冬に舞う「天女の羽衣」。(1802再訪)──「鍵善良房 四条本店」
2018年 02月 21日
「松尾大社」でお酒の神様にお詣りした後は、阪急電鉄嵐山線で四条へ。。。
江戸期から続く「鍵膳」を代表する銘菓とのことで、優しい口溶けが特徴。。。
「冷たいくずきり」と器は一緒なのだけれど、湯気が立っているくずきりははじめての体験!!
此方も観光客でごった返していた。。。
夜は宴会予定(!)なのでお昼はあっさりと「おしるこ」でもいただこうと
「鍵善良房 四条本店」をめざすことにした。
四条もやはり雨。アーケードは傘を差して歩く観光客で混雑している(汗)。
が、四条本店の喫茶コーナーは別世界。
落ち着いた佇まいの中に、凜とした独特の空気感が漂っている。
冬季限定の「おしるこ」を食べようと思っていたら、「温かいくずきり」(1,000円)という
限定メニューが目に入った。
大原三千院の「初午 大根炊き」といい、此方の「温かいくずきり」といい、今回の京都はよく限定品に
遭遇する。という訳でお願いしてみることにした。
お茶と一緒に登場するのは「菊寿糖」。
「菊」の模様がとても可愛らしい御菓子だ。が、「菊寿」というと、私の場合、誠に失礼ながら
同じ名前を持つ学生時代のバイト先のワンコ(お座敷犬の狆)を思い出してしまう(笑)。
何の脈絡もないのだけれど。。。
そしてお待ちかねの「温かいくずきり」が運ばれてきた。
蓋オープン!!
ちとおうどんチックな感じがしないでもないのだけれど、食べ方は「温」も「冷」も共通だ。
「冷たいくずきり」の場合は、白蜜か黒蜜のいずれかが選べるのだけれど、「温かいくずきり」は
「黒蜜」のみの設定。。。
「冷」がツルリとしたのど越しが楽しめるのに対して、「温」は比較的に「まったり」とした味わい。
「温かいくずきり」にほどよく黒蜜がからんで、ジンワリとした温もりが一口ごとに染みてくる・・・
というイメージだろうか。。。
「冷」は器に氷が浮かんでいるせいか、比較的にくずきり1本が長いが、「温」は比較的に短め。
というか、どうしても切れやすい傾向にある。まぁ、もとはくずだし。。。
「冷」も美味しいのだけれど、冬のこの季節にいただく「温かいくずきり」も趣きがある
お味で美味しかった。さすがにこの季節に「冷」はツラいし(笑)。
京都の「天女の羽衣」は美味しくいただいたのだけれど、この後に訪れた滋賀県長浜・余呉にある
日本最古の羽衣伝説で有名な「衣掛柳」(高さ10メートル)は昨秋の台風21号による強風の影響で
根っこから折れてしまったのだそうだ。。。
この後は目と鼻のさきにある「八坂神社」へ。。。
※前回訪問時の記事は
●鍵善良房 四条本店 (かぎぜんよしふさ)
京都府京都市東山区祇園町北側264
075-561-1818
[菓子販売]
9:00~18:00
[喫茶]
9:30~18:00 (L.O.17:45)
月曜休 (祝日の場合は翌日)
http://www.kagizen.co.jp/
1726年オープン
鍵善良房 四条本店 (甘味処 / 祇園四条駅、河原町駅、三条京阪駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9
by forestkoro1015
| 2018-02-21 01:29
| 京都関連
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