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美味しかったもの、楽しかったこと、旅の思い出などを徒然にご紹介します。


by forestkoro1015
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「長谷川劇場」。【1207再訪】──「神保町傳」


【「食べログ」レビュー投稿分からの転載となります!】

【'12年9月13日のレビュー('12年7月訪問)】


おいしい店、再訪したい店は多々あるのだけれど、訪れる度に「意表をつかれる店」はあまりないと思う。
その一つが、現在、食べログ・東京エリアで第一位の座に君臨する此方だ(('12年9月現在)。
たまたま7月は2回(しかも2週続けて)訪問する機会に恵まれた。

1回目はお友だちレビュアーの方々とのオフ会。カウンターで6名並びは私も初めてだったが、
楽しくてステキなお料理と全国津々浦々のお酒で観客を魅了する「長谷川劇場」には1ミリのブレもない。
スタート時はいささか緊張気味だったお友だちも、次々と繰り出される
「傳マジック」にすっかりと寛いだ様子でおしゃべりに華を咲かせていた。
しかも、最後は七夕用の短冊に一人ずつ願い事を書き込むというお楽しみイベント付き。
此方の素晴らしい料理の数々もそうなのだけれど、訪れる人々の心を捉えて離さない
「引力」のようなものがあるとしたら、それはきっと彼らの卓越したホスピタリティの賜物だろう。
とにかく「お客様を喜ばせたい」「お客様の笑顔が見たい」。。。
その、一途な想いにあふれているお店なのだ。


翌週2回目の訪問は、若干、メンバーの入替はあったものの、いつものメンバーによる定例会。
「入れ歯のアイス」等、ありえないネタを仕込んでくるので、かなり気合いをいれて臨んだのだけれど、
この日は「おとなしすぎる印象」。粛々とお料理やお酒が登場し、静かな時間が刻々と流れていく。

■当日いただいたお料理は下記の通り。
1.焼き茄子と帆立 冬瓜の餡
2.クリームコロッケ カボチャのツル
白いトウモロコシとミルク、すだちを葛で練り空気感を含ませて仕上げたフワフワ感が特徴。
バターを使用していないのでくどくない。
3.黒ムツの焼き物
二日間寝かせたという肉厚&フルフル黒ムツ
4.甘鯛と大根のポン酢和え
5.鮎パン、鮎の干物、鮎パテ
6.スペシャリテのサラダ
7.鱧のお椀 玉葱
8.吉牛弁当、お漬物、お味噌汁
9.こけのティラミス(枯れ葉に注目っ!)

■当日いただいたアルコール。
1.とりビー
2.上喜元 酒和地「しゅわっち」純米吟醸 活性にごり
3.豊盃 純米吟醸 豊盃米

フワフワ&熱々の「クリームコロッケ」、フルフルの「黒ムツ」もおいしかったのだけれど、
この日、私が最も感動したのが「鮎パテ」。「鮎パン」(鮎のバゲットのリエット)は
1週間前にたっぷりといただいていたのだけれど、この「鮎パテ」はこれだけで
お酒のアテになりそうなほろ苦さがたまらない一品。
お皿の上からなくなってしまうのが名残惜しかった(笑)。
「鱧のお椀」も完璧なおいしさ。。。


と、少し焦げ臭いような香りが漂ってきた。。。厨房内がざわついている。
釜で炊かれている私たちの御飯に何かあったらしい。一番弟子の望月さんが釜を覗き、
御飯担当のスタッフが隅で叱られている。
そして「申し訳ありませんっ!本日、お出しするはずの御飯が私どものミスで
お出しできなくなりましたっ。大至急、用意させますのでしばらくお待ちください!」
と頭を下げる長谷川さん。。。
そして「何、ボーッと突っ立っているんだっ!お前たちもお詫びしないかっ」と店内に怒声が飛ぶ。。。
「シーン」と静まり返った店内に気まずい空気が流れていく。。。

そこに、サービス担当の女性スタッフが息を切らして走り込んできた。
手に4つ、ビニール袋をぶら下げている。
そして「今夜のご飯は大変申し訳ありませんが、吉野家の牛丼で勘弁してくださいっ!!」と頭を下げる。
一同、呆然。。。
まさか、ミシュラン二つ星獲得店で、〆の御飯を焦がして、その代わりが「吉牛」???
頭の中では理解できるのだけれど、目の前で起こっていること自体が「キツネにつままれた気分」だ。
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「このまま持って帰る?」と誰かが言い出すと、「この場で一口でも味わっていただければ。。。
ほんの私どものお詫びの気持ちですので。。。」と長谷川さん。。。
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そして蓋を開けたメンバーが叫んだ。「うっそーーーっ!!やられたーーーーっ!!」。。。
そう、吉野家の容器に入っているものの、紛れもなく中身は此方の「エアーズロック御飯」
(宮崎牛のロース(ともさんかく)を新玉葱とヤングコーンで炊きあげた御飯)だ。
ご丁寧に毒々しい赤い色の紅生姜まで添えられている(爆)。
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もう、ここまでくると完敗。清々しいまでに打ちのめされた気分で
「吉野家」容器入りの「極上のステーキ御飯」をいただいたのだった。
このステーキ御飯、実は1週間前にもいただいているのだけれど、今回は感動の度合いが違った(笑)。
しかもメンバーの一人の分は御味御汁まで吉野家の紙コップに入っているという念の入れよう。


この日、この時の「吉野家御飯」のために、数日前から打ち合わせを重ね、
当日は何度もリハーサルをして、この時の本番に備えたのだという(呆)。
しかも、前半のあの、不気味な静けさまでもが計算されたものだったとはっ!
まさに「劇団『傳』」にまんまと嵌められてしまった(笑)。

ちなみに吉野家の容器はスタッフの一人が、このためだけにお昼御飯を食べに吉野家に通い、
お願いして分けてもらったものとのこと(驚)。
いくらネタ仕込みのためとはいえ、すごい根性だと思う。
そして肝心の真っ黒に焦げた御飯は、スタッフの賄い用の古代米の黒米を炊いたものとのことで
焦げている訳ではない。少し味見させてもらったのだけれど、餅米みたいな食感でほんのりと甘くておいしかった。
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「入れ歯のアイス」同様、たぶん他のお客様にはこのような茶目っ気たっぷりの
「仕込みサプライズ」はないはず(なかなか楽しいのだけれど・笑)だけれど、
定例会におけるネタ合戦は毎回、格段に進化を遂げてきている。
が、こんなにハードルを上げてしまってよいのだろうか。。。いささか心配な気持ちがない訳でもない。
と言いつつ、9月の定例会が数日後に迫っている(笑)
今回はどのようなネタで私たちを迎えてくれるのだろうか。超たのしみ~っ(呆)!!!



※「神保町傳」の訪問記は



by forestkoro1015 | 2012-09-13 22:30 | グルメ・都内・日本料理 | Comments(0)