絶不調のクラシック・フレンチ。(2105再訪)──「奈良ホテル・ディナー編」


●'15年弥生の月:京都・奈良ドライブ紀行 vol.12



奈良の二日目は「聖徳太子」ゆかりの「橘寺」「石舞台」「高松塚古墳」などの
飛鳥周辺をレンタカーで巡る。
春の陽射しはうららかで心地よいのだけれど、どうやら体調を崩してしまったらしく、
まるで食欲がわかない。
イマイチな体調ながらも頑張って観光名所をあちこちと散策。。。
帰りは渋滞に巻き込まれながらも何とかホテルへ。


そして夜はイマイチな体調ながらも、せっかくなので「メインダイニング・三笠」へ。。。
朝の時点ではフレンチのコースをいただくつもりだったのだけれど、
とても食べられそうにないので、とりあえず「コンソメスープ」をセレクト。
ディナーメニューにはないのだけれど、無理をいって朝食メニューの「オムレツ」
作ってもらえないかとお願いしてみる。
スタッフの方は「ちょっと確認してきます!」と一度去り、少したって
「ご用意できます!」と戻ってきた(ほっ!)。


母は食欲のない私に合わせて「ビーフシチュー奈良ホテル風」「グリーンサラダ」
「パン」をアラカルトで。この時はワインの香りをかぐのもしんどかった(笑)。


「コンソメスープ」。
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昨年はコースでいただいて「普通かなぁ!」という感想を抱いたのだけれど、
やはり全体的にお味が濃すぎる印象。
煮詰まっている訳ではないと思うのだけれど、ホテルの「コンソメスープ」というのは
もっと美味しいお品だと思う。
これだったら缶詰でよくある様々な「ホテルコンソメ」の方が断然美味しいように思うのは、
体調のせいだけではないだろう。


続いて「特別オーダー」の「オムレツ」
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此方のオムレツ(パセリオムレツ)は朝の洋定食の顔の一つでもあるはずなのに、
何だろう?はっきりいって全然おいしくない。
フワトロの柔らかなオムレツを連想していたのに、なんだかしっかりと存在感がある。
体調がイマイチで食欲がないから『申し訳ないけれどオムレツを作っていただけますか?』」
とお願いした前半部分のメッセージが途中で抜け落ちてしまったのだろうか?
元気が良いときなら美味しくいただける「しっかり系のオムレツ」は、身体が弱っているときには
あまりうれしくない(汗)。
昨年の豪遊モード(笑)に比べると、格段にトーンダウン。
まぁ、体調を崩した自分がいけないのだけれど。。。


が、あまり芳しくなかったのはどうやら体調のせいだけではなかったらしい。

「ビーフシチュー 奈良ホテル風」といえば、それだけでコースの設定もある
奈良ホテルのウリのお料理の一つだ。
昨年の訪問時から気になっていて、どうしても食べてみたかったお料理でもある。
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そんな訳で今回、アラカルトでお願いしたらしいのだけれど、一口食べた母が
「塩気が強すぎて食べられない」とのこと。
シチュー部分を少しだけなめてみたところ、たしかに相当に濃ゆいような。。。
ありえない話ではあるのだけれど、「(申し訳ないけれど)ミルクで少しだけ薄めてもらえますか?」と
またまた無理なお願い(汗)。
だいぶ経過して再度登場した「ビーフシチュー」はだいぶまろやかになったが、
まだしょっぱかったそうだ。
そしてシチューの中に入っている奈良ホテル風のお肉(れっきとした牛肉)が
相当にかたかったらしい(笑)。
横で眺めていても見るからにかたそう。。。というか、ビーフシチューのお肉が噛み応えがあると
いうのはちょっと意外!!


文句ばかり並べてしまったが、グリーンサラダのアスパラガスとドレッシングは
とても美味しくいただけた(味見してるし!)。


そしてお楽しみのアイスクリーム
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かなり大きくてどっさりとあるのだけれど、いかんせんお味が!!
アイスクリームが好物の母がゆっくりと3分の1ほど食べて、「あげる!」と押しつけてくる(笑)。
普段だったら平らげる私もこの時ばかりは二口ほどでギブアップ。
アイスというよりも氷菓に近い感じで高級感に欠ける。
昨年のベルガモットのシャーベットは美味しかったのになぁ(少量だし!)。


今回と前回の朝食の件に関しては、「朝食編」で触れたが、今年の「洋定食」は昨年よりも
味がイマイチなような印象を抱いた。
そして夕食に関してもコースをいただいた昨年に比べると「???」の感想を抱いたのは、
決して体調が悪かったのがすべての原因ではないような気がする。
まさかコース以外のアラカルトは手抜きするというようなことはないと思うが、
これだったら高い料金を支払って此方でディナーをいただく必要はないかなーと思ってしまった。
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母に言わせると「アンタが作ったビーフシチューの方が100倍美味しい!」とのこと。
以来、ビーフシチューとアイスクリームの話になると、此方の「人生最悪のビーフシチュー」
の話が蒸し返される(笑)。



歴史と伝統を誇るクラシックフレンチのお店に対して、大変失礼な話ではあるのだけれど、
アラカルトのお料理ももう少し丁寧に美味しく提供していただけると嬉しい。


ごちそうさまでした★



お口直しは「飛鳥地方の風景」(笑)。
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※昨年、コース料理をいただいて大変感動した時の紹介記事は





●メインダイニングルーム 三笠 (ミカサ)
奈良県奈良市高畑町1096 奈良ホテル 本館 1F
0742-26-3300
営業時間
7:00~9:30
11:30~15:00
17:30~21:00
無休
http://www.narahotel.co.jp/





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by forestkoro1015 | 2015-06-12 19:10 | 奈良関連 | Trackback | Comments(0)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


by forestkoro1015