凜とした鯖寿し。──「鯖街道 花折」(初夏の京都への旅 その11)
2019年 07月 07日
出町ふたばの「豆餅」をぶら下げ、「ウイスキー山崎」を肩にかけ、
分厚くツヤツヤに光った「京鯖寿し」と「京炙り寿し」の盛り合わせだ。
このお椀も何とも言えない美味しさ♪ 汗が一気に引いていく!!
鯖の身をほぐしたものを赤味噌と白味噌で味付けして。。。(店頭で売られている)。
賀茂川をテクテクとわたって辿り着いたのが「鯖街道 花折 下鴨店」さんだ。
「これより若狭十八里」の文字が、若狭の「鯖」への想いをさらに募らせる。。。
「鯖寿し」の通販のお取り扱いもある此方は、伊勢丹や高島屋の京都関連の催事の常連店でもある。
催事で購入して何度かいただいたことがあるが、
あるレビュアーさんの此方への熱い想いが籠もったレビューを拝読して以来、
「いつか京都のお店で食べてみたい!!」と、私の中での課題店となった。
あれから幾年月。。。ついに念願のお店にやってきた次第。。。
あちこち寄り道したので半端な時間帯だが、通し営業がうれしいお店だ。
お願いしたのは「花折膳」(1,620円)。
課題店訪問を祝して「とりビー」もつける(呆)。だって暑かったし!!
この日、初めてのアルコールが心地良く身体に染みてくる。。。
「花折膳」登場。
鯖寿しあっぷ。
ツバキに見立てた赤いアクセントは生姜の甘酢漬け(ガリ)。
お椀には甘鯛と茗荷。
小鉢は刺身こんにゃく(イカに見えないこともない・笑)。
思わず日本酒が欲しくなる(オイオイ!!)。。。
さて鯖寿しをいただいてみよう。。。
しっとりと滑らかな鯖はほんのりと甘く、酢の感じが思っていたほど強くなくて上品なテイスト。
口の中に入れるとほのかに立ち上ってくる酢加減がまたたおやかだ。
そしてご飯が美味しい!というか、鯖との相性もバッチリ!!
昆布も含めてそれぞれに互いを引き立て合う素材を用いて作り上げた完成された鯖寿しなのだ。
「これこれ・・・!!」という感じで、思わず笑顔になってしまう。。。
都内の催事で購入した此方の鯖寿しとは全くの別物(実際にそう感じた!)!!
「はるばると京都のお店を訪れて本当によかった!!」としみじみと思えるほどに
「若狭の粋」を感じさせる凜とした「鯖寿し」だった。
鯖寿しと炙り鯖寿しを交互にいただいてみたけれど、双方共に甲乙つけがたいお味。
が、好みでいうなら、やはり「鯖寿し」の方が好きかなぁ。。。
あまりに美味しかったので、家族のお土産用にテイクアウトすることにした。
お持ち帰り用詰め合わせは1,250円(税込)。
東京まで持って帰ってきた「鯖寿し詰め合わせ」。
一つ食べてみたけれど、お店で食べたお品よりも酢加減が少し強いような。。。
実際、「美味しいけど、酢が強い!」という意見も!!
やはり京都の賀茂川のほとりにあるお店で食べる此方の「鯖寿し」に勝るものはない。
京都に出かけたらリピートしたいお店がまた一つ増えてしまった(笑)。
あまりに美味しかったのでコンデジの写真もアップ!!
賀茂川のせせらぎ。。。
ごちそうさまでした☆
●鯖街道 花折 下鴨店 (はなおれ)
京都府京都市左京区下鴨宮崎町121
075-712-5245
[食事]10:00~16:00(LO15:45)
[販売]9:00~18:00
水曜休
16席(4名テーブル席×3席(12名) カウンター席(2~4席))
http://www.hanaore.co.jp/
by forestkoro1015
| 2019-07-07 01:04
| 京都関連
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