市内の名所散策!──「山形タウン」(夏の山形ドライブ紀行 vol.8))
2010年 08月 15日
※2010年7月の訪問記事となります。最新情報は各施設にお問い合わせ下さい。
山形市というと、どうしても山寺や蔵王という観光名所に目が向いてしまいがちだが、
江戸時代に最上家57万石の城下町として栄えた山形市内には、
山形の基礎を築いた最上義光の居城跡を整備した「霞城公園」をはじめ、
明治から大正期にかけて建てられた洋館が名所旧跡として残され、当時の雰囲気を偲ばせている。
山形市内は縦横無尽に走り回るのだけれど、何故かゆっくり腰をおちつけて
これらを見学したことがなかったりする(爆)。
という訳で、今回は「冷やしワンタンメン」を食べに出かける道すがら、
急遽、市内散策が楽しめることとなった(但し、ほとんど車窓から・爆)。
大正5年(1916年)に完成した山形県の旧庁舎と旧県会議事堂の2棟から構成される
「山形県郷土館『文翔館』」(重要指定文化財)。
イギリス・ルネサンス様式を用いた重厚な雰囲気の建物は、当時の工法を忠実に復元したもの。
当時の貴重な調度品なども展示されていて見応え十分なのだそうだ。
ちなみに写真に写っている提灯は「花笠祭り」用の飾り付け。
毎年8月5日〜7日に開催される東北四大祭りの一つである「山形花笠祭り」は、
山形の夏を彩る風物詩の一つだ。毎年、この時期は市内も賑やかに飾り付けられるのだという。
霞城公園(山形城址二の丸跡)の最上義光騎馬像。
最上家の祖・斯波兼頼によって現在の位置に築かれた山形城は、
11代城主である最上義光が文禄〜慶長年間に、城下町と共に整備・拡張を行ったものなのだそうだ。
現在は広い公園として整備され、春にはおよそ1,500本の桜が咲き誇る「桜の名所」としても
知られている。
霞城公園内の一角に佇む「山形市郷土館」。
明治11年(1878年)に建てられた県立病院旧斉生館本館は、明治初期における擬洋風建築の傑作と
言われているのだそうだ。館内では郷土の医学や医療、郷土史に関する資料が展示されている。
この他、霞城公園内には山形県の自然や歴史に関する資料を展示する「山形博物館」、
道を挟んで隣接する形で「最上義光記念館」、与謝蕪村や渡辺崋山、
モネやルノワールのフランス印象派の作品コレクションも鑑賞できる「山形美術館」が佇んでいる。
わずかではあったけれど、市内の有名どころをクルクルと車で廻って散策は無事に終了(笑)。
「冷やしワンタンメン」を堪能した後は、楽しい思い出がいっぱい詰まった山形市に別れを告げて
一路、銀山温泉をめざしたのだった。
※「冷やしワンタンメン」を食べたお店の紹介記事は
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by forestkoro1015
| 2010-08-15 18:39
| 山形関連
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