「L活用形！」の武蔵野うどん。──「涼太郎」@所沢

この日は雨の中、所沢までお出かけ（お仕事）。

早々に仕事を終わらせ、食べログ百名店（うどん部門）の一つ

「武蔵野 伝統の味　涼太郎」さんを訪問してみることにした。

「武蔵野うどん」とは、東京北西部の多摩エリアから埼玉西部にかけて広がる

武蔵野台地で古くから食べられてきたうどんのことで、武蔵野台地で生産される小麦粉を使用し、

一般的なうどんよりも太く、やや茶色っぽい色をしている。

割とコシが強く、ワイルドな感じの食感が特徴だろうか。。。

多摩エリアに暮らす我が家周辺にも「武蔵野うどん」のお店は点在しているが、

個人的には讃岐うどんや稲庭うどんの方が好きなのであまり利用したことはない。

が、せっかく所沢に出かけることだし、思いきって訪問を思い立った。

所沢駅から少し離れた場所にお店はある（駅から徒歩で数分）。

パーキングは此方。

が、すでに満車。周辺にコインPはたくさんあるので問題はない。

お昼前の店内は6割の入り。

イタリアチックなディスプレイ（メニューも！）もあって小洒落た雰囲気のかわいらしいお店だ。

メニューを前にしばし悩む（笑）。

「L」（3玉）から6L（8玉）まで並ぶサイズは「うどんのボリューム」のこと。

ちなみに「L」（3玉）は「（小学生ぐらいの）子供さんを想定」なのだそう（難しい・汗）。

「女性なら『3L』がオススメ！」とのことなので、「きのこつけめんセット『3L』」

（味玉とサラダがついて880円）を頼もうとすると、「お肉が入ってないわよ、大丈夫？」と

聞かれる（汗）。そうか、此方ではお肉入り（肉汁）がデフォルトらしい（難しい・汗）。。。

メニューをひっくり返して「肉汁付メニュー」を眺める。

「肉汁」だけでは寂しいので「人気メニュー！」という「ミックスつけめん」（3L・830円）を

お願いしようとすると「天ぷらがついている場合は（女性は）『LL』（790円）

で充分！」とのこと。

ここに至るまで難しくて苦労したが、ようやく注文が決まった（嬉）。

オーダーが難しかったのであまり深く考えなかったが、「ミックスつけめん」は、

「肉汁+天ぷら+のり」のセットだ。メニューの写真は実物とちょっと違った（汗）。

勢いよく天ぷらを揚げる音が目の前の厨房から響いてくる。

「お待たせしましたーっ！！」と目の前に置かれたお盆を見て目が「・」状態に（笑）。

「ミックスつけめん」（LL・790円）。

LLサイズの武蔵野うどん　のり付。

デフォルトの肉汁。

ビッグな野菜天。

武蔵野うどんはお店の方のアドバイスに従って「LL」にしておいて正解だった。

実際、そんなに「ボリュームが多い」とは思わなかった。

が、玉ねぎを主体とした野菜の天ぷらがお皿からはみ出しそうなほどに大きい（汗）。

たぶん玉ねぎもこの界隈で採れたものなのだろう。甘くて熱々で程よい揚げ加減。。。

油も新鮮で胃もたれすることもない。が、食べても、食べても、減らない（汗）。

そして肉汁。豚肉が5〜6枚入った此方のツユにうどんを浸していただく。

肉うどんを食べているような感覚もあるが、いかんせん、お出汁がちと辛い（私にとっては）。

この豚肉入りのお出汁に天ぷらをくぐらせ、うどんをモグモグいただくという訳だ。

いやー、天ぷらもそうだけれ、豚肉も加えると、かなりカロリー過多だ（汗）。

が、此方の武蔵野うどんはコシがあって力強い食感の武蔵野うどん特有の特徴を持ちながらも、

やや洗練された優しい味わいの武蔵野うどんだった。

以前、食べた某店の武蔵野うどんはボソボソした食感であまり美味しいと思えなかったし。

この後、ランチタイムで混み合ってくるのだけれど、人気のオーダーは肉汁の3Lと4Lだった。

また、このご時世、テイクアウトのオーダーも少なくなかった模様。。。

近くにあったらたまに食べたくなる味の「武蔵野うどん」のお店だった。

ハードルが高い「L活用形」も覚えたし（笑）、

機会があったら「カレー」か「イタリアンメニュー」にチャレンジしてみたい。

ごちそうさまでした☆

お店前は茶畑が広がる懐かしい風景。。。

●武蔵野 伝統の味 涼太郎 （りょうたろう）

埼玉県所沢市くすのき台3-14-4

04-2993-8877

11:00～14:45　麺切れ御免

月曜休

27席（テーブル席４人×３、座敷席４人×２、カウンター７席）

駐車場：少し離れた場所に3台分