悲しい一日(涙)。──「追悼 和泉 宏隆氏」


その悲しいニュースを知ったのは昨日の朝、電車の中でのことだった。
学生時代からずっと聞き続けてきたフュージョンバンド、「T-SQUARE」の元メンバーだった
和泉宏隆氏が26日の月曜日に急性心不全で亡くなったという。。。
62歳。


私がフュージョンサウンドに嵌まる入口となったバンドでもある。
リーダーの安藤さんとフロントマン(サックス・EWI)の伊東さんの次に
バンド在籍歴が長いメンバーだったそうだ。
キーボードとピアノだけでなく、作曲、アレンジや編曲も手がけ、
このバンドの主なバラード曲はほとんど和泉さんのオリジナルだった。


その一方で、「TAKARAJIMA〜宝島」や「OMENS OF LOVE」など、後に吹奏楽でも
有名になる曲を手がけ、多くの青少年たちに音楽を演奏する楽しみを伝えた。


もちろんこれ以外にも数え切れないぐらいの名曲を生み出している。。
「From 03 To 06 (Receivers)」「Cape Light」「Travelers」
「Cry For The Moon」「Mistral」「遠雷」「Merylu」
「Forgotten Saga」「Leave Me Alone」「Twilight In Upper West」
「Rachael」「White Mane」「Midnight Circle」「The Summer Of '68」
「11月の雨」「The Autumn Of '75」「Terra Di Verde」等々
数え上げたらキリがない。。。


まだ和泉さんが在籍していた頃、新譜が出る度に彼の新曲を聴くのが一番の楽しみだった。
スクエアを脱退したあとも、和泉さんの演奏を聴くために小さなライブハウスにも何度か足を運んだ。


私もピアノを長く学んだクチだが、彼の演奏には叶わないといつも思い知らされていたような気がする。
繊細で優しい。そして心に響く音色がそこにはあった。。。


昨日は何も手につかないほど落ち込んでいたけれど、
今の世の中には「You Tube」などという便利なアイテムがある。
その演奏する姿、軽妙な味わいのあるMC、おだやかな語りクチ、何よりもあのステキな演奏を
以前のようにライブ感たっぷりに味わうことができる。。。


和泉さんのサイトのエンディングコピーがまた泣かせる。
「和泉宏隆と和泉宏隆の音楽はいつまでも生き続けます、みなさまとともに。」



今までステキな音楽をどうも有難う。
和泉さんは永遠です!!



写真は、昨日から聞き続けている「A SQUARE SONG BOOK」(すでに廃盤)。
スクエア在籍時の和泉さんが手がけた代表曲を、T-スクエアへのオマージュとして、シンプルな
ピアノ・トリオの形として集大成させた一枚。
数々のヒット曲をまた違うアレンジで楽しむことができる。


悲しい一日(涙)。──「追悼    和泉 宏隆氏」_d0352022_17380886.jpg


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by forestkoro1015 | 2021-04-29 18:21 | 美術館・展覧会・LIVE | Trackback | Comments(0)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


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