楽しい説法。──「鈴虫寺(華厳寺)」(初夏の京都への旅 その9)
2019年 07月 04日
西芳寺(苔寺)を訪れたら、是非、セットで訪れたいのが、
階段を上っていくと、長い行列ができている。
お菓子でも笑いを取るとは、まさにプロ級の話し手だ(笑)。
なので、お詣りするときには購入したお守りをお地蔵さまから見えるように持ち、自分の住所、
すぐ近くにある「鈴虫寺」(妙徳山 華厳寺)だ。
一年中、鈴虫が鳴いていること、また一人一つの願い事を叶えてくれることでも
知られている(特に恋愛成就の願いが叶うことが多いのだそう)。
西芳寺を含めた嵐山・松尾周辺の散策に適しているのは、やはり6月の梅雨の時期とのこと。
周辺の新緑が深まって独特の雰囲気を醸し出している。
時間にして30分近く待たされただろうか。。。
前の回の人たちが少しずつ降りてきて、行列は少しずつ動き始める。
まずは大広間に通されて、お茶とお菓子をいただきつつ、鈴虫の鳴き声をBGMに
和尚さんの説法を聞く。「説法」と聞くとなんだか身構えてしまうが、
この鈴虫寺の説法は、喩えは悪いのだけれど、漫才か落語を聞いているようで、
とても面白い。抱腹絶倒というが、笑い転げている人多数。。。リピーターが
多いというのもよくわかる説法だ。
お守りの御利益やお地蔵さんへのお詣りの仕方、お礼参りの仕方などについて
細かくレクチャー。話はおよそ30〜40分という感じだろうか。。。
この有難い説法を聞き、一人一つの願い事をお願いするために、皆、階段に並ぶのだそう。
この日は平日だったのでそれほどでもなかったが、5月の連休の頃はすさまじい行列だったらしい。
お茶菓子は此方(紅白の包みがある)の落雁。
此方のお地蔵さまは「わらじ」を履いている。
何故かというと、参拝者の願いを一つひとつ叶えるために、参拝者の家を訪れるからだそうだ。
氏名、電話番号を忘れずに伝えなければならない。
そして此方のお守りは家にしまっておくのではなく、常に肌身離さず身につけておかないと
お地蔵さまの御利益は薄れてしまうのだそうだ。
和尚さんの話によると、お守りは自分と神様をつなぐ大切なものということなのだそうだ。
お地蔵様にお詣りした後は、またバスに乗って京都駅方面へ引き返す。
せっかくなので嵐山の「渡月橋」で途中下車。
桂川の涼やかな風に吹かれる。。。
前回はレンタカー、今回の行きはバスで渡った橋をはじめて歩いて渡る。。。
今回はお天気も良くて気持ち良かった。。。
■鈴虫寺(妙徳山 華厳寺)
京都府京都市西京区松室地家町31
TEL:075-381-3830
FAX:075-381-3841
開門9時 最終受付16時30分 閉門17時
http://www.suzutera.or.jp
by forestkoro1015
| 2019-07-04 17:17
| 京都関連
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