1403・早春の京都・奈良散策紀行 vol.11──THE SNOW QUEEN！@「メインダイニングルーム 三笠」（奈良ホテル 朝食編）

関西の迎賓館、「奈良ホテル」で迎える旅の3日目。

朝食は昨晩ディナーを楽しんだ「メインダイニングルーム三笠」でいただく。

窓から眩しい朝陽が差し込む「メインダイニング」はディナータイムとは一転。

スタッフの方々の明るいブルーの制服姿もあるのか、明るく和やかな雰囲気に包まれている。

朝食は「茶がゆ定食」「和定食」「洋定食」の3種類が設定されている。

一泊目の朝食は郷土料理としても有名な「大和の茶がゆ」をいただいてみるべく

「茶がゆ定食」をセレクト。

日常食として奈良の人々に昔から親しまれてきた茶がゆは、それぞれの家庭によって

味や作り方が異なるそうだが、此方の「茶がゆ」は

「香り高い緑茶でさらりと炊き上げている」のが特徴なのだそう。。。

予想していた以上にサラリとした仕上がりで、朝、目覚めたばかりの胃にもスーーっと

馴染んでいくような優しいテイストが心地よい（お代わりもできる）。

焼き魚の「鮭」は温かいし、玉子焼きはほんのりと甘く、焚き合わせの小芋とがんもは

ジュワッと熱い。そしてお味噌汁がとてつもなく美味しい。

さらに香の物には「奈良漬け」が！！奈良といえば「奈良漬け」（笑）。

市内の専門店でも購入したけれど、此方のも美味しかったので、

帰りにホテルの売店で購入することに。。

このように身体に優しい朝御飯だったら毎日いただいても良いかな。。。

「茶がゆ」だったらカロリーも低そうだし（笑）。。。

そんな思いを抱きながら、3日目の「奈良観光」を元気にスタートさせたのだった。。。

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二泊目の朝食。

この日も朝陽が眩しい窓際席に着席。目の前に興福寺を望む絶好のロケーションだ。

この日は、気分を変えて「洋定食」をお願いしてする。

母は再度「茶がゆ定食」を選んだが、お魚やお味噌汁の具がちょっとずつ変わっていた。

連泊の客にこのようなサービスはうれしい。

「洋定食」はプリフィクススタイル。

ジュース、シリアル、卵料理、パン、ソフトドリンクがそれぞれ選べる。

オレンジジュースはすぐに決まったが、シリアルは「コーンフレーク」か「オートミール」の二択。

前者は家でも食べられるので、あまり好きではない「オートミール」にチャレンジ！！

卵料理も「フライド」「ボイルド」「スクランブル」「ポーチド」等、色々選べるようだが、

ここはどうしても食べて見たくて「パセリオムレツ」を所望。

「ハム」か「ベーコン」も選べるがこれは後者を選択。

パンも「トースト」「フレンチトースト」「シナモントースト」「ホットケーキ」と

究極の選択を強いられるが、やっぱり「フレンチトースト」は外せない。

やがて「オレンジジュース」と「オートミール」が登場した。

おそるおそる味見してみると、「えっ、なにこれ、おいしいっ！！」というのが率直な感想。

温かいミルクも添えられているが、コンソメ味が効いた熱々のリゾットという感じで美味しい。

苦手だった「オートミール」の概念が変わった（笑）。。。

続いての「サラダ」には「柚子風味のドレッシングをおかけしてよろしいですか？」と

スタッフの方が尋ねて回っている。他のドレッシングはないようなので、

かけない人は塩胡椒でいただくのだろうか（謎）。

ドレッシングはサッパリした風味でなかなか美味しかった。

そして「パセリオムレツ」と「自家製ベーコン」がやってきた。

大きなオムレツは限りなくフルフルでふっくら。お味は限りなくまろやかで優しい味わい。

パセリが散らしてあるだけなのだけれど、フレッシュな香りを存分に味わえるオムレツだ。

お好みでトマトケチャップをかけていただくのだけれど、個人的には何もつけない方が好み。

このようにフックラと肉厚に形よく焼けるコツをご教示いただきたいものだ（笑）。

そうこうしているうちに「フレンチトースト」の登場となる。

「THE SNOW QUEEN」のように美しい「フレンチトースト」は

実に素晴らしい出来映え！！ハートを射貫かれてしまった（笑）。

トッピングされているのは粉砂糖なのだけれど、しっとりと焼き上げられた

下のトーストはいささかビターな味わい。そこに特製シロップをかけていただくと、

粉砂糖としっとりとしたトースト部分とシロップの甘さが三つどもえとなって

口の中に「極上のハーモニー」が広がっていく。。。うーん、実においしいっ！！

このように素晴らしい「フレンチトースト」と出会えたことも、

今回の旅の収穫の一つだったかもしれない。

そんな訳で、この「フレンチトースト」は「死ぬまでにもう一度食べたい

お品ランキング」のかなり上位に食い込むこととなったのだった（笑）。

他のパンをいただいていないので断言はできないのだけれど、

「フレンチトースト」がお好きな方であるなら、

是非、此方の「フレンチトースト」はかなりのオススメ品であることを書き添えておこう。

朝食の話ばかりになってしまったが、サービスのクオリティはさすがだと思うし、

その100余年の歴史を誇る建物の景観美はもちろん、クラシカルな内装やお部屋の雰囲気も

一見に値するようにも思う。

ちなみに「特別宿泊プラン」として「本館インペリアルスイートルーム」ご利用の

「センチュリー」（1室2名ご利用で500,000円・夕・朝食付き）、

「本館パークサイドツインルーム」ご利用の「あおによし」（1室2名ご利用で150,000円・

夕・朝食付き）等も設定されているのだそうだ。

ごちそうさまでした☆

●メインダイニングルーム 三笠 （ミカサ）

奈良県奈良市高畑町1096 奈良ホテル　本館　１Ｆ

0742-26-3300

営業時間

7:00～9:30

11:30～15:00

17:30～21:00

無休

http://www.narahotel.co.jp/