近江町市場で前菜!!──「忠村水産 小売部」(冬の北陸ドライブ旅行 その1)
2021年 01月 11日
「冬の金沢と能登に行こう!」と壮大な計画を立てたまでは良かったのだけれど
真牡蠣の旬は10月〜4月ということで、Rがつく月が美味しいといわれるように、冬の間が一番美味しく
そのプランは12月の低気圧に見事に吹き飛ばされた。
この連休中も北陸では大雪が降り、福井・富山を中心とした北陸道に立ち往生している車のニュースを
見るたびに、自分たちの時は「まだ序の口に過ぎなかったのね!」とため息をついている。
よく無事に帰ってこられたものだ(汗)。
小松から飛行機で北陸入りしたのだけれど、当日も朝から低気圧による強風だかで
チェックインギリギリまで「天候調査中」の表示が出ていた。
まぁ、この前の米子と違って、羽田空港にいる限りは自宅に戻れるので特に心配はない。
あーだこーだと心配しているうちに、飛行機は無事に飛び立ったが、小松上空では風を避けて
何度か旋回していた模様。。。
なんとか到着した小松でレンタカーを借りて走り出す。
この日は冬の「永平寺」を経て「恐竜博物館」を見学し、夕方に金沢入りするはずが
「永平寺」に向かって走っている途中で雪が降り出した。
それもチラチラ降る雪ではなくて、ワイパーを全開にしても前が見えないぐらいのドカ雪だ。
高速を使えば良かったのだけれど、「山中温泉」を通っていこうということで山の中の県道39号を
走ったのが悪かったらしい。
「あっ!」という間にあたりは真っ白になり、スタッドレスは履いていてもこのままいくとスタックしそうだ(汗)。
戻れなくなったら困るし、遭難したらもっと困る!!
すべての予定をキャンセルしてUターン!!少し早いのだけれど、金沢まで行けば何とかなるだろうと
北陸自動車道の入口(一番近いのは加賀インター)をめざすことにした。
県道よりも国道や高速道路の方が除雪車が頻繁に通っているようで積もっている雪も少ない。
それでも景色を楽しむでもなく(唯一、鬼のように荒れ狂った日本海を横目に見ながら)
金沢までほうほうの体で辿り着いたのだった。
およそ1年10ヶ月ぶりの金沢は冷たい雨。。。
雪でないだけマシだけれど、とにかく寒い。。。
近江町のパーキングに車を駐め、市場内をウロウロ彷徨う。
お正月前ということもあり、どこのお店の店頭にも立派なカニ(!)と数の子の箱が並ぶ。
思わず財布の紐が緩みそうになるが、まだ初日なので何も買えない。
羽田を出てから何も食べてないし(機内でコーヒーは飲んだが)、お腹も空いた。
頭の中にはもう「海鮮丼」という文字しか浮かんでいない(笑)が、市場内の人気店はどこも長蛇の列だ。
と、目の前に並んでいる生牡蠣(真牡蠣)に吸い寄せられてしまった(呆)。
一つ600円!!
その場で食べられるということで、店前にはポン酢やお醤油、割り箸、お手拭きの類が用意され
いわゆる「スタンディング状態」で皆さん、美味しそうに頬張っている。
という訳で、私たちも「参戦!!」。
お兄さんが殻付きの牡蠣から身を取り出して発泡スチロールのトレイにのせてくれる。
いただける時期なのだそうだ。見た目の通り、濃厚&クリーミーでほんのりと甘いのが特徴。
何もつけなくてもチュルルンと優しい口当たりでお腹の中に収まっていく。。。
先ほど山中温泉界隈でレンタカーごと「雪だるま」になりかけた疲れがほどけていく美味しさだ。
思わず日本酒が欲しくなるが、ジャンケンで負けたので我慢(笑)。
卵たっぷりのボタン海老にもそそられたのだけれど、お腹が一杯になると海鮮丼が食べられなくなる
(まだ食べる気満々!)ので、泣く泣くあきらめた。
そういえば10年ほど前にやはり近江町市場を訪れ、その時は「岩牡蠣」を食べたことを思い出した(訪問は7月)。
今回の「真牡蠣」も美味しかったけれど、あの時の「岩牡蠣」の方が一回りぐらい大きかったような。。。
石川県能登産の岩牡蠣は真牡蠣よりも大きく、プリプリッとしていて味も真牡蠣より濃厚なのだそうだ。
まぁ、今回の「金沢一食目」として「美味しい真牡蠣」が食べられたので良いことにしよう。
さて、お昼はどこで食べようかな。。。
ごちそうさまでした☆
※近江町市場で夏に「岩牡蠣」を食べた時の訪問記事は
●忠村水産 小売部
石川県金沢市青草町15
076-232-0333
8:00~17:30
祝日休
http://tadamurasuisan-kouribu.amsstudio.jp/
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