蟹づくしナイト。──「裳香庵」@奥伊根温泉(伊根の旅 その4)   

伊根のお宿は伊根から少し走った先の奥伊根温泉の別荘地に佇む「裳香庵」さんです。
ナビに行き先をセットしたはずが、どうしても辿り着くことができません(汗)。
「泊」(とまり)の海水浴場の看板の前から電話をすると車で迎えに来てくれます。
「泊」の海水浴場は穏やかで静かな場所でした。。。
入り江となっているので子供でも安全に泳げる穴場の海水浴場でもあるらしいです。
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この日は女将さんが私用で東京にお出かけということで、スタッフのいしくらさんが
面倒を見てくれました。
いしくらさんの車に先導されてお宿に到着。道を隔てて、本館と別館に分かれたお宿です。
此方は本館
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車はお宿の前に駐めます。端に寄せようとしたら「落っこちるで。もっと真ん中に駐めた方がええ!」
といしくらさん(汗)。
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此方は向かい側にある別館。平屋に見えますが、二階建てのお洒落な別荘です。
この日の宿泊はなんと!!私一人とのこと(汗)。しかも広い別館を貸切です!!
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中はウッディなロッジ風
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天井が高いのが特徴でしょうか。。。バーカウンターなぞもあります。
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デッキのベランダなどもありますが、窓の外は畑。ちと寂しい!
でも、ヌクヌクのおこたは嬉しい!
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ウェルカムドリンクと栗のお菓子。椿が嬉しいですね。
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別館にお風呂やキッチンもありますが、お風呂(温泉)とお食事は本館へ。
此方は本館。別館よりも広々とした造り。。。
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奥伊根温泉、お湯がとても良かったですぅ。。。温泉好きの私も大感激!!
別荘仕様にしてはお風呂がとても広いのも特徴でしょう。
もちろん朝風呂も楽しむことができます。
お食事はお座敷の掘りごたつでいただきます。


さてさて「蟹尽くしナイト」のスタートです(笑)。
此方では「1.5杯分の松葉ガニ」がいただけるということで、気合いを入れてやってきた次第です。
じゃーん、今宵のお料理です。こんなに食べられるのかしらん(汗)。
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食前酒をいただいて蟹のお刺身からゴー!甘くてとろけそうな蟹です。
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「お刺身を食べ終わったら、炭を用意して蟹を焼くで!」といしくらさん。
うーむ、お刺身だけで満腹になってしまいそうな(汗)。
お魚は地元・伊根であがった皮はぎ、いか、そしてぶりだそうです。伊根はぶりの産地として有名ですし、
皮はぎは弾力があってプリプリッ!!いかは蟹以上に甘くて、こちらもとろけそうです。
お酒(京の春)が進む、進む(呆)。が、飲みすぎると蟹まで届かないのてセーブします。
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お刺身を8割方食べ終えたところで、いしくらさんが煌々と火が入った七輪を運んできます。
今宵焼かれるのはこの人。もとい、この蟹。
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「焼きすぎると美味しくない!ちょうど良い火加減が大事!」といいながら、いしくらさんは
横に付きっきりで次々と蟹を火にのせていきます。
こんな感じで焼き上がるのですが、いささか煽られる感じでモリモリと平らげていきます。
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客は私一人なので、いしくらさんも話し相手ができてちょうど良かったのでしょう。
兄弟の話(10人姉弟の下から二番目!)、息子さんが中国の人と結婚してお孫さん二人と暮らしていること、
結婚式も含めて中国に3回も出かけたこと等々、蟹一杯を焼く間に話すことは尽きません。
その間、私は蟹と格闘している訳ですが(笑)。


これは鍋セットです。焼き蟹を食べ終えるとガスコンロに鍋が用意されます。
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いしくらさんの話は此方の女将さんと出会った頃の話に。。。
畑でたまたま出会って、10年前から此方を手伝うようになったのだそうです。
女将さん、それまでは一人で此方を切り盛りされていたそう。。。相当な苦労人の女将さんのようです。


これは蟹の甲羅に玉子(とお酒)をいれてグラタン風にしたもの。。。メチャクチャ美味しい。
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蟹鍋をいただいた後はお雑炊に!いしくらさんがトロトロのお雑炊に仕上げてくれます。
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美味しいですねぇ。。。満腹なのですが、思わずお代わり!!
それでも到底、すべてを食べ切ることはできないのでした(汗)。
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お米が美味しいのも美味しいお雑炊の要素なのですね。
本当は「蟹の天ぷら」も登場するらしかったのですが、とても食べられそうにないので、
その分の蟹はお鍋に入れてもらいました。
「蟹蟹づくし」をいただいて、もうしばらく「蟹」と「海鮮」は食べたくない気分(爆)。
こんな贅沢な気分を味わってよいのでしょうか。。。
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蟹を食べて満腹になった後は一人、寂しく別館に戻ります。周辺が静かすぎるので、
テレビの音を大きくしないと、怖いぐらいです。
「誰も来ないから鍵をかけんでもええよ!」と言われましたが、それはさすがに怖い(汗)。
しかも、この夜は風の音が強すぎてなかなか寝付くことができませんでした(汗)。
なお、母屋との連絡はすべて「携帯電話」です(笑)。
いしくらさんとすっかり「TEL友」になってしまいました(笑)



さて翌朝。再び母屋で朝食です。
女将さんが自ら山で採ってきて作ったという「蕗の薹の和え物」「三つ葉のお浸し」
「山菜の佃煮」がとても美味しい!
大きくて甘いかぼちゃ、目玉焼きなど、素朴で温かな感じのメニューが並びます。
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そしてご飯とお味噌汁の熱くて美味しいこと!基本ですよね!
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お米はいしくらさんが自ら作っているお米なのだそう。。。
さすがにお代わりはしませんでしたが、「おにぎりもっていきなさるか?」といしくらさん。
そして大きなおにぎりを一つ作って持たせてくれました(あと、はっさくも!)。
帰りの新幹線の中でいただきましたが、ハートが籠もった実に美味しいおにぎりでした♪

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今回、女将さんにお会いすることはできませんでしたが、館内には女将さんの手による絵画や書、
お花がたくさん飾ってありました。
また伊根を訪れることがあったら、今度は女将さんがいらっしゃる時に是非、再訪してみたいお宿です。
お世話になりました。 & ごちそうさまでした!!




■裳香庵(しょうかあん)
〒626-0413 京都府与謝郡伊根町泊12-8
TEL:0772-32-0507
FAX:0721-56-4802
https://shoukaan.jimdo.com

裳香庵旅館 / 伊根町その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.8


by forestkoro1015 | 2017-03-10 01:28 | 旅行・京都 | Trackback | Comments(0)

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