ディープな街のヘレカツサンド。──「グリル梵 本店」
2020年 11月 03日
大騒ぎしていた大阪都構想も二度の住民投票を経て、ようやく決着がついた。
地下1階から地上5階まである高さ108メートルの展望塔だ。
店前にかかる「本日貸切」の文字。が、すでに15時を回っているのに、店内にはランチの客だろうか。
4切れまで食べて、二切れは母に進呈するつもりだったのに、何故か一切れしか残らなかった
今回の大阪でもずいぶん選挙カーを見かけた記憶が。。。
さて、大阪・堺にある世界遺産「百舌鳥古墳群」を見物した後は、
「新世界・通天閣」方面へ足を伸ばしてみることにした。
その目的は通天閣の近くにある「グリル梵 本店」の「ヘレカツサンド」だ。
東京・銀座にも「グリル梵」の支店はあるけれど、どうせだったら歴史ある本店で調理された
「ヘレカツサンド」が食べてみたい。
そんな訳で天王寺方面からテクテク歩いてアクセスしてみることにした。
「あびこ筋」から「動物園前駅」の手前を右折してJRのガードをくぐると
限りなく「ショーワ」な雰囲気のアーケード商店街が続いている。
そう、これが有名な「ジャンジャン横丁」だ。
右にも左にも「串カツ」のお店がひしめいている。
なんとなくディープすぎる雰囲気(!)で、一見客はちと立ち寄りにくい雰囲気も
(決してそんなことはないのだろうけれども)。
アーケードを抜けて歩いていくと、新世界のランドマークの「通天閣」が!!
入場料は800円だったかな。
通天閣の脇(下)を抜けてさらに奥の路地に「グリル梵 本店」は佇んでいた。
70年以上の歴史を誇るお店の店内はどことなくレトロな雰囲気。。。
食べている人が数名。。。
テイクアウトをお願いすると「30分ほどお時間を頂戴しますが、それでよろしかったら!」とのこと。。。
せっかくはるばる本店を訪問したのにあきらめる訳にはいかない。
仕方がないので「通天閣」界隈や「ジャンジャン横丁」界隈をブラブラと散策。
「天王寺動物園」の入口やディープな映画館「新世界国際劇場」前まで歩いてしまった。
30分が経過した頃にまたお店を訪ねる。
と、すでに「ヘレカツサンド」は包装紙にキレイに包まれ、紙袋に収まっていた。
最初は「ハーフサイズで十分かな」と思っていたのだけれど、
「軽い揚げ感が特徴なので女性の方でも6切れ召し上がれますよ!」というお店の方のアドバイスに
従ってフルサイズを購入(1,940円)。
まだホカホカと温かく芳ばしい香りが鼻腔をくすぐる紙袋を抱えて、天王寺動物園の脇を歩いて
ホテルへと戻る。
途中、またまた隣のデパ地下で今度は日本酒をゲット(呆)。ビールはすでに冷蔵庫に入っている。
オープン!
ちと赤身がかったお肉と、程よく上がった分厚いカツが軽くトーストしたパンにサンド
されている。我慢できずに、夢中で一切れ目にかぶりつく。「まいうー!!」。。。
ガッツリとした見かけとは裏腹に、カリカリの衣に包まれた柔らかなお肉は
思いのほかにライトで優しい味わい。
揚げられたお肉とパンとソースが三位一体となって絶妙の美味しさを醸し出す。
お店の方がおっしゃるように「ライトな感じの食感」なので、いくらでも食べられそうな感じの
「カツサンド」だ。
と、一切れ目を食べ終えたところで辛子の存在に気づいた(遅)。
この辛子が少し甘辛い味わいで「カツサンド」の美味しさをさらに際立たせる。
はるばると大阪・新世界の本店まで買いに来た甲斐があった!!
と、二切れ目、三切れ目のカツサンドに手を伸ばしながら、しみじみと思ったのだった。
(彼女はどこかに出かけていたので早い者勝ちということで・笑)。
ちなみに大阪では牛の「ヒレ肉」のことを「ヘレ」と呼ぶことからの「ヘレカツサンド」
というネーミングであるらしい。
テイクアウトの場合は、事前に電話でお願いしておくと待たされることがないそう。。。
大阪・新世界のディープなエリアは初めて訪れたが、なかなか味わい深くて面白い街だった。
ごちそうさまでした☆
※おまけ:反対側(グリル梵側)から眺めた通天閣。
●グリル梵 (ボン)
大阪府大阪市浪速区恵美須東1-17-17
06-6632-3765
12:00~14:00
17:00~20:00
毎月6・16・26日 休
http://www.grill-bon.com/
by forestkoro1015
| 2020-11-03 15:30
| 大阪関連
|
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