0:34 武蔵小金井行き。   

終電の時間が早まるという話は少し前から出ていたが、
コロナの影響で前倒しになるのだそうだ。


終電といえば、飲み会の帰りによくお世話になったが、
その前の若い時期は仕事が終わらなくて半分泣きながらよくお世話になっていた(遠い目)。
当時、勤めていた某代理店は本郷にあって、
水道橋12:34発がおうちに帰ることができる最終の中央線だった。
この電車に乗ると最寄り駅に着くのが1:15。
とても遅い時間だが、若い頃はそれが当たり前と思って毎日を過ごしていた。
もっと酷い時は終電に乗れない(仕事が終わらない)ため、
車で通勤していた(3時過ぎぐらいに仕事を終えて明け方に帰るのが当たり前の生活だった)。
たぶん若いからできていたと思うけれど、今、考えるとありえない生活だ。
そのあと、12:41発の三鷹行きがあるのだけれど、タクシー乗り場にダッシュする
人々が多くてよく挫折したものだ(皆さん、本気でダッシュする・笑)。


12:34発の各駅の武蔵小金井行きは割と空いていて、大体座る席が決まっていた。
水道橋からでも余裕で座ることができた。
飯田橋か市ヶ谷か忘れたのだけれど、毎晩、決まったように乗ってきて一緒になるキレイな女性がいた。
今、思うとたぶん「ウォーターフロント系」(お水系)。。。
少しやつれた顔にきれいな化粧が浮いていたように記憶している。


それでも覚えているのが彼女の冷たさ(肌の)
彼女は決まったように私の隣に座るのだけれど、その肌の冷たいことといったら!!!
ヒンヤリとしてマジに「ドキッ!」とするぐらいの冷たさなのだった。
もしかしたらとても冷たい冷房がきいているお店にいたからかもしれないのだけれど、
今でも彼女のあの「肌の異常な冷たさ」は記憶の底に染みこんでいる。
もしかしてこの世の人ではなかったのかと思うぐらいに。。。


中央線の終電というと、色々とツラい思い出はあるはずなのに(ダッシュしてようやく間に合ったとか
間に合わなかったとか・笑)、何故か一番記憶の底にあるのが、彼女の「肌の冷たさ」だったりする。


今でも時々思い出す。
あのキレイな彼女は果たしてこの世の人だったのだろうか。。。
夜更けにあの肌の冷たさを思い出して、ゾクッと鳥肌がたってしまう気弱な自分が情けない(笑)。




写真は隣の畑。
霜柱がたって異様に寒い。
彼女の肌の冷たさよりは暖かいと思うのだけれど。。。

0:34 武蔵小金井行き。_d0352022_22202973.jpg

by forestkoro1015 | 2021-01-15 22:22 | 雑感 | Trackback | Comments(0)

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