訪れた時期も悪かったと思うのだけれど、9月連休中の石垣島のお店は
どこにいっても満席。
人気店なら予約は必須だけれど、居酒屋系だったら何とかなるだろうと
タカを括っていたところ、大誤算(爆)。
行けども行けども「満員ですぅ!」「ごめんなさいねぇ!」と言われるばかり(涙)。
観光客向けオオバコ仕様のお店で「イマイチな時間」を過ごした後は、流れ流れて
此方に辿り着いた(まだ飲むかー・呆)。
観光客があまりいないかなりディープな雰囲気のこの界隈は「18番街」と呼ばれ、
かつては石垣島を代表する歓楽街だったそうだが、今ではスナック風のお店や居酒屋が
ポツポツと並んでいる。
石垣島に入ってからは泡盛ばかりでいい加減飽きていたのだけれど、此方の店頭には
「懐かしい日本酒!」のラベルがベタベタと貼られ、それぞれのボトルもラインナップしている。
そしてメニューにも「築地・中央市場直送の魚」という但し書きが!!
何もはるばると石垣島まで遊びに来て「築地・中央市場直送」でもないと思うのだけれど、
日本酒大好き人間の連れに「里心!」がついてしまったらしい(笑)。
そんな訳で二軒目は此方へ。。。
飛行機の便数がまだ多い沖縄本島ならまだわかるのだけれど、さらに遠くて直行便も少ない
石垣の地で「築地直送」などと聞くとそれだけで感動してしまう(笑)。
日本全国津々浦々、流通網の発達もたいしたものだと思う。
種類はそんなに多くないけれどお魚系は築地や大阪をはじめとした全国から、また、
地元石垣の様々な食材を使った創作料理が揃っていること、泡盛だけでなくて日本酒やワインが
あれこれと揃っていることが此方の特徴の一つだろう。
連れは日本酒(650円〜)、私は泡盛(グラスで350円、1合800円)の白百合からゴー。
お刺身は「アカジ」(たしか)がオススメということでそちらを所望。
さらに「シマラッキョ」「ラフテー」「厚揚げの島らっきょ添え」などをいただくことに。。。
お酒よりも先に登場したのはお通し2種。「ラフテー」のような「豚足」のような柔らかく
煮込まれた「豚肉」と
ピリ辛味に揚げたお肉にもやしがトッピングされたもの。
両者共に「へーー!」と思うほどに美味しい。というか、あまりいただいたことのないローカルな味。
それがまた「白百合」などをはじめとした泡盛とよく合う。
続いて
「アカジ」(たしかそのような名前だったと記憶)のお刺身がやってきた。
たしか九州近海で獲れた魚とスタッフのオネエサンは語っていたような。。。
トロトロに脂がのっていて美味。帰京してからぐぐってみたところ、「きんき」の別名だったらしい。
気づかなかった(汗)。。。干物や煮物でいただくことは多いけれど、お刺身はあまり経験ないかも。
続いては「島らっきょ」。2月に訪れた沖縄本島では「季節じゃないんだよね!」ということで
食べられなかっただけに、しみじみと味わうと実に美味しい。
はるばると石垣まで出掛けてきて良かったという満足感で一杯になる(笑)。
調子にのって「於茂登」を追加(呆)。たっぷりと「島らっきょと玉ねぎ」がトッピングされた
「厚揚げ」とトロトロに仕上がった「ラフテー」を舌鼓を打ちながらいただく。
「島唄」や「沖縄三味線」のBGMはないけれど、地元客たちの話し声が心地よいBGMのような感じ
となって響くローカルな雰囲気のお店だ。
行き当たりばったりでも意外と良いお店に巡り合えるものだ。。。
石垣の夜はまだまだ終わらない(笑)。
ごちそうさまでした☆