先人たちの知恵。──「日本橋木屋」
2020年 01月 10日
毎日愛用している「ゆきひら鍋」の柄にガタが来ている。
二つの「ゆきひら鍋」を交互、あるいは同時に使ってきたが
柄の部分は「木製」ということもあってガタが来やすい。
以前は柄の部分が古くなって「スポン!」と抜けてしまって
だましだまし使っていたのだけれど
「危ないから!」という理由で泣く泣くお別れをした。
今回も捨てることになるのか。。。
ネットで検索をかけると修理してくれるところもなくはない。
が、やはりネットの時代は違う!!
「日本橋木屋」の「ゆきひら鍋」はお店に持って行けば修理してくれる!!
という記事を見つけた(嬉)。
この4月に創業228年を迎える老舗の此方はやはり今時のお店とはコンセプトが違う。
少々お高いお品たちではあるが、手に馴染んだ本当に良い品々を
長く使ってほしいという造り手の想いに満ちあふれたお店だ。
木屋ブランドの証しは此方。
昔は「なんのしるしだろう?」と思いながら使っていたが、これこそがブランドマーク。
このマークこそがブランドのブランドたる所以なのだろう。
決してお安くはないが、よその似たような「ゆきひら鍋」とは明らかに使い勝手が異なる。
という訳で、日本橋コレド室町にある本店に持ち込む。
都内のデパートにも支店はあるけれど「お預かり」になるそう。。。
本店では場合にもよるが即日対応可能とのこと。。。
時間にして20分ぐらいだろうか。。。
三越でお買い物をしている間に携帯が鳴り、無事に「柄」は新しいものになって戻ってきた。
しかもお値段は「柄」のお代の330円也。
DIYが得意な人なら、柄だけ購入して自分で取り付けることも可能なのだそうだ。
さすがにそれは無理なのでお願いしたのだけれど。。。
ちなみに「木屋ブランド」の包丁も研いでもらえるらしい(1,500円ぐらい)。
せっかく本店に行くのなら包丁も研いでくれば・・・と
母から声がかかったが、「木屋マーク」がついた包丁が見当たらない(汗)。
「今日はお鍋だけにしておく!」と出かけた私の目に、いつも使っている「團十郎」の包丁が
ズラリと並んでいる光景が飛び込んできた。
「えっ?これってそうなの???」
「コスミック團十郎」というこの包丁、切れ味も鋭く、とても気に入っている。
が、そんなにお高いお品だったとは、はじめて知った(汗)。
「木屋マークついてないし!」と思ったら、裏側にクッキリと「木屋」と入っていた(汗)。
時々、デパートに研ぎにもっていっていたけれど、これからはこの「團十郎」に敬意を表して
日本橋のお店まで研ぎにつれていこうと思う。
毎日使うものだから大切にしたい。。。
先人たちの知恵に学ぶことは少なくない。。。
それにしても日本橋、我が家からだと遠い(笑)。。。
モノを大切に使っていくのもユルくない。。。
by forestkoro1015
| 2020-01-10 22:16
| プロフェッショナル
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