必ずといって良いほど購入している。


あまりのデカさに計量してみると、なんと!「180グラム!」もある(驚)。
見た感じは油っこさ満点(油パンだし・笑)でくどそうな感じなのだけれど、
一口、頬張ってみると、昔ながらの素朴な感じの甘さのあんこがたっぷりと詰まっていて、
生地部分に染みこんだ油もそんなにくどくない。


モチモチッとした食感でするするっと食べられてしまう、朴訥とした感じの「アンドーナツ」
なのである。
とは言いつつも、180グラムもあるので、小食の私の場合(えっ?)、一気食いはちと難しいかな(笑)。。。


なんでもあん包みも練りも全て手作業で行っているという此方の「アンドーナツ」の餡は、
真夏でも手の切れるような冷たさの地下水と熱伝導率の高い銅釜を使用して
じっくりと練りあげられた最高の状態の自家製餡を使用しているのだという。
しかもパッケージは創業当時のものをそのまま使用とのこと。
他店では真似のできない製法こそが「まぼろしのアンドーナツ」というネーミングの由来なのだそうだ。


どこか懐かしいようなほっこりと優しい味わいの「アンドーナツ」。。。
ちっこくてやたらにお高い今時のスウィーツがもてはやされる時代に逆行するような、
まさに「いぶし銀」的な存在のお菓子でもあるのだけれど、
この素朴かつ懐かしい味わいとボリューム大の組み合わせはおそらく他の追従を許さないとさえ思える
「偉大なアンドーナツ」でもある(笑)。


そんな訳で見かけると買わずにはいられない危険なお品だ。
アンドーナツファンのみならず、甘いものがお好きな方には是非一度トライしていただきたい。




ごちそうさまでした☆




●山口製菓店
秋田県大館市山館字田尻238番地
0186-49-6619
扇田駅から873m
http://www.yamaguchiseika.com/index.htm


名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by forestkoro1015 | 2018-10-16 17:57 | ご当地パン | Trackback | Comments(0)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


by forestkoro1015