お地蔵さんに会いにプチ・ハイキング!──「夏の蔵王散策」(夏の山形ドライブ紀行 vol.7))


※2010年7月の訪問記事となります。最新情報は各施設にお問い合わせ下さい。



蔵王温泉の「蔵王山麓駅」「蔵王地蔵山頂駅」を結ぶ「蔵王ロープウェイ」は、
蔵王山麓駅~樹氷高原駅間は「山麓線」、樹氷高原駅~蔵王地蔵山頂駅間は「山頂線」として
運行されている。もちろん途中の「樹氷高原駅」で折り返すことも可能(2区間1,400円)だが、
せっかくなので上まで行ってみることにした(4区間2,500円)。


「蔵王山麓駅」]ら約7分ほどで「樹氷高原駅」に到着。
駅のすぐ脇がゆるやかなゲレンデになっていて、夏山リフト(ユートピア)が稼働している。
景色が素晴らしい「いろは沼」に寄っていこうということでちょっと寄り道。。。
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リフトに乗って5分の場所に位置する「観松平」は、「いろは沼」を含めると
徒歩で約2.5kmの初心者向けのハイキングコースだ。
「観松平」という名前の通り、「羽衣の松」「王将の松」「腰掛の松」等、
盆栽の原型といわれる樹齢300年を超す「キタゴヨウマツ」が群生した遊歩道を散策できる。
中でも幹の周りが2.5mと蔵王連峰随一の太さを誇るのが「天竜の松」なのだそうだ。


○羽衣の松
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○腰掛の松
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一方、「いろは沼」は大小数十個の沼(池糖)が点在する貧養湿原で、
目の前に蔵王連峰で最も高い「熊野岳」(1,841m)]の素晴らしい眺望が広がる。
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あたり一面をキンコウカとワタスゲ等の美しい花々が覆いつくしていた。
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秋の紅葉の季節はさらにもっと美しい景色が楽しめそうなエリアだ。
が、冬場はこの沼もすっかりと深い雪に覆われてしまうのだそうだ。


「樹氷高原駅」から山頂線フニテルで標高1,661mの「地蔵山頂駅」へ。
蔵王温泉スキー場の最上部に位置するコースとして知られる「ザンゲ坂コース」のスタート地点であり、
冬場は「ICE MONSTER」として広く海外にまで知られる有名な樹氷地帯も、
この季節は深い緑に覆われている。
なんでも蔵王の樹氷は針葉樹の「アオモリトドマツ」だけが雪と氷に覆われてできる不思議な現象で
他の樹木には一切つかないのだそうだ(驚)。


フニテルから眺めていると、「地蔵山頂駅」に近づくにつれて周囲の木が折れたり、
枝がむきだしになって腐りかけている樹木が増えてくるのに気づいた。
↑の「アオモリトドマツ」が樹氷の雪の重みに耐えきれずに折れたり、
傷ついたりしたものなのだそうだ。大自然の脅威に圧倒されてしまう。。。
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「地蔵山頂駅」からは徒歩で30分位登ると地蔵岳山頂(1,736m)に到達できるらしい。
が、地蔵山頂駅屋上の展望台からも、天気が良い日には飯豊連峰、朝日連峰、吾妻連峰、月山、
遙か遠くに鳥海山を望むことができる。しかし当日はアンラッキーにも少しガスってしまっていた(涙)。


駅を出て少し歩いていくと、災難よけ・諸願成就の「蔵王地蔵尊」が鎮座している。
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山の安全を守ってくれているこの「蔵王地蔵尊」は、約230年前の安永4年に
37年もの長い歳月をかけて建立されたお地蔵さまなのだそうだ。


せっかくなので三宝荒神山(1,703m)頂付近に広がる、自然のままの「蔵王自然植物園」を散策。
1周30分の散策路に広がる穏やかな斜面一帯は高山植物の宝庫で「ハクサンシャクナゲ」
「ザオウアザミ」が咲いていた。
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眼下に広がる蔵王温泉。。。
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毎年12月末〜3月初旬にかけて開催される「蔵王樹氷まつり」のシーズン中には
樹氷のライトアップ鑑賞会も行われ、山頂駅の2階にある無料休憩所から見るライトアップが
とても綺麗で幻想的なのだそうだ。
一度、樹氷なるものを近くで眺めてみたいものだが、その寒さといったらとんでもないものらしい。
寒いのが苦手な私にはやっぱり無理かなぁ(爆)。。。


大自然の芸術、樹氷(ICE MONSTER)(写真は借り物)。
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全く想定外だった「夏の蔵王散策」は結構、楽しかった(笑)。


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by forestkoro1015 | 2010-08-12 14:26 | 山形関連 | Trackback | Comments(0)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


by forestkoro1015