シャリシャリのスイカ王国。──「尾花沢」(夏の山形ドライブ紀行 vol.11)
2010年 08月 18日
※2010年7月の訪問記事となります。最新情報は施設にお問い合わせ下さい。
「銀山温泉」のある山形・尾花沢市は「夏スイカの生産量日本一」として
全国に知られるエリアだ。
尾花沢市のある村山盆地は、夏期は高温多湿で昼夜の気温の差が大きく、朝晩が涼しいため、
糖度12度前後の美味しいシャリ感のある西瓜を育てることができるのだという。
実は今回の旅のもう一つの秘かな「食の目的」は、この「尾花沢スイカ」にあった(爆)。
というのも、子供の頃からスイカは私の大好物の一つで、「まるでかぶと虫のようだ!」と
笑われながらもスイカにかぶりついている時は至福の時間だったりする(笑)。
今回の訪問時は、さくらんぼの季節が終わりかけた頃でスイカにはまだ早いかと思っていたが、
R13沿いの村山にある「道の駅」で地元JAのスイカ直売に遭遇。
一切れ100円でとてつもなく甘くておいしいスイカに大感激してしまったのだった。
当然、「尾花沢スイカ」にも自ずと期待が高まってしまう。
車が銀山温泉に近づくにつれて、田園風景が広がるロードサイドにポツポツとスイカの直売所が増えてくる。
やったーー!!あたり一面、スイカ畑だ(爆)。
宿の方に「どこのスイカ直売所」がおいしいか聞いてみたところ、大玉はまだ出はじめたところで、
たぶんあまり甘くないかもしれないとのこと。
オススメは「小玉!」という情報をゲットして東京への帰途につく。
あるある。昨日通った道すがらには、やはりスイカの直売所が点在している。
少し走って車が何台か停まっている直売所に車を停めた。
「大玉2個で1,000円」の看板が(驚)。
大玉が1個500円なんて、東京じゃ考えられないお値段だ。
おばあちゃんが試食させてくれた。「大玉」も甘いが「小玉」の方が気持ち、甘みが強いように感じた。
「大玉と小玉、どっちがオススメ?」と聞いてみたところ、
「スイカの味は好みだからねぇ!」とおばあちゃん。うーむ、なかなかの商売上手だ(爆)。
宿の方々の意見も尊重して小玉スイカを3個購入することにした。
1枚目の写真でスイカが3個分なくなっているのは、私のお買い上げ分だ。
お値段は3つで1,000円ポッキリ!!うーーーむ、これもまた信じられないお値段だ。
「おいしいところ、選んでよ!」とお願いしたところ、
「うちのスイカはどれもおいしいからねぇ!」とおばあちゃん。。。やられた(笑)。。。
スイカの選び方は、縞模様がクッキリとして、ツヤが良い物がオススメとのこと。
転がらないようにしっかりと固定して帰ってきて、早速、冷蔵庫に保存。
翌日から1個ずついただく訳だが、このスイカがとても甘くて実においしい。
シャキッとした歯ざわりと、口の中いっぱいに広がるみずみずしい甘さは、
尾花沢を象徴する夏の風物詩の一つだろう。
できることなら、夏の間だけでも尾花沢に住み着いて「スイカ三昧の日々」を過ごしてみたい。
3つの小玉スイカは「あっ!」という間に消化されていってしまった(涙)。
あのおいしいスイカをもう一度いただいてみたい。。。
尾花沢からはるばるとお取り寄せしようかと真剣に悩んでいるところだ。
また、尾花沢のもう一つの名物が、本場の「花笠音頭」なのだそうだ。
毎年8月5〜7日に山形市で開催される「山形花笠祭り」は東北四大祭りの一つとして有名だが、
その祭りで踊られる「花笠踊り」の発祥の地が此方の尾花沢という訳だ。
なんでも、山形市の「花笠踊り」は楚々とした振り付けの女性向けの踊りであるのに対して、
尾花沢の「花笠踊り」は大きな笠を勢いよくダイナミックに廻す「笠廻し」が特徴で、
全身を使う躍動感あふれる踊りなのだそうだ。
笠の振り方にも意味があり、その回し方もまた難しいらしい。
「花笠踊り」といっても、なかなか奥が深もののようだ。
※「夏の山形ドライブ紀行」は今回掲載分で終了となります。長きにわたり、
お付き合いいただきましてどうも有難うございました。
by forestkoro1015
| 2010-08-18 17:30
| 山形関連
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