大自然の中の公共の宿。──「大子温泉 やみぞホテル」(施設紹介編)   


日本三大名瀑の一つ「袋田の滝」「荒ぶる姿」を散々眺めた後は
車で12分ほど走ってお宿へ。。。
滝周辺にもいくつか温泉宿はあるようだが、今回のお宿は大子町公営の
「大子温泉 やみぞホテル」だ。
楽天トラベルでも「4.4」(21年7月現在)の高いポイントを獲得しているお宿
でもある。

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「やみぞ」・・・、不思議な名前と思ったら、茨城・栃木・福島の3県にまたがる
八溝(やみぞ)山系からの命名だそうで、八溝(やみぞ)山頂上からの眺めは絶景で
登山を楽しむゲストも少なくないという。



ゆったりとしたエントランスの奥には広いロビーが!



お庭は広いグラウンド・ゴルフ場(認定コース)となっていて、
朝から晴れた二日目には朝早くからプレーを楽しむ人たちで賑わっていた
(宿泊客は無料)。
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また、広い体育館も隣接されていて合宿などにもよく利用されているらしい。
木々の向こう側を流れているのは「久慈川」
「天然アユがのぼる100名川」の一つとして有名だが、よく氾濫することでも
知られている一級河川だ。
当日も「警戒レベル3」に相当する「高齢者避難警報」だかがスマホに流れ、
夜10時過ぎに解除となったが、少々、緊張を強いられたりもした。



また2016年に9月に放映された「アド街・奥久慈特集」によると、
此方は以前、昭和天皇が訪れた宿でもあるらしい。
道理で建物は少し古いが、至る所に手が加えられ、清潔感あふれる
居心地の良いお宿となっている。


今回は洋室ツインルームプラン(25平方メートル)を利用。
バスルームもついた広いお部屋だ。
※写真は借り物。

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余談となるが、天皇が訪れるというのは、受け入れる方も大変で、下見が何度も行われ
(下見の度に人数が増えていくらしい)、場所によっては改装などの手も加えられ、
最終的なチェックを受けた後、はじめて訪問のお許しが出るのだそうだ
(以前、某社の仕事をした時、その苦労話を散々聞かされたことがある)。
社名ロゴ入りのヘルメットや帽子などはもってのほか(無地のものであれば
何とか許されるそう)でお手洗いやお着替えの場所なども
一般のものとは明確に区分され、特別に設置されるという。
おそらくこのお宿も例外ではなかったのではないだろうか。。。



少し休憩した後は、1階にある大浴場へ。

※写真は借り物。
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カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉のお湯は、肌を滑らかにする効能があるとされ、
「美人の湯」の異名を持っているそうで、たしかにお湯はなめらか。
温度は若干高めだが、草津温泉などに比べると低め。
せっかくなら露天風呂が欲しいところだが、残念ながら此方にはなかった。


また、秋から冬にかけては大子町名物の「りんご」を湯船に浮かべた
「リンゴ風呂」も有名なのだそうだ。

※写真は借り物。
大自然の中の公共の宿。──「大子温泉 やみぞホテル」(施設紹介編)_d0352022_18363212.jpeg
柚子やオレンジなどはあるけれどりんごを浮かべたお風呂は入ったことがないかも。。。


脱衣場などはなかなか立派で、温泉の奥には広い休憩室(?)がある。

※写真は借り物。
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此方は日帰り入浴も可能で、たまたまお話を伺った地元の方によると、此方の宿は
「お料理が美味しくてオススメ!」とのこと。。。ちょっと楽しみ♪



ロビーにディスプレイされていた硯。
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「奥久慈しゃも」や「久慈川のアユ」、「奥久慈茶」、「奥久慈リンゴ」、
「大子産米」「奥久慈こんにゃく」などと並ぶ大子町の特産品が、
徳川光圀や斉昭も愛用したといわれる「国寿石大子硯」なのだそうだ。
素朴で美しい独特の黒いつやと石紋が特徴。日本名硯のひとつだそう。。。
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長くなったのでお食事編は改めてご紹介しよう。



続く。。。



●「大子温泉 やみぞホテル」
茨城県久慈郡大子町矢田524-2
02957-2-1511
常陸大子駅から2,409m
チェックイン15:00 チェックアウト翌10:00
定http://www.yamizo.com/







by forestkoro1015 | 2021-07-19 15:58 | 旅行・茨城 | Trackback | Comments(0)

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