聖域の岬。──「よしが浦温泉 ランプの宿・後編」(冬の北陸ドライブ旅行 その8)

北陸旅行3日目。
能登半島の先端に叩きつけるような波の音で目を覚ました。
この3日間でたぶん一番お天気は良い。
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朝風呂に浸かった後は(岩風呂の上の展望台に上ってみたがメチャ寒い!)、朝食となる。
朝食はテラスのあるお食事処でいただく。空には晴れ間も見えた。
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セッティング。おままごとのようにちょっとずつ色々な品々が並ぶ。
お豆腐は濃厚でやわらかな甘味があった。この界隈で有名な大浜大豆を使用した
「地豆腐」だったのだろうか。。。
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お宿の前で採れたという岩海苔。
そのまま食べても美味しいし、お味噌汁に入れて、あるいはお出汁と絡めても美味しい。
お土産に購入したところ、やはり「お宿のロゴマーク」がついて一つ900円もした。
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焼きたてのふぐの一夜干し
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熱々のご飯とお味噌汁が運ばれてくる。
赤い小皿は温泉卵、ほうれん草のお浸し、がんもどきの煮物、たこの和え物(たしか)と記憶。
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明太子、香の物、梅干し、塩昆布は一口サイズ。
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食後のコーヒーは別料金で600円となるよう。。。


お宿の朝食としては極めてスタンダードな内容と思うけれど、お高いプランの特別室に宿泊された方々も
同じ朝食だとしたらいささか物足りなさが残るかもしれない。。。


チェックアウトは10時。明るいエントランスの写真を撮りたかったが、靴を履く時間も忙しなく
送迎車がスタンバイしている(汗)。女将の丁寧なお見送りを受けて駐車場へ出発。。。
上り坂のスイッチバックも見事な切り返し具合で楽しかった。



駐車場に到着すると、現実の世界に引き戻される(笑)。まるで魔法が解けた後のよう。。。
昨晩の「真冬の夜の夢」を忘れないように写真に収めた。
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まだ10時だし、「GO TO」の地域共通クーボンも使えるということなので、コワいもの見たさで
「青の洞窟」を含む「聖域の岬」(Sanctuary Cape)」を見学していくことにした。
富士山と長野の分杭峠、そして此方の「聖域の岬」は「日本の三代パワースポット」なのだそうだ。
ゼロ磁場で有名な分杭峠は数年前に訪れたことがあるけれど、あまりご利益はなかったような(汗)。

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いくつかコースはあるが、「空中展望台スカイバード」と「青の洞窟」がセットになったチケット
(一人1,500円)を購入(宿泊客は一人500円引きで1,000円となる)。
「青の洞窟」に入るにはヘルメット着用という書き込みをどこかで見かけたが、コロナ禍のせいなのか
ヘルメットは用意されていなかった。


空中展望台(スカイバード)
入口から最も近く、駐車場からもよく見える場所にあるのが此方。
崖から9.5メートルも突き出ているこのビュースポットはちょっと動くと揺れてコワい。
が、たしかに空中に浮遊しているような感覚で絶景を楽しむことはできる。
気持ち、千葉・鋸山の「地獄のぞき」に近い感覚があるかも。。。
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眼下には昨日の「ランプの宿」が!!
なかなかダイナミックな風景が楽しめて、さながら遊園地のアトラクションのようだ(笑)。
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歩いて「やぶ椿の植生林」へ。。。
その前からの眺望がまた素晴らしい。
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やぶ椿原生林を過ぎると「第1ループウォークエリア」
今にも折れそうで折れない1本の木が逞しく立っている。
能登半島の風の強さを象徴するようなスタイルの木だ。
この木の下を通る時に、願い事を唱えると叶う・・・。と言うわけで此方もパワースポットらしい。
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はるか彼方に白い点のように見えるのが、前日、訪れた「禄剛崎灯台」
近いようで結構遠く感じる。
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赤い鳥居を抜けると険しい石段が下まで続いている(汗)。
この先に「青の洞窟」があるらしい。


石段の終点。船着き場のようにも見えるが、ちょっと違うかな。。。
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「青の洞窟」の入口
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中が青い!!
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中はたしかに「洞窟」。。。
壁面には(ありがたい?)仏像のようなものが掘られ、その前には蝋燭を立てる燭台などが置かれて
ちょっとおどろおどろしい雰囲気。。。「ショーワ」チックというか江戸川乱歩の小説に出てきそうな
笑える不気味さがある(大変に失礼!)。
大自然が作り出したのであろう「大きな穴」があって、ここから太陽の光が差し込めば、海水が青く輝いて
「青の洞窟」っぽく見えないことはない(パンフレットにもそのカットは使用されている)。
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が、それでは演出が物足りないと考えたのだろう。「青いライト」で不気味に照らされていた(爆)。
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せっかくの大自然の景観なのに一気にチープ感が増して苦笑いしてしまった。。(笑)。
これで1,500円(私たちは1,000円だったけど)というのは果たしていかがなものだろう(爆)。
沖縄本島にある「青の洞窟」は訪れたことはないが、ナポリのカプリ島にある有名な「青の洞窟」
同じ名前を語ってほしくはない。


しかも「パワーストーン」ということで、波打ち際に転がっている「白い丸い小石」は「お土産」として
自由に持ち帰ることができる。ホームセンターで売られているガーデニング用の小石と似ているが、
よく見ると少しピカピカ感が強い。という訳でいくつか持って帰ってきた(笑)。
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チケット売場の横のお土産センターでは、この小石を入れる用の小袋が売られていた(一つ100円)。
中には「聖域の岬」の解説書と証明書が入っているのだとか。。。


どこかのおじさま(やはり宿泊客らしい)は「大きなパワーストーンを見つけた!!」と大喜びして
リュックにその石(漬物石としては重宝しそうだ!)を大事そうに詰め込んでいた。。。


駐車場まではまた石段をエッチラオッチラと上らなければならなくて疲れ度が倍増(爆)!!


宿泊客でなくても、「聖域の岬」(青の洞窟)はお金さえ払えば見学することができるが、
個人的にはあまりオススメしない。
能登半島の美しい大自然をわざわざ俗物的な金儲けの方向に転換する必要もないと思うのだけれど。。。


ロケーションとサーヴィス(ミスもあったが)のクオリティはさすがのお宿ではあるけれど
やはり予約がなかなか取れないという特別室離れのお部屋のお部屋に宿泊しないと
本当の意味での此方の素晴らしさは伝わりにくいかもしれない。
何よりも全体に「金の匂い」(笑)を感じてしまったのも事実。。。


「聖域の岬」(青の洞窟)が無料で見学できたら、あるいは、見ないで帰ってきていたら
もう少し感動の度合いは大きかったかもしれない。
お宿も含めて、若い方々にはよろしいのかもしれないが、いい年をした方々にはあまり。。。

連れに散々馬鹿にされたことは言うまでもない。
いいじゃない、一度行ってみたかったんだからっ(笑)!!



お世話になりました!!




●ランプの宿
石川県珠洲市三崎町寺家10-11-2
0768-86-8000
http://www.lampnoyado.co.jp/


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by forestkoro1015 | 2021-01-24 15:22 | 石川関連 | Trackback | Comments(0)

美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


by forestkoro1015