早春の飛鳥路。──「橘寺」から「高松塚古墳」へ。

●'15年弥生の月：京都・奈良ドライブ紀行　vol.11

奈良で迎える二日目。

この日は早春の「飛鳥路」を巡ってみることにする。

奈良からノンビリ走って50分ぐらいだろうか。。。

どこか懐かしい里山風景が広がる飛鳥へ。。。

こんなのどかな場所にはるか昔、推古天皇の時代から宮殿が置かれていたとは！！

（しかも100年あまりの間！）と思えるような静かな場所だ。

まずは「橘寺」へ。。。

聖徳太子誕生の地と言われる飛鳥時代建立の古刹。

秋は周辺にヒガンバナが咲き誇るそうだが、この季節はいささか寂しい。

室町時代に建てられた聖徳太子の座像や善悪二つの石などが刻まれた「二面石」など、

見所も色々と揃っているが、境内は基本的に撮影禁止。静か雰囲気のお寺だ。

周囲は古墳だらけだが、「石舞台古墳」へ。。

曽我馬子のお墓と言われている、日本最大級の横穴式石室。

巨石30個を積み上げたというだけあって、近くで見ると圧巻らしいが、ちょっとあまり・・・

なので、少し離れて（笑）。

ちなみに中に入ることもできるらしい。。。

石室の長さは19.1m、玄室は高さ約4.7m、幅約3.5m、奥行き約7.6m。

石の総重量は推定2,300ｔ、古墳最大の巨岩である天井石は、南側が約77ｔ、北側約64ｔも

あるのだそう。。。

作った人たちも大変だったことだろう。。。

続いて「高松塚古墳」へ。。。

藤原京期に築造された終末期古墳。

直径23m（下段）及び18m（上段）、高さ5mの二段式の円墳で、色鮮やかな壁画でも

知られている。教科書などでご覧になった方もいることだろう。

中には入れないが、隣接の壁画館で、古代のロマンを感じることができる。

私たちはレンタカーで巡ったが、限りなくフラットな地形なので、レンタサイクルなどで

巡っても楽しそうだ。

この後は日本最古の仏像「飛鳥大仏」を祀る「飛鳥寺」を訪れ（昔、修学旅行で訪ねた！）、

その後、時間が余ったので吉野方面まで遠征（呆）。

山道をクネクネと上った先にある「金峯山寺」は桜の時期の前の夕方ということもあって

ほとんど人がいなかった。。。

やはり訪問は桜の時期か紅葉の時期がオススメということだろう。。。

さてホテルに戻って夕食だ。。。